日本の領土である尖閣諸島や大陸棚ガス田を中国は着々と侵略し始めている。抗議をすれば超超超超超超身勝手な屁理屈で恫喝してくる。
なんたる超エゴの中国人!
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050414ig90.htm
日本が自国の海底資源を確保する姿勢を示したのは、主権国家として当然のことだ。
政府は、東シナ海の日中中間線の日本側海域に広がるガス田の試掘権を民間会社に与える手続きに入った。中国による一方的なガス田開発に対抗するのが目的である。
中国は、日中中間線付近の中国側海域で「春暁」「断橋」両ガス田の開発を進めている。今夏にも操業を始める。
日本は、日中中間線の日本側海域で海底探査を行い、両ガス田が日本側に大きく広がっていることを確認した。このままでは日本側の資源を吸い取られてしまうため、開発中止とデータ提供を求めてきたが、中国は応じてこなかった。
ガス層などの詳細なデータを入手するため、政府は試掘実施へ向け、速やかに必要な手続きを進めてもらいたい。
東シナ海では、日中間で排他的経済水域(EEZ)や大陸棚の境界が、画定していない。
日本はいわゆる「距離基準」に基づいて、両国沿岸から等距離の中間線を境界とすべきだ、との立場だ。中国は「大陸棚自然延長論」を根拠に、日本固有の領土の尖閣諸島も含む沖縄周辺までが中国側だ、と主張している。
しかし、中国は現に、ベトナムとの紛争海域の境界画定の際、事実上、「距離基準」に沿って問題を解決している。
日本が試掘の手続きに着手したことに対し、中国は「中国の権益と国際関係のルールに対する重大な挑発だ」と非難した。これはまったく筋が通らない。
日本側の再三の中止要請にも耳を貸さず、開発を進める中国こそ、国際ルールに反しているのは明らかである。
国連海洋法条約には、係争海域について「関係国は最終的な合意への到達を危うくし又は妨げないためにあらゆる努力を払う」とある。
日本は、中間線の日本側での民間企業の試掘権申請を約40年も留保してきた。過剰な対中配慮や事なかれ主義で、試掘を先送りしてきた面もあった。
だが、いま春暁ガス田などの操業を黙って見過ごせば、中国側の主張する境界線を容認することにもつながる。
実際の試掘では、政府は作業船の安全確保に万全を期さなければならない。海底探査の際にも、中国軍艦が日中中間線付近を航行し、探査船をけん制した。
民主党は海保巡視船による警備などを柱とした法案の骨子をまとめた。自民党も同様の法案を検討している。与野党一致して法整備を急がねばならない。
日中外相会談で日本は、ガス田開発中止を改めて強く中国に求めるべきだ。