『生徒も先生も全員が口をそろえて言う“家族みたいな学校”』
アットホームな学校というのはいろいろありますが、こちらの学校はアットホームを通り越して「ひとつの家族みたいな雰囲気」を持った学校です。100%カナダ人経営のこちらの学校では、先生やスタッフとの距離が本当に近く、和気あいあいとした中で、楽しく、リラックスして生後が学べます。10代の生徒のための進学プログラムが充実しているのも特徴です。
★もし自分が生徒だったら、この学校を選ぶよ!
(Don先生:とても落ち着いた雰囲気の授業スタイルはどの生徒さんからも絶大な人気だそうです。)
-どのくらい教えていらっしゃるのですか。
「教師歴はもう20年になりますね。もともとは旅行が好きで、旅行する先々で英語を教えていたんです。台湾や韓国、日本でも教えていたことがあるんですよ。その後、カナダに戻ってきて、この学校で教えるようになったのは2年ほど前です。この学校はほかの学校に比べたらローカルな学校だし、規模が小さいかもしれません。でもその分、ビジネスライクではない、本当のアットホームさがあると思うんです。教師やスタッフは生徒一人一人をしっかりとケアできるんです。」
-先生が担当しているのはどのクラスですか。
「今は、レベル2、3、4の3クラスを担当しています。この学校のちょうど中間レベルに当たるクラスです。今日のクラスでは、いろいろな質問文を作る練習をしました。ある一つのトピックに対して、生徒が様々な質問を作り、それに対してほかの生徒がどんどん答えていくといった具合です。多くのQ&Aを繰り返すことで、一つのテーマについていろいろな角度から話ができるように練習しました。特に午後はテキストから離れた会話中心のプログラムなので、このように生徒にはたくさん話してもらうことが多いですね。また毎週月曜日には必ず復習のテストを実施しています。」
-教える際に、何か気をつけていることなどはありますか。
「そうですね、常に、生徒の立場に立って授業組み立てるようにしています。生徒の年代に合わせて、それにふさわしい興味や、刺激の対象を探すようにしているんです。こういうことができるのも、この学校が小規模で、教師のオリジナリティーを出す余地があるからだと思います。だからこの学校で教えるのが好きなんですよ。もし私が英語を勉強している生徒だったら、間違いなく、この学校を選びますよ!」
★どんな小さなことでも相談してください!
(Aiさん:中学生の時にカナダへ。日本語はもちろん英語もペラペラな頼もしいお姉さんのようなカウンセラー兼マーケターさんです。英語に関する悩みから、パソコンに関する相談まで、何でも対応してくださいます!)
-生徒さんのクラスのレベルはどのように上がるのですか。
「当校では2週間ごとにレベルアップのテストを受けるチャンスがありますが、これは全員が一斉に受けるものではありません。その人その人によって、伸び率が違いますから、自分で次のレベルに行く自信のついた人や、テストを受ける準備の整った人、またぜひ受けてみたいとチャレンジする生徒さんがこのレベルアップテストを受けることになっています。また、教師が十分次のレベルでもやっていけるだろうと判断した生徒さんに関しては、このテストを受けなくても、次のレベルに進めることになっています。どんどん次のレベルに挑戦する目標が高い生徒さんや、一つのレベルで、同じテキストを繰り返しコツコツでも確実に勉強したいタイプの生徒さん、各自の勉強のスタイルと進度に合わせてレベルアップができるようになっているんです。」
-10代の生徒さんへのクラスが充実しているようですね。
「はい。当校には“English for Teenagers”というコースがあります。これは11歳から17歳の生徒さんを対象としたもので、夏休みなどを利用して短期留学に来たお子様や、今後、カナダの中学、高校、大学等に進学をする予定の生徒さんが多く集まっています。午前中は読む、書く、聞く、話すなどのさまざまな技能をバランスよく勉強し、午後はカナダの歴史や地理、文化などが勉強できるプログラムとなっています。特にカナダで進学する生徒さんの場合、進学先で苦労するのが英語だけでなく、この歴史や地理の授業なんです。進学先で、ついて行けずに困ることがないようしっかり事前準備をするというわけです。これらの勉強の様子は、きちんと記録をつけ、ご両親はもちろん、必要があれば進学先に提出することも可能となっています。そのほか、TOEFLやEnglish12(高校卒業と同等とみなされる英語レベル)、アメリカの大学入学に必要なSAT対策などのコースもご提供しております。さらに、お子さんが親御さんのもとを離れてカナダにいらっしゃるというのは、ご両親にとっては何かとご心配かと思いますが、その点は”Year Around Teen Support”をご利用いただくとご安心かと思います。現地で生活するのに必要なオリエンテーションや送迎はもちろん、緊急時の病院への付き添いや、高校選びに関する情報提供、カナダ滞在中の保護者としての役割(Custodianship)、毎月の状況報告などをしています。」
★日々生徒の進歩を目の当たりにすることができます!
(Bettina先生:10代の生徒のクラスとTOEFLのクラスを受け持っている、やさしく、でも教育熱心な先生です。)
-Teensのクラスでは、どんなことをするのですか。
「今はTeensのクラスの中でも、下のレベルを受けもっています。単語のつづりや、新しい語彙をはじめ、リスニング、発音などを教えています。」
-文法は勉強しないのですか。
「いいえ、そんなことはありません。Teensのクラスでも、もちろん文法も勉強しますよ。ただ、若い生徒に大人と同じように文法を教えることはできませんから、たくさんの例文を与え、彼らが理解しやすいように工夫しています。絵カードやDVDを多く取り入れたり、ゲーム、ロールプレイなどもよくしたりしますね。新しい文法項目は1週間くらい時間をかけて導入し、そのあとしっかり復習もしています。さらに、毎日Writingを中心とした宿題を2ページ、時間にして30分から1時間程度のものを課しているのですが、そこで定着を図るようにしています。」
-TOEFLのクラスの様子を教えてください。
「TOEFLのクラスでは、月曜日から木曜日まではそれぞれReading、Listening、Writing、Speakingを学びます。2時間の授業のうち、前半は主にテキストを使用して各パートの練習をします。後半の1時間は語彙や文法の復習をしますが、このクラスに集まる生徒たちというのは、たいていすでに一通りの文法を勉強し終えています。ですから、文法の授業といってもその内容はかなり高度なものになります。そして毎週金曜日はコンピューターを使ったミニテストの日になっています。このテストは実際のテストと同じ形式になっていますから、ここで実践的な練習ができるというわけです。また宿題も毎日ありますよ。週に1回はエッセイも提出することになっています。」
-日本人の生徒さんが苦手とするSpeaking対策はどのように行っていらっしゃいますか。
「そうですね。実際のTOEFLの試験においては、例えばSection1では様々な分野に関する質問が出題されますから、事前にありとあらゆるトピックについて意見を言う練習をしています。もちろん、どのように答えを組み立てていけばいいのかが大切になってきますから、その点もしっかり指導しますよ。また、タイマーを手にし、規定時間内にまとめる練習もしています。残りのSectionに関しても、このように具体的に試験対策をしています。」
-これから来る生徒さんへのメッセージをお願いします。
「時には勉強がハードに感じることもあるかもしれないけれど、いろいろな経験ができる当校で、ぜひ英語を学んでください!あなたの英語力は確実に伸びますよ!」
★この学校は本当に居心地がいいんです!
(Sayokoさん:学生、もともとは大学を休学してビクトリアに短期留学に来たはずが、留学期間はどんどん長くなっていきました。)
-なぜビクトリアを、そしてこちらの学校を選んだのですか。
「高校生の頃一度短期留学でビクトリアへ来たことがあるのですが、その時は出身の神戸と、なんとなく雰囲気が似ているなと思って、ビクトリアを選びました。また、エージェントに紹介されてこちらへ来たのですが、それが大当たりで、とても楽しかったんです。もう一度来るなら絶対ここ!と思っていました。」
-留学期間がどんどん長くなっていったそうですね。
「そうなんです。二度目の留学は、当初、大学を休学して1カ月だけの予定でした。それが半年になり、1年になり・・・とだんだん長くなって、実はもう丸2年この学校に通い続けています。そのくらい、この学校は家族みたいで、アットホームなんです。先生やスタッフはまるで私の両親かのようで、休み時間は英語でおしゃべりしたり、時々一緒にコーヒーショップに出かけたりもするんですよ。結局日本で通っていた大学はやめて、こちらで大学に通うことにしました。これからCamosun Collegeという地元の大学に通いビジネス関係の勉強をするため、来週はMath12とEnglish12というテストを受けることになっています。その後はUniversity of Victoriaへの編入を考えています。」
-英語力はいかがですか。
「こちらにきて、確実に伸びたと自信を持って言えます。はじめは、聞かれたことに対してYesかNoで答えるだけで精いっぱいで、なかなか自分の意思を伝えられなくてすごく苦労しました。宿題にも時間がかかり、よくホストファミリーに助けてもらっていました。ですが今はむしろ、英語で話すほうが楽だと思えるようになりました。現在は一番上のレベルのクラスに在籍しているのですが、日本人は私しかいませんから、クラスメイトと話すのも必然的に英語になります。今つらいことと言えば、私より長く通っている友達がいないので、みんなが先に卒業したり帰国したりしてしまうことくらいです。」
-いろいろなコースをとったそうですが。
「はい。TOEFLなどほかのコースもとりましたが、私が印象に強く残っているのはなんといってもBusiness Englishのコースです。普通のESLコースに比べると内容は難しく大変でしたが、実際に企業で働いているカナダ人を教室に招いて話を聞く機会や、裁判所での審議の傍聴、日本でいう職業安定所(ハローワーク)のようなところへ出かけて職探しのインタビューを受けたりしたことは本当に貴重な体験でした。なかなか個人ではできないことですよね。カナダで働こうと思っている人にはもちろん、そうではない人にもぜひおすすめしたいコースです。」
★将来は客室乗務員になりたいです!
(Shihoさん:Stewart Collegeの卒業生で、今は進学先の授業のないときに、OGとしてお手伝いをしているそうです。)
-どうして留学しようと思ったのですか。
「私は中学を卒業してすぐこちらに来たのですが、もとは両親のすすめでした。はじめはアメリカに行こうと思っていたのですが、治安の面からカナダを選び、また、アジア人がそれほど多くないと聞いて、ビクトリアを選びました。」
-それでは今はカナダの高校に通っているのですね。
「はい、そうです。2008年の4月から8月までこの学校のTeensのプログラムで勉強して、9月から高校に通い始めました。ちょうど1年生が終わったところです。日本の中学校で3年間英語を勉強しましたから、授業が全くわからないということはありませんでしたけれど、やはり毎日の宿題などは少し大変でした。3時半から週3回、Writing、Grammar、Speakingの選択授業が受けられたのですが、これらの授業は普段の授業よりもさらに少人数で、それがとても役立ちましたね。また、メキシコやスペイン、その他いろいろな国から来た人と毎日英語でコミュニケーションがとれるのはとても楽しかったです!」
-高校での生活はいかがでしたか。
「高校の生活もとっても楽しいです!どうしても日本人同士で固まってしまいがちなので、そればっかりにならないよう、なるべくいろいろなことに積極的に参加するようにしています。陸上やバスケットなど、日本でいう部活動のようなものに参加したり、また、30 hour famine というアクティビティにも参加しました。食糧難に苦しむ子供たちの気持ちを理解するためのもので、実際に30時間断食をするんです。本当につらかったですが、とても良い経験になりました。」
★家族の一員になりませんか!?
(Elizabethさん:受付でやさしい笑顔で生徒さんを迎えてくださるOffice Managerさんです。約8年、こちらの学校に勤めています。)
-貴校は国籍が豊かだそうですね。
「そうですね。ビクトリアの語学学校の中では、いろいろな国籍の生徒がいるほうだと思います。現在は日本、韓国、メキシコを中心に、ロシア、リビア、イラン、ペルシャ、ブータン、フランス、スイスの学生さんが在籍しているんですよ。今後は特にヨーロッパ方面へのマーケティングを強化していく予定をしています。」
-建物すべてが学校なのですね。
「はい。当校は以前は商工会議所だったそうなのですが、そこを改装して今の校舎となりました。地下1階から3階まであります。また、生徒用ラウンジは地下1階と2階の2か所にあり、そこでくつろいでおしゃべりをしたり、ビリヤードやサッカーゲームなどで遊んだりすることもできるんですよ。テレビやDVDプレーヤーもあります。また、キッチンや電子レンジもありますので、お昼休みにはお弁当を広げている生徒たちでにぎやかです。ほかには、コンピューターラボなどもあり、授業中はもちろん、授業外では生徒さんが自由に使えるようになっています。」
-これからいらっしゃる生徒さんにひとことお願いします。
「この学校の特徴は、何といっても、学校一つが大きな家族みたいな所だと思います。質の良い教師もたくさんそろっていますから、みなさんの英語力がつくことは間違いないでしょう。ぜひ、私たちの学校で、楽しく英語を身につけてください。」
★学校と授業の風景
校長でありクラスも受け持つ Randy先生 |
明るく広々とした教室 |
生徒が自由に使える コンピューターラウンジ |
レンジ・冷蔵庫・食器洗い機 完備の生徒用キッチン |
サッカー&ホッケーゲーム ビリヤード・ピンポン・チェス ピアノ・ギター いろいろあります |
休み時間には大きなソファーで 楽しくおしゃべり |
<取材後記>
青と白を基調に、黄色のさし色が入ったおしゃれな校舎は、温かみのある先生やスタッフさんのもとで本当に楽しそうに勉強をしている生徒さんであふれていました。実際に行われている授業も見学させていただきましたが、時には冗談を織り交ぜた楽しい授業でした。生徒さんの小さな疑問も確実に拾い、間違いを直すことよりも、ほめて伸ばしていることに重きを置いているように見えました。また、たまたまその日が初日という生徒さんがクラスにいらっしゃいましたが、10分と経たぬうちにクラスに溶け込めるクラスの雰囲気が印象的でした。
特に、初めての留学でご不安の多い方には、安心しておすすめできる学校ではないかと思いました。