日本の医学生です。
解決されたようですので、些事かとは思いますが、pap smear testについて。
日本では子宮頚癌細胞診と呼ばれるものです。子宮頸がんの発見が可能というとちょっと違います。正しく言えば「可能性があるかどうか判断することが可能」です。
スメアをスライドグラスに採って、顕微鏡で細胞を観察するわけですが、悪性の背景がありそうな細胞かどうかで日本ではI〜Ⅴにクラス分類されます。日本の分類では、classⅢB、Ⅳ、Ⅴ(中等度〜高度異形成)は組織診での再検査が必要とされます。組織診では、子宮の組織を一部円錐形に切り取ってくるので、侵襲性は高くなります。これを子宮円錐切除術といいます。
が、初期の癌であれば、その部分を切り取ることが検査でもあり、治療でもある、というちょっと変わった検査です。
なので、まとめると、子宮頸がんの細胞診を受けられて異常な可能性があったら、組織診(いわゆる精密検査)になることもある、ということです。所変われば、なので、カナダには別の細胞診の分類があるのかもしれませんが、日本の産婦人科ではそんな感じです。勉強不足ですみません。
クラミジア、HPV(パピローマウイルス)などは、子宮頚がんのリスクを高めることで有名なので、もしsmeat test検査されるときは一緒にオーダーされたほうがよろしいかと思います。
子宮頸がんについて↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%90%E5%AE%AE%E9%A0%B8%E7%99%8C#.E8.A8.BA.E6.96.AD