個人的には、マスコミが中立を求められた時代は終わったと思います。かつては「日本の新聞はどこも同じ」と言われていましたが、今は朝日・毎日の革新連合と、読売・産経の保守連合に分かれています。報知新聞が巨人よりの記事を書いたり、スポニチが西武よりだったり、吉本新喜劇が阪神よりでもいいじゃないですか。
「掲示板の目的は情報を交換すること」という意見には、同意できません。このサイトの「ちょっと聞いてよ!」などは、愚痴を言うコーナーとしか思えないのですが。またミロセビッチ氏が提示したNo.56は、主張の内容が本心とは思えず、わざと逆を言ってそれに反論させ、なんせ氏などを間接的に批判させようという攻撃意志を感じました。何を言ってもいいのですが、本意でないことを言って反論させるのは本人に必要な情報交換にならないでしょう。
「マスコミが偏向した意見を差し挟んではいけない」のはその通りです。マスコミはチャンネル数が少なく、ゆえに視聴者の数が莫大で、世論を操作する力があるからです。しかし私的な会話の中ではどんな偏向した意見を言っても世論に与える影響がなく、抗議の電話が来るはずもなく、何を言っても勝手ということになります。インターネットがマスコミかどうかについては、異論があります。ホームページは家の前に張り紙したり、日記を書くようなもので、マスコミではない、マスコミとは新聞・テレビのように数に限りがあるものだというような意見があります。いずれにせよ、その場がインターネットであろうと私的な会話であろうと、ある程度偏った意見であっても、人々が意見を他者と分かち合おうとするとき、それが本音である以上、しかたがないようにも思います。大勢から選りすぐられたマスコミの執筆と、素人が(しかも匿名で)何の審査もなく書き込む掲示板を同列に扱うことには、無理を感じます。差別用語は「放送コード」で禁止されているのであって、私的な会話で禁止されているわけではありません。
また、韓国人への差別が問題になっている時期に、「『日本人』の常識」や「世界に誇れる『先進国』」という表現には違和感を覚えました。このサイトを見ている人は、自分をコリアンだと思っているかもしれないし、カナダ人だと思っているかもしれません。
なお私は、かつて「ふれいざー」で「好き勝手なこと」を書いていました。誰一人として不愉快に思わないことを書いたとは思いませんし、偏向しているとも思いません。内容に興味のある方は
http://bluejays.hoops.livedoor.com/へどうぞ。