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No.4012
みんなで作るカナダ留学物語
by ノベル from バンクーバー 2004/11/27 06:59:58

みなさんのレスで1つの物語を作りませんか?
話しの入り口は1人の男が日本からカナダに留学しにやってきたところから。

設定
舞台:カナダ
主人公:太郎

 空港に1人の日本人の姿があった。そう、この男が主人公の太郎、20歳。太郎は大学を休学し、小さい頃からの夢であったカナダにやってきた。
「さて今晩泊まるところを探さないと。」
取り合えず宿を探す為に太郎はダウンタウンに向かうことにした。

つづく

誰かこのつづきをお願いします。

Res.1 by 無回答 from バンクーバー 2004/11/27 07:12:52

太郎にとって初海外である。胸をときめかせバスに飛び乗った。奥の方に進んでいくと、一人の老人が目に入った。  
Res.2 by 無回答 from バンクーバー 2004/11/27 09:39:08

老人はにこっと笑い手招きをした。太郎は老人の隣に座った。  
Res.3 by け〜 from 無回答 2004/11/27 11:08:26

「お若いの、日本人かね?…おっと自己紹介を忘れたな。私はトニーって言うんだ。誰かの見送りで空港に来ていたのかい?」
老人は人懐っこい笑顔で尋ねてくる。
晴れたバンクーバーの空。バスの扉が開いていても、涼しい風が爽快に感じる。

「いえ…カナダに勉強しに来たんです。あ、僕タローって言います。でも、なんで、見送りだと思ったんですか?」

「いや、普通、このバスは留学とかで来た学生さんは使わんからさ。みんなタクシーとか学校からの出迎えでダウンタウンまでいってしまう」
太郎は懸命に老人のスコティッシュなまりの英語に耳を傾ける。バスが扉を閉めて、ゆっくりと走り出した。老人は話を続ける。

「でも、ここでね、生活するうちに、君にとって大事な人を見送って、その帰りにこのバスを利用する学生さんが多いんだよ。きっと、君もここで、いろんな人で、出会って、そして、空港で見送って、またこのバスに乗り込むんだ。そして君が帰国する時は、君にとって大切な他の誰かが、君を見送ってくれて、このバスに乗り込んで、そして君を思うんだ。ずっと、こうなんだ」
バスは、ゆっくりと減速し、停留所で止まった。
「おっと、このバスはここで乗り換えだ。タローと私は反対方向だな。私はリッチモンドに住んでいるんだ。良い旅をな」
直ぐに乗り換えのバスに乗り込み、笑顔で老人はバスの中へ消えていった。走り去る時、笑顔のまま、手を振ってくれる。
続けて、ダウンタウン行きのバスが停留所に到着した。鮮やかなブルーのバス。電光掲示板がb-lineという文字を描いている。バスの色は、バンク−バーの空の色と、一つになっていた。

 
Res.4 by こ〜 from バンクーバー 2004/11/27 11:25:31

B-line乗り換えのため更に小銭を探す太郎。それを見ていた桜が太郎に声をかける。

「乗り換えだからお金は要らないのよ。さっきバスに乗る時に受け取ったチケットは乗り換えのためのものだから」日本に一時帰国していた桜はカナダの事情に詳しかった。見た目は色白で華奢な桜だが、はきはきと太郎に説明した。

「そうなんですか・・・。ありがとうございます。てっきりまた払わなきゃいけないと思ってました」太郎の顔は少し赤くなり、桜と目を合わせてはそっと違う方向にまた目を向けた。

2人はバスに乗り込み、一番後ろの席に2人で座った。窓から入ってくる風が涼しかったが、太郎の心は暖かく燃えていた。  
Res.5 by こなきじじい from バンクーバー 2004/11/27 20:18:43

「どうして、バンクーバーに来ようと思ったの?」
 桜は太郎に何気なく尋ねる。
「う〜ん、やっぱ、小さい頃からの夢だったからね。海外、特にこのカナダで勉強するのが。そっちは何で?」
「前から、知り合いがこっちに移住してて、ちょくちょく遊びに来てたの。そしたら、いつの間にか好きになっちゃってね、ここが。あ、ちなにみ、私、桜っていいます。」
 今まで、自分の名前を出すのに、人一倍ためらいがあったはずの桜が、こんなにもあっさりと自己紹介をしたのには、本人も驚いていた。彼女は自分の名前を18歳から現在までの5年間好きになれずに来たのだった。それもそのはず。彼女の名前はしばしば、欲に飢えた男たちが集まるレンタルビデオ店の一角で見かけられていたのであったから・・。
「あ、僕は太郎っていいます。よろしくm(_ _)m」
 こうして、二人はダウンタウンまでバスに揺らされ、会話を弾ませていったのであった。  
Res.6 by 無回答 from 無回答 2004/11/28 00:30:07

桜に心惹かれる太郎だったが ある日知ってしまった

桜は単なる白人好きの違法滞在者だったのだ
毎晩だれかれかまわず股を広げる桜を思うと
太郎はいたたまれなくなった
太郎は帰国を決意した

帰国した太郎は心機一転日本で仕事を頑張ろうとした
しかし一度カナダに逃げた太郎を雇ってくれる会社などなかった
もはや太郎に生きていく気力は残っていなかった・・・

 
Res.7 by 無回答 from バンクーバー 2004/11/28 07:48:08

しか〜〜〜〜し〜〜ある日桜から一通のメールが届いた。。。。  
Res.8 by 無回答 from バンクーバー 2004/11/28 14:50:49

そこには、信じられない驚愕する事実が記されてあったのだ!!!  
Res.9 by 無回答 from バンクーバー 2004/11/28 15:18:22

太郎はそのメールをチェックする時に桜からだと気づき、ためらったが見てみた。そこには。。。。  
Res.10 by 無回答 from バンクーバー 2004/11/28 19:31:57

桜曰く、「私、来週からセントポール病院に入院することになったの。もう二度と会えないかも知れない。でも理由は聞かないで・・・」  
Res.11 by 無回答 from バンクーバー 2004/11/28 20:17:14

ガンだったの?涙。。。  
Res.12 by 無回答 from バンクーバー 2004/11/29 07:27:52

心配になった太郎はいてもたってもいられなくなり、再びカナダへと向かう決意を固めた。
桜に会いたい。
カナダで学びたいこともある。
中途半端は嫌だ!
ふらふらしがちの太郎には今までなかった強い決意が芽生え、空港へと向かった。  
Res.13 by 無回答 from バンクーバー 2004/11/29 07:34:53

しかしそんな太郎に予期もしない残酷な現実が待ち構えていたのだった。  
Res.14 by 通りすがり from バンクーバー 2004/11/29 08:18:37

パスポートの期限がきれてるー  
Res.15 by 無回答 from バンクーバー 2004/11/29 08:51:50

せっかくの航空券も無効になり、途方にくれたまま帰路につくのであった。
 
Res.16 by みーこ from バンクーバー 2004/11/30 01:48:27

日本に帰国した太郎は、再びカナダへ行くことを夢見て金ちゃんの仮装大会に出場する、なんと優勝し100万円をget。
エアカナダのファーストクラスでカナダに無事到着。  
Res.17 by のぶくん from バンクーバー 2004/11/30 02:34:08

そしてまたあのバスを待つ。
調子に乗ってファーストクラスで来てしまったことを反省しつつ、到着したバスに乗り込むと・・・なんとあの老人がいるではないか。
初めてバンクーバーの地を踏んだ日に、この同じバスでであったあのスコティッシュ訛りのあの老人に。
太郎はデジャヴに入り込んだような気持ちで老人に近づいた。  
Res.18 by 小説家 from 無回答 2004/11/30 05:38:42

太郎は老人に向かって、自分のことを覚えてくれているかという不安を抱きながら、自信なさげに声をかけてみた。

「以前、ここでお会いしませんでしたか?」

老人は一瞥した後、首を少しかしげてから、頭の中の少し霞んだ記憶を搾り出すかのように、目を閉じて、顔中のしわをよせ集めるかのように苦い表情に変わった。

そして、遠い記憶が蘇ると、急に笑顔になってこう言った。

「お〜、あのときの日本人かい。今日は誰かを見送りに来たのかい?」
 
Res.19 by はなこ from 日本 2004/11/30 06:33:51

「いいえ、今回は見送りじゃない。迎えに来たんだ。」
太郎は老人を前に、ここまで来た自分の気持ちを改めて思い返した。  
Res.20 by 無回答 from 無回答 2004/11/30 10:53:17

そして、太郎は桜が入院しているとゆう病院の前に到着した。ナースステーションに行き桜の部屋はどこかと訪ねた。しかし、ナースはちょっととまどった様子だ。太郎は不安になったが、ナースの返答を待つ。  
Res.21 by 無回答 from 無回答 2004/11/30 11:07:58

しばらく待ったあとナースが戻ってきて言った「桜さんなら昨日退院されましたよ」  
Res.22 by めーちん from 無回答 2004/11/30 11:13:02

えっマジ!?そんなのありかよーと太郎は心の中で呟いた。
看護婦に桜の行く先を知っているか聞いてみたが、看護婦はわからず。しかし、桜は退院する時に、迎えに来た人物と一緒に病院を出て行ったと太郎に教えてくれた。  
Res.23 by 無回答 from 無回答 2004/11/30 13:17:46

迎えに来た??だれだ。。。太郎はよおおく考えてみた。そして、ある人物が頭にうかんだ。そいつは、太郎がカナダに滞在してたときの唯一の親友だった。  
Res.24 by 無回答 from 無回答 2004/11/30 13:43:37

ヨシオ…。
ヨシオとは、桜との事で半ばやけになった太郎が地元のクラブに飲みに行った時に知り合った。
遊びなれた風で英語もペラペラのヨシオ。
自分とは性格も違いすぎると思ったが、どういうわけか気が合い、太郎の帰国後も一ヶ月に一度ぐらいはメールをやり取りする仲だった。
ヨシオは桜の事もしっていた。
「あの女、有名だぜ」  
Res.25 by 無回答 from 無回答 2004/12/01 09:22:29

「あいつバンクーバーの麻薬組織のドンの愛人の一人だよ。今回の入院騒ぎだって、麻薬取引のいざこざに巻き込まれて、刺されたっていうし。おい、マジかよ、知らなかったのか?」
ヨシオの言葉に太郎は目の前が真っ暗になる気がした。そんなことがあるのか? そういえば、あのナースの俺を見る目も、なんとなく変だった。そういうことだったのか。  
Res.26 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/01 09:45:18

例の老人が二人に近寄ってきた。
すると、ヨシオは「おいっ、俺は用があるから帰るぞ。」と驚いた様子で、小走りに逃げていった。
太郎は一人残され、老人とまたまた奇遇の再開を果たすことになった。
 
Res.27 by 無回答 from 無回答 2004/12/01 14:14:28

とりあえず太郎はその老人に声をかけ、話しかける。しかし、以前会ったやさしい笑顔の老人から笑顔は消えて、太郎をじっと見つめて、一言。。。。。  
Res.28 by 無回答 from 無回答 2004/12/01 15:57:51

君はあの男を知っているのかい?

老人は険しい顔をして太郎にそう聞いた。

ええ、カナダにいる唯一の親友とでもいうか。。。彼とは腐れ縁なんですよ。

老人は沈黙し、うなずいた。

あなたもヨシオを知ってるんですか?少し躊躇しながら太郎が老人にそう聞いた。  
Res.29 by みーこ from バンクーバー 2004/12/01 17:46:22

悪いことはいわん、あいつとこれ以上係わり合いになるのはよせ!あいつはこの辺では札付きの悪で、女を薬漬けにしてはガスタウンに立たせて金儲けしてやがる  
Res.30 by *** 削除 *** from *** 削除 *** 2004/12/01 20:33:02

とりあえずしばらく
様子をみさせてと言われて
三ヶ月間店でボランティアした。
そして何ももらえず仕事が終わった。
 
Res.31 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/01 20:39:14

店を出る太郎。後方に人の気配を感じる。

「お久しぶり。カナダにいるって知らなかったわ」

太郎が振り向いた先にいたのは他でもない、桜だった。  
Res.32 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/02 00:55:53

まさか、バンクーバーでは危険地帯といわれるHasting St.で会うとは思わなかったので、驚きの目で桜を見た。  
Res.33 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/02 05:27:40

げっっっなんて格好だ。。髪をブロンドに染め、けつがはみ出てそうなミニスカート、右手にはジョイント、左手にはたばこ。太郎はしばらく桜を見つめ沈黙。  
Res.34 by kokoro from 日本 2004/12/02 07:52:06

外見は驚くほど変わっていたが、その瞳の輝きと愛らしい声だけは変わっていなかった。
「あ・・・久しぶりだね・・・・。」
声は上ずったが、桜の目を見て声を掛けた。
すると桜は、そんな太郎に驚くべき言葉を発した・・・・。  
Res.35 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/02 07:59:33

桜は、「今、お金に困っているの。ちょっと協力してくんない?」と太郎に問いかけた。
太郎は意味がわからず、呆然としてしまったが、さらに桜は続けた。  
Res.36 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/02 10:51:39

「私さー妊娠しちゃってんのね。でもお金ないんだー。あんた私のこと好きなんでしょ?あんたの親友とやらに聞いたよ。っつーか、この赤ちゃんそいつとの子なんだよね。だっりーわ。あいつ払わない気らしいしさ。私も産みたくないんだー好きなんでしょ?私こと。さっさと貸してくんない?時間ねーんだよ」  
Res.37 by 無回答 from 無回答 2004/12/02 12:31:37

なぁーんて言ったら驚くよね。ウソヨ。私妊娠なんかしてないから安心して。
でもお金が必要というのは本当なの。でも理由は聞かないでほしいの。私、こんな事頼めるのはカナダで太郎さんしかいないから。。ごめんね何も聞かずに$1000貸してもらえないかな?必ず返すから。。  
Res.38 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/02 13:04:59

そ。。。そんな事いわれてもさ。。。君からメールあって僕は何も用意せず、飛び出してきたんだよ?だからそんな貸すかねなんて用意できないよ。。。  
Res.39 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/02 14:53:15

すると桜は1枚の紙を渡した。「ここに書いてある住所に行ってみて。」あなたならお金を借りられると思うの。  
Res.40 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/02 15:10:34

そんなの自分で借りたらいいじゃないか!と、太郎は歩き去ろうとした。振り返ると親友がたっていた。  
Res.41 by *** 削除 *** from *** 削除 *** 2004/12/02 16:02:11

桜:ねえ、太郎。今日、泊まるところ無いの。
太郎:そっか・・・じゃあ一緒に
   ホテルでもどう?
桜: やった〜!
 
Res.42 by 無回答 from 無回答 2004/12/02 20:59:22

それを聞いていた親友のヨシオが言った「桜、おまえそんなヒマねえだろ?ホテルに行くヒマがあったら金の用意をしろ」そこで太郎が言った。  
Res.43 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/02 21:04:05

「そんなに強く言うことないだろ。」その陰で桜は薄笑いを浮かべていた。それをヨシオは見逃さなかった。  
Res.44 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/03 00:40:36

と、その時、3人の近くでギャングの銃撃戦が始まった。
不幸にも流れ弾が3人に命中し、全員その場で即死。

終  
Res.45 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/03 02:09:16

なら、どれだけよかっただろうかとヨシオは頭を抱えた。
そう、彼は知っていたのだ、桜の不敵な笑みの訳を...それは  
Res.46 by 無回答 from 無回答 2004/12/03 14:01:27

ヨシオは桜を実は愛していたのだった。
自分でもわからないその気持ち…。
ヨシオの気持ちを知っている桜は、彼がどんな態度に出ようと最終的には彼女の思いのままだ、とわかっている。
「私、太郎さんと行くわ」
「さ、桜…。」  
Res.47 by *** 削除 *** from *** 削除 *** 2004/12/03 14:48:10

「一緒に行こう」
「はぁはぁ」  
Res.48 by 無回答 from 無回答 2004/12/04 23:43:15

「さっきはホテルって言ったけど。。。僕の住んでるところでよかったら泊まってっていいよ。」太郎の言葉に桜は「うん」といって微笑んだ。太郎はある一軒家のベースメントを借りて生活していた。「ちらかってるけどどうぞ」と二人は太郎の部屋に入った。部屋はちらかっているというより、がらんとしていた。「何か食べる?おなかすいたでしょ。カップラーメンしかないけどどう?」「ありがとう。お言葉にあまえて、いただきます。」二人でラーメンを食べ、コーラを飲みながらたわいもない話をしていた。桜が以前と様子が違うのが気になっていた太郎だったが、その理由を聞く勇気がなかなかもてないでいた。太郎は東京生まれ、桜は地方だった。日本の話、カナダの話、ちょうど借りていた日本のお笑い番組のビデオを見ながら、二人で大笑いもした。眠そうな桜に、「ソファでよければどうぞ。」というと、「ありがとう」と桜はソファに横になった。何分もしないうちに、すーすーと寝息を立てながら桜はすっかり眠りについたようだった。本当の桜の姿はどうなのか、よくわからず困惑している気持ちをもっていた太郎だったが、安心して熟睡している桜の寝顔を見て、桜を信じつづけている自分の気持ちに気づいた太郎だった。太郎も床にごろんと横になった。気づいたら朝になっていた。そこにもう桜の姿はなかった。  
Res.49 by 無回答 from 無回答 2004/12/05 00:53:19

太郎の財布から40ドルとクレジットカードが消えていた
あそこの毛も消えていた
すーすーする
 
Res.50 by け〜 from 無回答 2004/12/05 03:02:20

と、言う様なことが起こらないかというのは、単なる杞憂に過ぎなかった。
カナダでは、余りに信じられないことが起こりすぎている。つい、余計な心配をしてしまう。

 
Res.51 by 無回答 from 無回答 2004/12/05 03:08:00

何故・・・。
いやきっと訳があったんだ。
それでも太郎は桜を信じることにした。しかし何故あそこの毛を・・・。
そう、あそこの毛とは太郎がお守りにしていたライオンの毛で、あそこに置いておいた毛である。きっと昨日の夜あの毛に守られ命拾いをした話しを桜にしたからだろう。桜はそれほどまでに困難な状況に陥ってしまっているのか??太郎は桜の行き先について何か手がかりがないか家の中を調べることにした。  
Res.52 by こなきじじい from バンクーバー 2004/12/06 10:19:01

そこへ亡くなったはずのいかりや長介さんが太郎のベースメントへやって来て、  「カップラーメンくれねぇか?」
と一言。太郎も快く、
「どうぞ、どうぞ!」
いかりやさんは食べ終わると、
「今度はキムチ味の用意しといてくれや。ほいじゃあ、またな!」
と言って、どこかへ行ってしまった。  
Res.53 by 無回答 from バンクーバー 2004/12/06 21:33:06

太郎は思った、「きっとこれは夢なんだ、と。いかりやちょうすけさんがまさか自分に会いに来るはずなんてない。」  
Res.54 by 無回答 from 無回答 2004/12/07 10:20:03

「おい!タロウ!そんな所で寝るな。自分の部屋で寝ろ」
頭を小突かれて、気が付くと風呂場でうたたねしていた。
「そうか、やっぱり夢か…」
「タロウ、お前最近オカシイヨ」
彼はルームメートのサミーで、少し怪しいが上手に日本語を操るカナダ人だ。
「すごい寝言言ってたよ。桜がどうしたとか、ライオンの毛だとか…。What’s wrong with you?」  
Res.55 by 無回答 from 無回答 2004/12/08 19:00:04

おもしろいー!!  
Res.56 by 無回答 from 無回答 2004/12/08 20:30:49

「そうか夢だったのか〜」夢からさめた太郎は胸をなでおろした。そこへ電話が鳴った「もしもし?桜ですけど」  
Res.57 by 小説家 from 無回答 2004/12/09 03:26:07

太郎は一瞬時間が止まったかのように、周りのざわめきがはるか遠くに聞こえた。

何が一体現実なんだ。

そう、思ったとき再び桜がたずねた。

「もしもし?太郎?太郎なの?」

太郎の耳には間違いなく届いているであろう桜の言葉は太郎自身を意識の奥深くへと追いやった。

そして、自分自身ですら想定していない言葉を無意識のうちに吐き出していた。

「君は本当に誰?」

意味不明な言葉だった。太郎からすれば、桜という名前の人物は知っている。しかし、夢の中の桜なのか、現実の桜なのかが区別することは、今の太郎には酷な状態だった。

外には、子供達の騒ぎ声が聞こえる。落ち葉が窓に当たる音が聞こえる。風が少し吹いているようだ。

太郎の心の中に桜の新鮮で刺激的な風が吹いて、太郎自身がどこかへと運ばれていることだろう。

桜は答えた。

「私は桜よ。何言ってるの?変な人。ねえ、今日会わない、ちょっと相談があるの?」

太郎は少し苦笑した。俺は何を悩んでいたんだ。これが夢だろうが、現実だろうが、桜に会っているときが一番幸せなんだ。  
Res.58 by from バンクーバー 2004/12/09 07:26:26

太郎は待ち合わせ場所のスタンレーパークに向かった…そのとき!!お〜〜〜〜い!!誰かの呼ぶ声がした。  
Res.59 by from バンクーバー 2004/12/09 09:04:36


なにか聞き覚えのある声だった。しかし桜ではない。
振り替えるとそこにはあの老人がたっていた。
太郎は居た堪らない気持ちになって今までの出来事をすべて老人にはなした。老人が何故偶然ここにいたのかも不思議に思わず、息の続く限りいっきに話した。話の順序はバラバラで自分で何を話しているのかわからないが、老人がなにか答えをだしてくれる気がしたのだ。  
Res.60 by from バンクーバー 2004/12/09 09:09:06


なにか聞き覚えのある声だった。しかし桜ではない。
振り替えるとそこにはあの老人がたっていた。
太郎は居た堪らない気持ちになって今までの出来事をすべて老人にはなした。老人が何故偶然ここにいたのかも不思議に思わず、息の続く限りいっきに話した。話の順序はバラバラで自分でも何を話しているのかわからない。しかし、太郎は老人がなにか答えをだしてくれる気がしていたのだった。  
Res.61 by 無回答 from 無回答 2004/12/09 09:40:29

「太郎よ、少しお前は私にこだわりすぎてはいないかい。お前はここに留学しにきたんじゃろ。老いぼれの私と仲良くしてくれるのは嬉しい事じゃが、もっと学校生活とか、カナダならではの経験も必要じゃよ。そうでないと話もこのまま同じような事を何回もぐるぐると回るばかりじゃ。
さてさて、わしはこれで失礼するかの。桜ちゃんとのデート楽しんでおくれ。でも今度会った時は一人ぐらいカナダ人のおなごをナンパした話でも聞けるといいのう。」  
Res.62 by from バンクーバー 2004/12/09 19:11:47

その言葉を聞いた時太郎は思った。「俺は何しにここに来ているんだ。」桜の事で悩んでるヒマもないんじゃか、と。翌日太郎はサミーに誰か英語を教えてくれる人を紹介してくれるように頼んだ。するとサミーはこころよく「あぁ、僕の友達が日本語を習いたいと言っているからLanguage Exchangeしてみては?」と言われた。しかしサミーは「僕が英語を教えてもいいんだよ。」とも残念そうに言っていた。  
Res.63 by 小説家 from 無回答 2004/12/10 03:46:42

「じゃあ、サミーにお願いするよ」

と言うと、サミーは笑顔でこう答えた。

「じゃあ、明日からしよう」

サミーはそのまま自分の部屋でもどり、英語の教材になりそうなものを探し始めた。

明日から英語をがんばるか、と太郎は意気込みを感じ始めた。

突然、電話がなった。受話器をとるとまくしたてるように相手が話し始めた。それは桜だった。

「もしもし、昨日待ち合わせしたのに、なんで来なかったのよ。私2時間も待っていたのよ。連絡をせずに何をしてたの?」

太郎は昨日桜と会う約束があることをすっかり忘れてしまっていた。

「ごめん、待ち合わせ場所には行ったんだけど」

太郎は次に続く言葉が出なかった。明白な理由がなく、しいて言えばカナダにいる存在理由を自分自身に問いかけ、初心をとりもどしたのだ。しかし、それが理由になるのだろうか。二人の間に無言の時間が流れていく。そして、太郎の感情が高ぶり、動悸を抑えながら、太郎は桜に言った。

「しばらく会いたくないんだ」

 
Res.64 by 無回答 from 無回答 2004/12/10 04:24:09

太郎は決心した。

「よし、もう日本人とは話さないぞ!」

日本語が聞こえても、
日本語で話しかけれても英語で話し返そう!
日本人であることを隠し通そう!
現地人Likeな名前を使いたいけど
どうしよう・・・

日本食もやめてユーロピアンフードで
生活。プクプク太ってきた。
肥満、高血圧、高コレステロール。
「気にしない、気にしない・・・」
 
Res.65 by 無回答 from 無回答 2004/12/10 05:39:39

「…ってなっちゃうわよ。聞いてんの!太郎君」
「…は?ごめん。話に集中してなかった。」
桜との電話中、太郎はこれからの事で頭が一杯になっていた。
今回カナダに留学したのは、大学生の自由なうちに語学学校で現地の生活に慣れ、大学を卒業したらカナダの大学院に進みたかったからなのだ。それを思うと時間を無駄にしてはいられない気がしてきた。
かといって、確かに桜の言うように、現地の生活に馴染む=自分をなくし完全に欧米人化する、というのは違う気がする。
やっぱり桜はいいことを言ってくれる。
大事にしたい − ただし、今は友達として。カナダで励まし合える日本人の大切な友達として。  
Res.66 by こなきじじい from バンクーバー 2004/12/13 09:58:49

と、そこへ現れたのは俳優・浅野忠信であった。
「そんな、無理すんなよ。ほら、これ飲んで元気出せよ。」
と、彼は太郎にカゴメトマトジュースを渡して去っていった。少し動揺するも、太郎はそれを一気に飲み干す。
「やっぱ、自分の気持ちに素直になるか。」
トマトジュースの赤色が太郎の心を再び鮮烈な恋の色に染めていった。  
Res.67 by こなきじじい from バンクーバー 2004/12/20 12:02:14

もう、書く人いなそうだから、物語はおしまいおしまい。  
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