「○hope that節」はOKですが、「×hope人to do」はありません
http://www.wako.ac.jp/bungaku/teachers/nomura/nomura019.html より引用します。
(1)以下のア〜ケの英文の中から文法的に正しいものを全て選べ。
ア.I want a new car.
イ.I want you to stay here.
ウ.I want that you will stay here.
エ.I hope his recovery.
オ.I hope you to pass the examination.
カ.I hope that you will pass the examination.
キ.I wish a new car.
ク.I wish you to come with me.
ケ.I wish I could speak French.
(答)ア、イ、カ、ク、ケ
want, hope, wishは願望を表すという点で似ていますが、その使い方が異なるので整理して覚えて起きましょう。アのwantが「〜が欲しい」という意味で直接目的語を取る例は中学で最初に習った用法なので問題ないでしょう。イはwantの大事な5文型の使い方で、「○want人to do」で「人にdoして欲しい」という意味になります。しかし、同じ意味を「×want that節」では表せません。よって、ウはダメです。
次にhopeですが、hopeはいきなり直接目的語を取れません。よって、エはバツです。これを正しく言うためには、○I hope for his recovery.のように前置詞forが必要です。hopeが5文型とthat節を取るかどうかはちょうどwantと逆で、「○hope that節」はOKですが、「×hope人to do」はありません。よって、カはOKですが、オはダメです。(実は、さっきの直接目的語と同じで、forを入れて、「○hope for人to do」とすればOKになります。得意な人は覚えておきましょう。苦手な人はwantと逆だということをまず覚えましょう。)
最後にwishです。まず、wishはhope同様、いきなり直接目的語が来るのは(普通は)おかしいので、キは×です。wishが直接目的語を取るためには、hope同様、forが必要です(ただ、その場合、車などではなく、簡単には手に入らないようなものが目的語に来ると思います)。(それから、得意な人のために言うと、wishは二重目的語として、「○wish人 物(〜のために…を祈る)」という形ならOKです。例えば、みんなが歌で聞いたことがあるWe wish you a Merry Christmas.などはその例です。)次に、「○wish人to do」はwant同様OKなので、クは文法的です。そして、wishはhope同様、that節が取れるのですが、大きく違うのは、「I hope that節」は「実現可能な希望を表す」のに対し、wishは普通、thatを省略して、「I wish 仮定法」という形で、「実現不可能な願望を表す」ということです((例)I wish I could fly.(飛べたらなあ))。
要点のみをまとめると以下のようになります。しっかり覚えておきましょう。
①want…○直接目的語、○want人to do、×want that節
②hope---×直接目的語(cf. hope for〜)、×hope人to do、hope that節(実現可能な希望)
③wish---×直接目的語(cf. wish for〜)、○wish人to do、I wish 仮定法(実現不可能な願望)