カナダに移民していますが、諸事情で日本に永久帰国を考えています。

疑問点①
そこで、日本帰国後に、必要な時期にＲＲＳＰを日本から引き出した場合、カナダ国外からの引き出しということでカナダで２５％一律に税金をひかれるという解釈をしていますが、これは正しいでしょうか。

②
そして、その引き出し時期というのが、お金が必要になり定年まで待てず普通に働いているときに重なった場合、自分のその年の日本での収入は、給与の所得にこのＲＲＳＰで引き出したお金が上乗せされた額となりダブルで所得税がひかれるのでしょうか。

③
また、定年なり無職の時に引き出した場合でもそれはその年の所得となり日本でも収入として報告し、なんらかの税金がかかってくるのでしょうか。

④
配偶者プログラムでもＲＲＳＰを購入しているのですが、帰国後妻が私の在職中、私の扶養となっている場合、その時期にＲＲＳＰをおろすとそれは収入となり妻は扶養からはずさなければいけなくなるのでしょうか。

カナダの税法というよりは日本の税法上の問題だと思いますが、少しでも何かご存知の方、教えていただけませんか。
帰国するとなるとなにかとまとまったお金が必要となってくるだろうと思い、カナダでの財産を整理しようとしているところです。（貯金もすべてこちらのものなので、どうやってお金を動かすか本当に頭が痛いです。）

よろしくお願いいたします。

日本の税法だけですが判る範囲ですと。

まず、RRSPは日加社会保障協定の適用範囲外のようです。拠って帰国後の課税範囲は全世界収入に対しての課税となりますので、RRSP枠であるからその間は税の繰り越しが出来るという利点はなくなります。

・カナダ国内にある預貯金の利子及びファンドの益に関してはサラリーマンで源泉徴収の方は年間20万以上に上る場合確定申告をする義務が発生します。また自営の方は20万のお目こぼしが無い為所得に載せる事になります。


①カナダの税法扱いなのでわかりかねます

②引き出しの時期と言うよりも（源泉か否かや利子や売却益の額に拠って変わりますが）基本は毎年申告する必要が出てきます。
その上で税額が変わるかどうかは基礎控除や色々なファクターにより変わりますので現在の状況では判りかねます。

③カナダの場合はRRSPに関しては引出し時に所得に乗せますが、日本在住になると毎年増えた分（または減った分）を所得に＋or−しますのでそれまでに申告していれば特に税金が引き出し時に掛かる事はありません。（これは青色申告をした場合です）

④奥さんのRRSP枠を日本の税務当局がどの様に判断するかわかりませんが（贈与扱いになる可能性もあります）毎年38万以下の収入（利子や益）であるならば配偶者控除になりますので納税義務は発生しません。
ただし、年金制度（130万以下の3号被保険者）や健康保険制度（市町村毎に変わる被扶養者）はこの限りではありませんのでご注意ください。

要はカナダで既に稼いだ金をおろす事には日本で税金は掛かりません、ただしRRSPなどで日本に引っ越した後にRRSP内にある資金が増えたり減ったりした金額に対しては申告義務が立場（自営か否か）や金額（サラリーマンでも年20万以下か否か）によって発生します。

高額であるならば日本に送金した時点で税務署からお尋ねが来ますのできちんとした形で説得できるように書類や履歴を残しておく方が宜しいと思います。
面倒ですが頑張ってください。