■2003年末現在の世界のHIV/AIDS流行状況
http://api-net.jfap.or.jp/siryou/worldnow/2003.htm
皆様方も御存知のHIV・AIDSという病気が、世界中で認識されるようになってから、20年ほど経ちますけども、その間、世界中では、様々な対策がなされ、また、撲滅が叫ばれてきました。そして、日本では、先進国の中では、唯一になりますけども、HIV感染が日を追うごとに、拡大してきております。その根底には、男女ともに、性に対する知識の低さ・無知さに、その原因・責任があるとのことです。
そして、厚生労働省のAIDS動向調査によれば、04年の1年間には、新たに報告された、HIV感染者は、780人になります。そして、AIDS患者は、385人になります。合計では、1165人になります。そして、調査を開始してから、初めてになりますけども、1000人を超えたとのことです。また、HIV感染者・AIDS患者の累計では、ついに、1万人を突破したとのことです。
そして、欧米諸国が啓蒙活動・早期発見体制により、増加率の激減を達成しているのに対して、そして、日本では、先進国の中では、唯一になりますけども、新たな感染者が増加しているのとともに、今現在の日本では、性風俗産業の増加の一途を辿っております。そして、05年度版の警察白書によれば、性風俗業者の届け出は、00年が、1万7945件だったのに対して、04年は、3万7891件に達しているとのことです。
例えば、東京の渋谷には、実際問題、風俗紹介所がありまして、毎日のように男性が群がっていて、最近では、新年会の2次会に風俗を選び、平気な顔してまでも、そこへ行く男性が多くいて、そして、HIV・AIDSに対して、危険意識なしとのことです。また、先頃行われました別の調査では、長野県の高校生、5000人を対象に調査した所、16才の女子高生の23㌫から、クラミジアの感染が確認されましたとのことです。
そして、クラミジアに感染すると、子宮の入り口が爛れてしまい、HIVウイルスが侵入し易くなるとのことです。また、感染の危険率は、通常の5倍〜10倍になりますとのことで、その背景には、性教育の遅れがあるとのことです。そして、エイズ禍中が深刻なタイでは、小学生には、コンドームの使用法を教えているとのことです。その結果、それまでの毎年12万人もいた、新規のHIV感染者が、03年には、4万人にまで減っているとのことです。
ところが、日本では、小学生どころか中高生にも、コンドームの装着の仕方さえ教えておりません。その理由としては、SEXを奨励しかねないからだそうです。事実、日本のコンドーム出荷数は、減少の一途を辿っているとのことです。そして、80年が、約7億4000万個だったのに対して、03年は、約4億2500万個にまで減っております。また、日本は、性教育の後進国というのが世界の見方とのことです。