『少人数制でアットホーム。勉強とアクティビティを通して“本当のカナダ"を学びたい人に最適!』
特にListening、Writing、Speakingには生徒の定評があるFour Corners Language Institute。教室で教科書を使っているだけではだめなのだという校長先生の方針は“本当の英語・本当のカナダ"。授業ではテレビ番組などを多用し、また、教室外ではネイティブイングリッシュスピーカーと話をする機会もたくさん提供しています。アクティビティも、他とは一味違ったものが多く、生徒と先生・スタッフが一緒に楽しめるアットホームな学校です。
★ひとりひとりへのきめ細かい指導で、確実に英語力を伸ばすようにしています!
(Carlos先生:大学では言語学や哲学を専攻。教育に関する確固たる信念をお持ちの一見クールな、でも実は“熱い"先生であり、この学校のディレクターでもあります。)
-貴校の特徴を教えてください。
「はい、当校の特徴は、第一に、ひとクラス平均4名、最大でも10名までの少人数制であることが挙げられます。少人数ならではの、個人個人への指導は大変丁寧に行っていますよ。」
-具体的にはどのような指導が行われているのですか。
「まずは“Lab"と呼ばれる放課後の質問タイムです。当校の生徒なら、だれでも参加できるもので、授業中にわからなかったところはもちろん、宿題についての質問、そのほか、カナダ文化に関することなど、この時間を利用して何でも質問できるようになっています。また、前置詞や冠詞など多くの生徒が苦手とする分野に関しては、ハンドアウトを作成し、個人のペースでしっかり復習できるようになっています。ここで分からなかったことは、Labの時間に質問することもできますよ。」
-Writingの取り組みにも特徴があると伺いましたが。
「そうですね。これは授業の特色の一つになりますが、“Blue Printing System"というスタイルを採用したWritingの指導があります。これは数年前に私自身が開発したものなのですが、生徒にただ“○○について書きなさい"と言ってもなかなか書けないんです。それは英語力の問題であり、また文章の構成力といった問題でもあります。すると多くの教師が次に出す指示は“まず序論。つぎに本論が来て、最後は結論を書くように"といった全体の構成についてのヒントとなるわけなのですが、これでもまだ十分な指導とは言えませんね。やっぱり生徒は、つまづいたままなのです。そこでどうしたら生徒がもっと楽に、かつ読み手にとってはわかりやすい文章が書けるかと考えたのです。私はもう一歩踏み込んで、各パートの中でどういうことを書いたらいいのか、どのように文章を構成していくべきなのかといった点を具体的、かつ視覚的にわかるような方法を考え出しました。このWritingに関する指導は主に午前中のクラスで行われますが、毎日宿題が出ます。クラスレベルに合わせたテーマと分量に従って、彼らはそれを翌日の朝8時までにメールで私に提出することになっているのですが、できるだけすぐ、早いときには数分、遅くても数時間以内には添削して返却をすることを心がけています。早いでしょう? なぜなら、素早いフィードバックこそが大切だと考えているからです。時間がたつほどに記憶は薄れてしまいますからね。提出後たった数時間で添削されたものを受け取れるというのも、人数が少ないからこそできることですね。それでも私は毎日10人以上からのメールを受け取りますが、楽しみながら添削していますよ。また、もう1点、添削時に気をつけているのは、“ただ間違いを正して正解を与える"のではなく、“どうして、どこを間違えてしまったのか自分で考えられるように助ける"という点です。そうしないと、生徒の英語力は伸びませんからね。でも、もし考えたけれど自分ではわからなかった、という場合には先にお話ししたLabの時間に質問することができるようになっていますので、問題ありません。このシステムのおかげで、当校の生徒のWriting力は確実にアップしていますよ。」
-アットホームとは言っても、指導の点では手を抜かずに厳しく!といった感じですね。
「まさにその通りです。アットホームなことはもちろんいいことですが、居心地が良すぎると、今度は逆にだらだらとしてしまいがちです。私は引き締めるところはきちんと引き締めます。生徒にいかにやる気を起こさせるか、やる気を持続させるかといった、学習意欲を高めることも教師の役割の一つであると思っています。ですから、ほかのESLの上級クラスから転校してきた生徒からは“全然簡単じゃない、大変だ、がんばらなくちゃ"という声をよく聞きますよ。」
★真のアクティビティーなら任せてください!
(Tanyaさん:受付。やさしいお姉さんのような方。アウトドアが大好きだそうです。生徒さんの顔と名前は、もちろん全員把握です。)
-どのようなアクティビティーがあるのですか。
「はい、私たちが生徒に提案しているアクティビティはどれも本当のカナダを知ってもらうためのものです。ですから、観光名所よりも、パブや、キャンプ・ハイキング、バーベキューといった、実際のカナダ人が行っているのと同じところへ足を運ぶことが多いです。大きな学校ですと、アクティビティのコーディネーターが別にいらっしゃるのでしょうが、私たちは規模の小さな学校ですので、専属のコーディネーターはおらず、私たちが企画からすべて行います。行く先々というのは、実は私たちがそこへ行きたいと思っているところですから、希望者を募っておしまい、ではなく、実際に私たちも一緒に参加しますよ。ですから私たちはアクティビティとは呼ばずにトラディションと呼んでいます。特別な課外活動というよりは、これぞカナダ人の生活、みたいな感じです。私たちが楽しいと思えないのに、生徒さんが楽しめるはずはありませんからね。ですから、人数が集まらなかったからキャンセル――ということは絶対に起こりません。たとえ生徒さんがいなくても、私たちだけで行きますから(笑) 大規模校と違って、頻度はそう多くないかもしれません。しかし、その分、内容はほかに負けないくらい充実していると自信を持って言えます。3泊4日で、電気も水道もないところでサバイバル生活を送るキャンプも実施されたことがありましたよ。このような遠出のキャンプ・ハイキングは有料ですが、料金は必要最低限しか頂きません。たいてい交通費・宿泊費程度ですので、先日の1泊のキャンプでは参加費は$25でした。利益を出すことが目的ではありませんからね。そのほか、森林伐採に反対する運動に参加したこともありました。こういったことは授業中に生徒さんや先生から提案され、みんなで決議し実行という流れで決まることが多いんですよ。」
-Tanyaさんはこちらの学校の特徴はどんな点だとお考えですか。
「そうですね、なんといっても “本当の、生きた英語を学ぶことができる"という点だと思います。教師というのはどうしても、生徒のレベルに合わせてわかりやすい英語を使って話しがちですが、学校の外に一歩出たとたんに英語がわからなくなる!これでは困るのです。そのためには、教科書だけを使うのではなく、必要に応じてハンドアウトを配布したり、CBCのニュースや、ドラマFriendsなど “生の教材"を使うことがよくあります。また、アカデミックな内容を扱う一方で、スラングなどもきちんと教えています。授業以外では、“M.A.R.C.(Meet a Real Canadian)"という放課後のアクティビティーが人気ですね。これは教師ではない、ごく普通のネイティブイングリッシュスピーカーと話す機会を生徒に提供しているもので、教師の知人などを学校に呼んできています。英語を話す機会自体はもとより、コーヒーを片手にリラックスした雰囲気でのおしゃべりは、大好評なんですよ。」
★以前の学校では得られなかった満足をこの学校で得ることができました!
(Miyaさん:日本人留学生。授業が終わってアルバイトに向かう前に貴重なお時間をいただきました。)
-どうしてカナダに留学しようと思ったのですか。
「私は大学を卒業して4年くらい、日本の会社で働いていたのですが、その間ずっと海外で生活してみたいという憧れを持っていました。そんな折にワーキングホリデー制度というのを友達から聞いたんです。将来のことなど色々考えた末に “行くなら今しかない!" と思って留学を決心しました。オーストラリアとカナダにそれぞれ行ったことがあったので、どちらにしようか迷いましたが、最終的にはカナダの大自然に惹かれて決めました。しかも、ヨーロッパの雰囲気が色濃く残るこのビクトリアの町はとても気に入っています。」
-実際にこちらの学校で勉強していかがですか。
「初めは日本にいる間に申し込んだ他の学校にしばらく通っていました。でも、せっかくワーキングホリデービザで来たのだから仕事をしたいと思って、仕事と学業が両立できる学校を探すことにしたんです。エージェントの方に進められてFour Cornersに決めたことは大正解だと思います。私は上級クラスでCarlos先生の授業を受けているのですが、先生はESLの生徒である私達にもナチュラルスピードで話すんです。それに毎日CNNのニュースやインタビュー番組を録画した生教材を使用するので、リスニング力が確実に伸びたと実感しています。2ケ月前にこの学校に入学したばかりの時は、全然聞き取れませんでした。今でももちろん大変な面はあるのですが、この進歩は以前通っていた学校では感じられなかったことだと思っています。」
-他に、気に入っているところは何ですか。
(右写真:アクティビティーのお知らせの掲示板)
「そうですね、アクティビティーが充実しているところだと思います。毎週木曜日はPUB NIGHTといって、みんなでパブにでかけ、ビールを片手におしゃべりを楽しみます。このビールは無料なんですよ(笑) それから、週末には先生のご自宅でBBQパーティーをしました。3泊4日でOkanaganというところにもキャンプに行きましたし、また映画のアクティビティーもあるんです。どれもとても楽しくて、大満足です。」
★この学校、大好きなんです。絶対にまたこの学校に帰ってきます!遊びにも来ます!!
(Ayakaさん:こちらに来てわずか1週間で早くも働き始めたそうです。お話の間中とてもうれしそうに学校のことを教えてくださいました。)
-なぜこの学校を選んだんですか。
「日本にいる時にエージェントの方にいくつか学校を紹介してもらい、その中から選んだのですが、正直に言うと、はじめは気候が穏やかなことからビクトリアを選び、学費が良心的だったという理由でこの学校を選びました。でも、私のこの選択は間違っていませんでした。今は4週間しか申し込んでいなく、来月からは仕事中心の生活に切り替えることになっているのですが、お金を貯めて、絶対に戻って来たいと思っています!」
-そのように学校を気に入っているのはなぜでしょうか。
「いろいろありますよ! 1つは金曜日のランチですね。みんなで持ち寄ったものを食べたり、ある人がキッチンで作ってくれたものを食べたりするんです。先日は私とMiyaさんが日本のカレーライスを作って、みんなに振舞いました。明日は韓国人の友達が料理をしてくれることになっているので、どんな料理が出てくるのかすごく楽しみです。それから受付のTanyaがとても親切なこともありがたいですね。来たばかりのころは本当にわからないことがたくさんあったのですが、銀行のことや住まいの問題など、学校以外の生活の相談にも何でも応じてくれるんですよ。最後に、もちろん勉強面ですね。毎日とても大変ですけれど。」
-大変なところというと、具体的にはどんなところですか。
「そうですね、リスニングの授業では長い時間英語を聞き続けなければいけないというのが大変です。とても集中力がいるので。それから、私はライティングにもちょっと苦労しています。今まで長い文章を、しかも英語でなんて書いたことがありませんでしたからね。毎日A4の紙1枚分くらいのエッセイを書く宿題が出るんです。私はだいたい毎日2~3時間くらいかけて書いています。メールで提出すると、先生はそれをすぐに添削して返却してくれるんですよ。更に書き直したものは週末にメールを送ると、また添削をしてくれるんです。この宿題のおかげで、書くことにはかなり慣れたと思います。」
-今はカフェで働いているそうですね。
「はい。カナダにはワーキングホリデービザで来たのですが、ビクトリアに来て1週間目から働いています。それもこちらの先生が紹介してくださったおかげです。こんなふうに、この学校の先生やスタッフの方は、授業面以外でも本当に面倒見よく助けてくれるんです。カフェでは、コーヒー1つに対しても色々と細かいオーダーがあるので、お客さんの注文を聞き取るのはすごく大変ですが、周りのスタッフが助けてくれるおかげで少しずつ慣れてきました。」
★この学校に来て、英語に対してすごく自信がつきました!
(I-Yingさん:台湾からの留学生。9月から地元Camosun Collegeに進学することが決まっています。)
-この学校の好きなところを教えてください。
「以前は別の学校に通っていたのですが、何人かの友達から、この学校がとてもいいという評判を聞いて転校しました。実際本当に素晴らしい学校です。先生は常に生徒をほめて、励ましてくれますから、最初はとても辛かったのですが今はもうすっかり平気です。また、前の学校では授業が終わると先生達は職員室に帰ってしまって、あまり質問やおしゃべりが出来る雰囲気ではありませんでしたけれど、こちらではそんなことはありません。すごく気軽に質問が出来るし、どんなことでも、全部、答えてくれます。私はいつも本当にたくさんの聞きたいことがあって、よく先生を質問攻めにするのですが、面倒くさがって答えてくれなかったことなんて1回もありません。またあるときは、1度に30個のエッセイを先生に送ったことがあるんです(笑) でも、それも全部、きちんと添削して返してくれたのには嬉しいよりもビックリしました!」
-この学校で勉強して伸びた力はなんですか。
「そうですね、まずは自分の意見が言えるようになったと思います。先生が話したことをただリピートするだけじゃなくて、自分で考えることが求められるんです。それから、クリティカルシンキングという、見聞きしたことをただそのまま信じ込むのではなく、正確に理解するために客観的に判断したり、考えたりする力もついたと思います。またこの学校では、学校内で生徒や先生と話すだけではなく、外でネイティブスピーカーと話す機会をたくさん提供してくれるので、話すことにもだいぶ自信がつきました。最後は、なんといってもリスニングだと思います。私は午後TOEFLのクラスをとっているのですが、毎日生の教材を使って練習しているおかげで、TOEFLのリスニングセクションはすごく簡単に感じるんですよ!! エッセイのライティングとリスニングは最も自信が持てる分野になりました。」
TOEFLのクラスはいかがですか。
「読む、聞く、書く、話す、全てを学びます。リーディングでは、どうやってキーワードを探せばいいのか、どのように答えるべきなのかをわりやすく教えてくれます。さらに学内には英語で書かれた色々なテーマの本があり、自由に借りて読めるようになっているので、よくその本を借りて読んでいます。そこで判らないことはもちろん質問をすれば丁寧に教えてくれます。それから、リスニングではメモのとり方が大切になると思うのですが、これもきちんと学べますよ。」
★学校と授業の風景
生教材を使ったListening授業の様子。みなさん必死でメモをとっています。 |
壁には卒業生のスナップ写真が貼ってあります。 |
昼休みにはほとんどの学生がこのキッチンに集まります。 |
受付の様子 |
生徒用パソコン |
生徒用ラウンジ |
<取材後記>
どの生徒さんからも異口同音に「WritingとListeningが伸びた、自信がついた」という感想が出てくるのには驚かされました。実際にListeningの授業を見学させていただきましたが、教材に使ったインタビューショウの番組は、時間にして約10分、しかもインタビューを受けていた人の口調はものすごく速かったにもかかわらず、みなさんしっかり集中して、メモをとっていました。Listeningのテストでも、実際のニュース番組が使われるそうで、テスト当日の朝のニュースを見るまで、先生にも問題がわからないとおっしゃっていました。
「先生やスタッフと生徒との間には壁があってはならないんだ」と熱くご自身の哲学を語ってくださったCarlos校長。その言葉通り、お昼休みにはそれまで別々の部屋で勉強していたクラスの生徒たちが一堂に会し、それぞれのお弁当を広げ、もちろん英語で楽しくおしゃべりをしながら昼食をとっていました。小規模ならではの本当の意味でのアットホームさがありました。
“リアルなカナダ”を学びたい方には一見の価値ありの学校です。