文は1960年に現在の妻韓鶴子(1944年生れ)と三度目 の結婚をしました。韓鶴子との間には12人の子がいます。その 長男が文孝進(ムン・ヒョウジン)です。彼は信者の娘である洪蘭淑(ホン・ナンスク)と結婚しましたが、洪は孝進の虐待に耐えかねて逃げ離婚しました。1998年秋洪は In the Shadow of the Moons (日本では「わが父文鮮明」)という手記を書いています。この文孝進は麻薬、暴行などの非行が重なったため、文鮮明の後継候補は三男の文顕進(ムン・ヒョンジン)になりました。顕進の妻は文鮮明の右腕と言われる郭錠(カク・チョンハン)の娘です。
勧誘活動の最大の問題は、統一協会(統一教会)いや宗教であることさえかくしてビデオセンターに通わせ、先祖の因縁や将来の不幸、霊界で永遠に地獄で苦しむなどの不安をあおってやめられなくしていく手口です。統一協会(統一教会)に反対する家族をサタンと決めつけて家庭を崩壊させ、24時間文鮮明のために働くロボットにしていくのです。勧誘の窓口は自己啓発センターだと嘘をついて市民を誘い込むビデオセンターが中心です。これが全国に数百ケ所あります。また、世界平和女性連合や世界平和統一家庭連合の外、天地正教という別の宗教法人、韓日人協会、野の花会、カトレア会など偽装の団体名での勧誘もします。PLA(Pure Love Alliance)、SFP(Service for Peace)などの名称で新純潔キャンペーンや自称ボランティアをして若者や主婦を引き付けようともしています。
アメリカのワシントン・タイムズは統一教会の資金で運営されているタカ派の新聞です。アメリカのブッシュ前大統領は、世界平和女性連合が統一協会(統一教会)のダミー団体だと知りながら、日本の集会で講演したり、アメリカに来た信者たちに挨拶しています。息子が Washington Times の応援を受けて大統領になることを希望したのでしょうか。ブッシュⅡ世はそのブレーンにも統一協会(統一教会)信者をかかえていると報じられています。その外カナダのマルルーニ前首相やインドネシアのワヒド元大統領など、引退した元政治家や二流の文化人、言論人が時々統一協会(統一教会)の宣伝塔になります。