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No.3014
夜間飛行
by 地球の吐息 from 無回答 2004/04/20 05:06:38

サハラのシロッコをこえ
ナタールから 海へ出た
竜巻の林をぬけ
プンタ・アレナスまで
星から星へと
さすらう 俺達の旅

おもうは 君のねむる島
アドリア海の 小さな館
数千キロの彼方から
送るは 熱い想いだけ
形のない花束
エンジンの轟き

ベンガルのサイクロンをぬけ
オリノコから ただ一機
雷雲の峰をつたい
スモレンスクまで
星から星へと
さすらう 俺達の旅



・・・なんかこの詩カッコイイ・・
知ってる?

Res.1 by 無回答 from バンクーバー 2004/04/20 18:27:08

サン・テグジュペリの「夜間飛行」の一節でしょうか?  
Res.2 by 地球の吐息 from 無回答 2004/04/21 01:41:41

「上昇」

空気が宇宙へと吹きあがる
木と布と針金のつばさが きしむ
上へ上へ
めくるめく 高みまで
はせのぼる 奔流

積乱雲の列柱 神々の庭に
まよい込む 若い飛行艇乗り
せきこむエンジン
のぼるのぼる
果てしなく のぼる

潮のかおりを ふくむ風がよぎる
海から もうはるかに のぼって来てしまった
ベニア張りの艇体が 悲鳴をあげる
若い飛行艇乗りは あえぐ
酸素をもとめて肺があえぐ
海が恋しい

この気流を のがれられたら
たった15分で
俺はあの店のカウンターに 腰をおろし
飛行艇のことなど 何も知らない娘に
ダブルのカフェオレと
クロワッサンを
注文しているはずだ

のぼるのぼる 空気の奔流
宇宙へ吹き上げる 地球の吐息



・・・これもいいよね!
・・・明日もがんばろおおお!!!
 
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