ダイハードファンの方、そうでない方、質問に答えてもらえませんか？
ダイハード２のラストシーンでダレス空港の警備部長が主人公ジョン・マクレーンの駐車違反のチケットを破りすてたシーンを覚えてますか？この警備部長はよい事をしたのでしょうか？それとも悪い事をしたのでしょうか？

答えはどうであれ、そんな質問してくれたあなたを私は好きになりそうです。 　

ちょっと聞いてよ、でもかなりナイスな発言をしてらっしゃいますね〜〜〜、ファンになっちゃいそうです。でもごめんね、映画は見てないの。 　

私が陰で尊敬していた「総量時間」さんの法理論でいくとこの警備部長は少なくても減給・謹慎、悪くて罰金・禁固だと思ってましたが、「総量時間」さんも彼自身で「例外状態」を認められているので、人情に訴えるとするといい事をしたのでしょうね。
それにしても悲しい。・・・あらしよばわりするなんて・・・・ 　

ミロセビッチさん、
だれも呼んでないかもしれませんが、出てきました。向こうでも謝罪しましたが、「あらし」呼ばわりについては本当にすいませんでした。おちょくられていると思ったのと、「アルバイト感覚で」というあなたの言葉に引っかかったために、ああいうコメントになってしまいました。ごめんなさい。

すいません、ダイハードは２までしかみていませんが、私の意見も言わせて下さい。
「良い・悪い」を言うときでも「法的」「道徳的」「人情的」といろんな見方があると思います。この場合は、「人情」としてはもちろん許せるし、「法的」にも、マクレーンは多くの人を救っていたところなので、実は「駐車違反」とは言えなかった。だから全体としては警備部長は「良い事をした」というところでしょうか。一見、警備部長はルールに反しているように見えますが、法体系自体が許している「例外」があります。良く聞くところでは「正当防衛」であり、「緊急避難」です。簡単に言えば、「法の一部をを犯しているが、法が守りたいもっと大きいものを守るために、小さい方は問わない」ということでしょうか（間違っているかもしれません）。

でも、ワーホリの人が保証されている４時間の権利は、その経営者が「よほど」困った事情でもあって、しょうがなくその人を帰したという場合を除いて、そんな簡単には犯せないのです。もちろん、法が予測できない事態は起こりうるので、その点は法といえども柔軟ですが、その柔軟性が恣意的なものではあってはいけないのだと思います。とかく労働者の権利は侵されやすいですから。

あと、あなたも私も尊敬するシンドラーはあの時点でナチス法を犯していましたが、後になって「大戦中」と「世界全体の敵だったナチス」いうことで「ナチス法秩序全体が例外状態」であったと認められたわけです。でも同じユダヤ人を助けた「杉原千畝」は戦後外務省から「帰国する旨の訓令に違反した」ということで首になってしまいました（後に名誉回復がなされましたし、イスラエルからは最高の勲章をもらいましたが）。

何が「良い」のか「悪い」のか、「正しい」のか「正しくない」のかを判断するのは本当に難しいですね。だから法があっても裁判所が必要で、裁判所もいつも正しいわけではなく、三権分立やマスコミというシステムで監視されているのではないでしょうか。

いつも長くて理屈っぽくてすいません。