殺人ウイルス、鳥インフルエンザ、最後の薬は、もう奪い合い!
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無回答 2005/12/09 09:52:26

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死者17万人とも推測される、殺人ウイルスが鳥に乗って、もう直ぐ日本にやってくると見られているのに、ワクチンもないし、対症薬も絶対に足りなくなることは確実なんです。もはや日本は、この冬さえ乗り切れないかも知れません。
今夏からロシア、ルーマニア、ギリシャやトルコなどで、鳥インフルエンザに感染した水鳥などの大量死亡例が相次いで報告されています。ほとんどは毒性が強力で高病原性と呼ばれる「H5N1型」ウイルスが原因になります。これがなぜ脅威なのかと言えば、人間から人間へと感染する新型ウイルスに、いつ変異しても可笑しくないと世界保健機関(WHO)も明言しています。
現在のところ、H5N1型ウイルスが、人間同士の感染を齎す変異を遂げたと言う報告はないが、過去に人類が遭遇した新型ウイルスのほとんどが、鳥インフルエンザが変異して、人間との間でも感染するに至ったと言うのが専門家の間では定説なんです。かつて猛威を振るったスペイン風邪や香港風邪も、すべて鳥インフルエンザが変異したものでした。
1918年のスペイン風邪の流行では、全世界で5000万人とも言われる死者を記録しました。しかも、スペイン風邪のウイルスは、毒性が比較的に弱い低病原性ウイルスに由来していると言われています。今回の「H5N1型」が変異して人間同士で感染するようになった場合、人間の致死率は、50㌫から75㌫になります。高病原性のウイルスとなれば、全身に感染する重症化が避けられず、死亡率もUPすると考えられます。
ワクチン完成は、早くても来年以降になり、日本の厚生労働省でも、新型インフルエンザが流行した場合の患者数を、1300万人から2500万人、死者は、なんと最大約16万7000人と予測しているほどです。その対策は貧弱極まりないです。新型インフルエンザには、抗ウイルス剤の「タフミル」が有効とされています。
スイスの大手製薬会社・ロシュ社が特許を持ち、製造を独占しているため、世界の他企業で大量生産できません。同社は、今回の鳥インフルエンザ禍により、海外の4社のみにライセンスを提供する意向を示していますが、未だ製造に至っていないため「タフミル」は、世界各国の争奪戦の対象になっています。
そもそも、この「タフミル」は、通常のインフルエンザの薬として流通しているもので、日本の病院でも良く処方されています。そのため、このウイルスのニュースが駆けめぐった国々では、Ⅹデーへの備えとして、ひそかに備蓄している人が増え、さらにそれが品薄を呼ぶと言う悪循環が起きています。
どう考えても、このウイルスの大量感染が起きた場合、患者に充分な薬が行き渡るとは思いません。そして、この薬自体、対症薬でしかなく感染を防ぐものではないです。感染を防ぐワクチンの研究は、世界で進んでいますが、完成は早くても、来年以降になる予定です。
基本的に、まだ日本で鶏肉を食べて感染したと言う報告例はありませんが、ウイルスは加熱で死滅するので、加熱処理を推奬しています。鶏肉に関しては、輸入肉を含めて検疫体制を敷くなどの国内対策も行っています。海外では、生肉はもちろん、流通経路も確認しようがないので、できるだけ鶏肉は避けたほうが賢明とのことです。
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インフルエンザ(H5N1)の主なる経緯
97年5月(香港)
幼児ら6人が死亡
初めて人への感染確認
03年2月(香港)
中国福建省に旅行した香港の家族2人死亡
03年4月(オランダ)
獣医1人死亡
03年12月(ベトナム)
5人死亡
04年1月(タイ)
8人死亡
04年1月(日本)
山口県の養鶏場よりH5N1検出
04年2月(日本)
大分県で死んだチャボよりH5N1検出
04年2月(日本)
京都府の養鶏場でH5N1検出
以降、鶏の大量死が報道されるようになる
04年8月(ベトナム)
8人死亡
04年8月(日本)
厚生労働省
大規模感染が発生した場合
感染者数1700万人、死者10万人との試算発表
05年7月(インドネシア)
父娘3人死亡
05年9月(インドネシア)
男性1人死亡
05年10月(タイ)
1人死亡
10月28日(日本)
厚生労働省が対策本部設置
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風邪のウイルスは、400種類以上
風邪は様々な原因で発症するもので、インフルエンザを含め、風邪症候群と呼びます。今年の風邪は、のどの痛みや熱っぽいのが特徴です。季節の変わり目は、体が気候の変化についていけず、免疫力が低下して風邪を引き易くなります。
風邪の8から9割は、ウイルスが原因です。性感染症を起こすクラミジアも風邪の原因になります。唾液には、ウイルスを体外に出す働きがあるため、飴を舐めるなどして、常に口の中を乾かさないようにして下さい。また市販薬は、飲み慣れたものを常備して置くことです。熱が38.5℃を超えたら、インフルエンザの可能性大になります。直ぐに病院で診察をされて下さい。
「青風邪」
熱が表れないのが特徴で、顔色が悪く、サラッとした鼻水が出ます。寒気があったり、間接など体の節々が痛んだりすることもあります。熱はあるが汗は出ません。
「黄風邪」
トイレから出られなくなり、水状の下痢や吐き気、胸のムカつきなど胃腸を中心に症状が表れます。37から38℃程度の熱が出る場合もあります。
「赤風邪」
のどが腫れて痛くて顔が赤くなり、37.5℃以上の発熱頭痛、くしゃみや鼻水など。熱が出て首の後ろが汗ばんだり、顔が火照って赤くなります。
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以上
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