以前、ここで「 『中国東方航空』を利用されたことはありますか」というタイトルで質問させていただいた者です。先日、上海経由で大阪からバンクーバーに戻ってきました。いろいろ教えていただいたので、実際にどうだったかを、報告させていただきたいと思います。どなたかの参考になれば幸いです。
http://bbs.jpcanada.com/log/16/22459.html
さて結果ですが、全体的な印象としては、機材・サービスを含め、全然問題ありませんでした。
機材は新しく、パーソナルテレビもついていて、映画も全部で93本ありました(日本のものも数本ありましたが、やはり中国系のものが多かったです)。トイレも何の問題もなく綺麗でした。
東方中国航空さんには申し訳ないですが、実はサービスは悪いのではないか?と思っていたのですが、フタを開けてみると、JALには及ばないまでも、エアカナダのような北米的サービスに比べるとアジア的な感じで、フライトアテンダントの人も綺麗な人が多く笑顔も多く驚きました。また一番最初に私が中国語を話さないと判ると、きちんと覚えていて、それからは私には必ず英語で対応してくれたりなど、当然かもしれませんが、期待度が低かったので(笑)驚きました。
機内食は、私は食べられれば良いという人間なのであまり参考にならないかもしれませんが、私はJALのより好きかもしれないです。ただ飲み物の数はかなり少なかったです。インド人が多いせいか、ベジタリアンなどの食事リクエストをしている人が結構いるようで、そのあたりもCAがきちんと個別対応していました。
個人的な印象ですが、JALと提携したこともあり(JALとのコードシェア便になってました)ここ数年でJALに追いつけ追い越せ的にサービスとイメージの向上に努めているのではないかと思います。中国、結構やるな。。。。という印象です。
客層は中国人が最多で、次にインド系という感じで、日本人はほとんどいなかったように思いますが、中国人といっても、リッチモンドなんかで良く見かけるタイプの人たちで、マナーにもついても違和感はなかったです(帰りにたまたま後ろに座っていたインド人の一家が少し騒がしかったですが‥)
上海での乗り継ぎが一番不安でしたが、かなり簡単になっていました。
どうやら今年の春から、同日の国際線乗り継ぎで、目的地までスルーチェックインした人は、通常の入国審査を受ける必要がなくなったようです。飛行機を降りてまっすぐ歩いてゆくと、入国する人のゲートと、乗り継ぎする人に分岐するところがあって、乗り継ぎには「Transfer check-in」という大きなサインが出ています。その列に並んで、乗り継ぎ便のチケット・パスポート・預かり荷物のステッカーを出すだけで、何も記入する必要もなく、終わりでした。その次にもう一度荷物のセキュリティチェックがあります。床に矢印などが書いてあり、結構わかりやすかったです。昔はわかりにくかったという話なので、ここにきて一気に改善したのではないかと思います。
上海空港では、無料のWIFIで暇つぶしをするぐらいで、あまり面白いところはありませんでした。為替の関係もあるのか、そこで売っているものの値段は高い印象がありました。
上海から関空の便はパーソナルテレビこそついていませんでしたが、比較的シートも大きく、日本人クルー&日本語アナウンスもあり、快適でした。
またバンクーバーの入国時にも、経由便だから何か質問されることは、今回はありませんでした(余談ですが、最近はカナダ人・移民の入国審査のデフォルトは機械なのですね!人間相手に入国すると思って、渡航理由などを頭で英語を組み立てていたのに拍子抜けでした(笑))
結論から言うと、数時間長いフライトを我慢するだけで数万円節約できるなら、リピートもありかな?という感じです。ただ私はいつも一人旅なので、お子さんのおられる方についてはJALのほうがいいかもしれません(私が乗った便はあまり小さな子供を見かけなかったので、どれだけヘルプがありそうかは判りませんでした)。
いろいろ教えていただいてありがとうございました。
参考にしていただければ幸いです。