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No.2841
真珠湾の真実
by 大日本帝国 from 日本 2004/03/12 05:01:14

「政治の世界では何事も偶然に起こるということはない。もし何かが起こったならば、それは前もって、そうなるように謀られていたのだ。」
                         ──フランクリン・D・ルーズベルト


 読者の皆様はこの言葉を聞いてどう感じられるだろうか。
 これは第2次大戦時の米国の大統領ルーズベルトが周辺の者に語っていたとされる興味深い言葉である。

 世界の歴史はどのようにして動き、戦争や大きな出来事はどのようにして起こるのだろうか。
 普通に考えると、国家間のいろいろなせめぎ合い、欲得の衝突、イデオロギーや主張する正義のくい違いなど、複雑な要素がからみ合ってやむを得ず、成るべくして起こるものだ、と思いがちである。

 実は私も若い頃はおおむねそのように考えていた。しかし、その後、いろいろな本を読んだり、信頼できる人の話を聴いたりしているうちに、どうもそのようなことでなく、もっと違う、大きな要素が働いている、ということに気づき、その考えがだんだん確信に近いものになりつつある。

 むろん、前述の要素が世界の動きの要因の重要な部分を占めていることは確かである。
 それとは違う大きな要素とは何か。
 それは世界で起こるいろいろな大きな出来事は、ある一定の人達によって、予め周到に意図され、計画され、謀られているのではないか、ということである。

 本書『真珠湾の真実』は、このことが疑念ではなく、明らかな事実であることを確固とした証拠資料を基に明かしてくれる有力な一書である。

 太平洋戦争の発端となった、日本軍による真珠湾攻撃は、日本の奇襲成功というより、英国のチャーチルの意向を汲んだルーズベルトとその一派が仕組んだ、第2次大戦に米国が参戦できる口実をつくるための巧妙な罠だった、という説は今では誰もが知っていて、かなりの人が信じているところである。

 当時(1940〜41年)の米国は、国際的には孤立主義をとっていて、国内は厭戦ムードが支配し、とても戦争を起こすような状態ではなかった。
 しかし世界情勢は風雲急を告げていた。すでに第2次大戦は始まっており、勢いに乗るヒトラー・ドイツ帝国は英国への本土空襲をはじめ、欧州の一部へなだれのように進攻し、世界はどうなるのか、一刻の予断も許さない緊迫の度を加えつつあった。

 米国のルーズベルト大統領としては、自国の安全保障はもとより、友好国であり、同じ民主主義の国、英国を救うためにも、なんとしてもこの戦争に参画する必要がある。窮地に立つ英国のチャーチル首相は一層それを望んでいた。

 しかし民主主義国である米国で大多数が反対する戦争に、国民を引き込むわけにはいかない。
 それではどうすれば良いか。
 それは戦争に参画できる正当な理由をつくることと、戦争に向けて、国民が総決起する状態をつくることである。

 そこで、ルーズベルトとその側近が考えたことが日独伊三国同盟の一員である日本に働きかけることであった。
 日本が米国に対して戦争を仕掛けてくれば、日本の同盟国であるドイツに対して米国が参戦できる正当な理由になる。そしてさらに民意を戦争に向けて統一させるために、ある程度の犠牲を覚悟して、効果的な第一撃を日本側から打たせること、であった。

 それでは、どのようにして日本を挑発し、戦争の口火を切らせるか。──


 真珠湾攻撃が起こる1年2カ月前の1940年10月、ルーズベルトがもっとも信頼する2人の軍事顧問、アンダーソン大佐(海軍情報部長)とノックス大佐あてに作成された一通の覚書には、米国の衝撃的な新しい外交政策が提案されていた。

 それは日本を挑発して、米国に対し明らかな戦争行為をとるよう企図したものであり、知日派で知られるワシントンの海軍情報部 極東課長アーサー・H・マッカラム海軍少佐が作成した8項目からなる覚書である。 

 この覚書は、その通り実施すれば、日本がどうしても戦争を起こさざるを得ないように仕組まれた内容になっている。
 このマッカラムの覚書〔戦争挑発行動8項目〕をルーズベルトが認め、いかに組織的に、かつ周到に開戦までもっていったか。

 本書の最大のメリットは、本覚書をはじめ、数多くの“動かぬ証拠”、これまで未発掘だった多くの極秘資料を発掘しつつ、従来まったく見過ごされてきた事実を丹念に調べ、総合的でしかも緻密きわまる論証によって全篇が貫かれている点である。

 著者が執筆の参考にした史料や記録は、いずれも戦前から数十年にわたり米海軍本部地下金庫に眠っていたものである。
 それらを「情報の自由法」によって一日も早く公開するよう、繰り返し繰り返し執拗に申請して、ついに機密文書の指定を解除させ、閲覧にこぎつけたものである。

 したがって、他書にない未公開の新事実が数多く紹介されている。
 しかし、本書を物語風に面白く読もうと思われる読者には少しくどく感じられるかもしれないが、書かれていることが全て事実にもとづいた本当のことだと思わせられる点で、充分読みごたえのある本である。

 著者のロバート・B・スティネット氏は1924年生まれ、真珠湾攻撃の時は高校生で、その後海軍に志願入隊し、数々の軍功に対し、大統領感状を授与されている。
 戦後は新聞記者を続けていたが1986年に本書執筆のため退社している。

 著者は、数多く出版されている類書と本書の主張は異なるものだ、としてまえがきで次のように述べている。

 「本書は、アメリカ合衆国が自由世界を恐怖させた血なまぐさい戦争にいかにして介入したか、そのありのままの物語である。
 本書は、アメリカの戦争介入が賢明であったか、否か、を問うものではない。太平洋戦争を経験した退役軍人の一人として、50年以上もの間、アメリカ国民に隠蔽され続けた秘密を発見するにつれて、私は憤激を覚えるものである。
 しかし私は、ルーズベルト大統領が直面した苦悶のジレンマも理解した。
 自由を守る戦いに参加するため、孤立主義に陥っているアメリカを説得するに、彼は回りくどい手段を発見するほかなかった。そのためには人命を犠牲にするだろうことを彼は承知していたが、それが何人になるかは知ることができなかった。――以下略」

 そして、その犠牲に供せられたのがハワイ真珠湾の米国太平洋艦隊基地であった。
 陸海軍戦死者は2273名、負傷者1179名、戦艦、駆遂艦などの艦艇16隻が大破し、陸海の航空部隊合わせて188機を失った。
 その他民間の犠牲者や被害も相当数にのぼった。

 なぜか(当然か?)、航空母艦2隻と新鋭艦十数隻は真珠湾に居ず、難を免れた。
 奇襲の大成功で日本海軍はもとより日本中が歓喜で沸き返った。米国では当然それまでの反戦ムードが一転して、国民の意志が日本憎しで戦争に向けて統一されていった。

 ルーズベルトやマーシャル陸軍参謀総長、スターク海軍作戦部長らの、訳を知っている一部の層は内心ほっとしたのである。そして何より喜んだのはチャーチルで、これでヒトラーを倒せる、と言って手を叩いたという。

 なんと言っても、最大の被害者で、悲劇の主人公は、ハワイの太平洋艦隊司令長官キンメル提督とショート将軍である。キンメルは真珠湾攻撃の一週間後、司令官の任を解かれた。

 しかし、ルーズベルトは、真珠湾のあまりの被害の大きさと、ハワイの艦隊の無防備さに一抹の不安を感じた。
 キンメルはそれほど無能な提督だったのだろうか。──そうではなかった。彼は日頃の軍事訓練も怠りなく実施し、識見もある立派な将軍だった。

 ルーズベルトが恐れたのは、自分が仕組んだ謀りごとが、早々に露見することであった。

 実は、当時の米国の陸海軍の諜報活動は相当進んでいて、前述の海軍情報部極東課長マッカラムが中心となって、日本の軍事外交戦略に関する情報のほとんどを的確に掴んでいた。
 マッカラムは、世界中に張りめぐらした米軍の無線傍受センターと暗号解読員により、日本の外務省暗号も軍事暗号も正確に解読し、諜報の全てをホワイトハウスに向けて報告していた。

 その報告により、ルーズベルトとその周辺の人達には、日本政府や軍の動きが、手に取るように判り、近々奇襲的な軍事行動に出ることも早いうちから読んでいた。
 そしてその攻撃目標は真珠湾が最有力であることも、その諜報活動と日本の航空艦隊が発信する暗号の解読により掴んでいた。

 さらに、真珠湾攻撃の前日の12月6日(アメリカ時間)には、東郷外相から駐米野村大使に打電された、米国政府に手交するための対米国交断絶と開戦通告(14項目)の暗号電報も全て解読され、ホワイトハウスは知っていた。

 つまり米国政府は真珠湾奇襲の前に、日本の狙いについてのほとんどの情報を把握していたのである。
 しかし、驚くべきことに、これらの情報と、それにもとづく警告(充分に間に合った)は何ひとつとして、ハワイのキンメル提督、ショート将軍らには知らされていなかったのである。

 米国のこれだけの暗号解読能力と諜報活動をもってして、なぜ日本軍の奇襲がかくも鮮やかに成功したか。
 ルーズベルトとその周辺が、マッカラムの〔戦争挑発行動8項目〕を順次実行していく、その最終目的達成のために真珠湾の太平洋艦隊は完全な“オトリ”になったのである。

 本書には、それを充分に証明する確かな証拠資料が詳しく提供されている。

 実は、10年位前、『操られたルーズベルト』(プレジデント社)という本を読んでとても印象深く感じ、今も手元に持っている。
 著者はルーズベルトの娘婿だったカーチス・B・ドールという人で、ルーズベルトの私生活から公務、政治上の裏話を体験にもとづいて実話として書いたもので、小説のように読んでもとても面白い本である。
 この本も一緒に読んでいただけると良いと思い紹介しようとしたが、今、絶版になっているのが残念である。

 前述のスティネット氏の本では、大統領が戦争を仕掛けさせたのは自由世界のためだ、と比較的好意的に書かれているが、このドール氏の本では、大統領はある勢力、人物によって操られている、と書いている。

 そのある勢力とは、戦争を起こすことによって大きな利益を得る集団、国際金融エスタブリッシュメントといわれる人達のことである。
 娘婿であるドール氏は大統領の身近でこのような人達と接触し、実名をあげて政治の裏で動くいろいろな駆け引きを書いている。

 米国の大統領という地位も、お金とは無縁では保てないのは事実のようである。そして、ロシア革命、第1次大戦、第2次大戦、ベトナム戦争、中東戦争・・・など、たてまえの理由はそれぞれあるが、裏では世界に根を張る国際金融資本と大国の利権がからんでいるようである。

 国際資本は、その傘下に膨大な数の社員を擁する企業集団を抱え、それを維持、発展させなければならない。
 このたびのイラク戦争も、たてまえは、核隠蔽疑惑とフセイン打倒、民主化であったが、本音は石油利権獲得などの国益が主体であろう。

 また2年前のニューヨークの世界貿易センタービル爆破も、イラク攻撃やテロ撲滅などの口実をつくるために、アメリカや国際資本が仕掛けたものだったのではないか。
 あまりにも鮮やかな攻撃と、犠牲者をいとわない面が真珠湾攻撃と類似している。

 おことわりしておくが、私は反米主義者ではない。
 民主主義国でお金持ちの強国の米国と仲良くしていることは、日本の国益にかなっていると思っている。イラク戦争でいちはやく小泉首相が米国支持の旗を掲げたことも高く評価している。
 ただ、世界の政治の大きな動きは、表面的なたてまえ論だけでなく、裏面で動くいろいろな仕掛けを理解しないと見えてこないのではないか、と考えている。

 日本には、各国の国益の意地の張り合いの場でしかない国連を、あたかも万能の正義のシンボルみたいに頼る人がいたり、いまだに謀られたことも知らずに、この前の戦争をただただ侵略戦争だったと頭を下げ続ける人達がいる。
 そして、本書の解説で中西輝政氏が言われているように、戦前、「新秩序建設」「バスに乗り遅れるな」の軍の掛け声に押され、何のメリットもない「日独伊三国同盟」を締結し、謀られていることも知らずに戦争の泥沼に引きずり込まれていった指導者層の愚かさ加減。

 これからの日本の指導層は、一部から聞こえるナイーブな自虐的な声にまどわされず、世界の指導層の深謀遠慮なしたたかさと、がめつさ、並みでないずぶとさに、多くを学ぶべきではないか。


Res.1 by yoshinoriaho@hotmail.com from yahoo掲示板 2004/03/12 05:27:01

Res.2 by 無回答 from 無回答 2004/03/12 15:15:29

長すぎるから読むの止めた。  
Res.3 by 無回答 from バンクーバー 2004/03/12 16:21:56

長すぎて疲れる、日本は自分達がどんな事をして最終的に原爆を落とされたか全部教えるべき。私は何度か何故日本は戦争の真実を教えないのかと聞かれました。私に言われてもどうしようもないけど日本は昔自分達が行った卑劣な行為は国民に隠さなきゃいけないのです。  
Res.4 by 無回答 from バンクーバー 2004/03/12 18:38:31

おいお茶でも出せこの野郎。

 
Res.5 by カズ from 日本 2004/03/12 19:22:24

面白そうな本ですね。時間があるときに読もうと思います。

戦後60年が経とうとしている今だからこそ、当時は知り得なかった事がわかることがある。

レス3さんは「日本は昔自分達が行った卑劣な行為」と卑劣な行為という言葉を使っているが、俺は卑劣だったとは思わない。レス3さんが、どれだけ歴史の勉強をしたのか知らないが、この程度の投稿を「長すぎて疲れる」と言っているところからすると、あまり歴史に興味はないのでしょう。学校の歴史の時間に習ったことくらいの知識しかないのかもしれません(あくまでも推測です。間違っていたらごめんなさい)。

日本が過去に行ったことが卑怯だ、卑劣だと言う人がいる。しかし、彼らほど国を、国民を思った人たちはいなかったのではないか?よほどの想いがなければ、命ははれないでしょ。俺たちの祖先が、血を流し、命を投げ出し、貧困を強いられながら掴み取ろうとしたものは何か?本当に俺たちの祖先が行った行為は卑怯・卑劣だったのか?

過ちを素直に認める。謝罪する。耐える。自虐する。これらは日本人の特徴ですが、一度自分たちの目で歴史を勉強してみてはいかがだろう?  
Res.6 by 大日本帝国 from 日本 2004/03/12 23:57:48

レス3はまさに日本のアメリカ教育に洗脳されてるかを代表の1人だと思います。あの戦争は日本がすべて悪くてアメリカはいいことをしたという描写しているのが今の日本の学校教育だと思います。滅びの美学と言って昔は切腹や死ぬ覚悟で戦った多くの日本人がいました。現在は自衛隊がありますが、どれだけの人が国のために命をはって戦えるだろうか?今の若者はもし、他国から攻められたら戦う力も勇気もないでしょう?勝てないのを分かってて、1人で大勢に立ち向かい、主人のために死ぬ家来、そんな日本人はもういない。自分の国にどれだけの誇りを持ってるだろうか?今の若者は集団で1人の人間をいじめたりする。こんな日本が本当にいい国になれるのか?ここで私たちは何かを変えなければ、日本は崩壊への道をたどっていくだろう。日本を変えようとした、源義経、毛利元就、大友宗麟、足利義満、織田信長、織田信忠、羽柴秀吉、山田長政、徳川吉宗、徳川慶喜、坂本竜馬、西郷隆盛、大隈重信、伊藤博文、大久保利道、山本五十六、多くの日本人たちに申し訳ない。  
Res.7 by 無回答 from バンクーバー 2004/03/13 00:29:52

↓ 
>日本を変えようとした坂本竜馬に申し訳ない。

>に一票〜!  
Res.8 by H2 from リッチモンド 2004/03/13 01:06:23

大日本帝国さんの様な国粋が大嫌いなH2です。

しかし、このトピの内容には同意する。

911のテロも疑問が多すぎる。強引なイラク派兵。

冷戦が終わった今、どうもイスラム圏に反感を抱かせ、世界を煽る闇政府が蠢いているとしか思えない・・・自国民の命を屁とも思わない奴らは、他国で何をしでかしてもおかしくない。

今回のマドリッドの鉄道テロ、本当にアルカイダの仕業なのか?

日本もそろそろ危ないのでは?

>現在は自衛隊がありますが・・・

たとえ全ての自衛隊員が勇敢であっても、闇政府に洗脳、騙されていては何の役にもたたないどころか逆効果だろう。

以前H2は闇政府・陰謀説などとほざく奴がいたら鼻で笑っていた、でも情報化が進むにつれ、調べれば調べるほど・・

大体ブッシュJr.やシュワーツニガー等が政治家になれる事自体を見ても・・

以前も他トピで述べたが、もう誰も信じられない。

カナダは他国よりもまだマシだと信じたい今日この頃でちた・・
 
Res.9 by 高橋 幸二 from 京都市 2004/03/13 07:24:26

>Res.6
>自分の国にどれだけの誇りを持ってるだろうか?

私には、あなたが一番アングロサクソン・コンプレックスを持っているように思います。「日本がすべて悪くてアメリカはいい」という発言にもそれが表れており、本当に自国の文化に自信を持っている人は、「日本が良くてアメリカが悪い」などとは考えず、「日本はここがいいが、フランスもここがいいなあ」のように考えるはずです。世界は日本とアメリカだけではありません。

>ここで私たちは何かを変えなければ

何をどう具体的に変えるのか、自分で立案して下さい。  
Res.10 by 高橋 幸二 from 京都市 2004/03/13 07:26:49

>源義経

この人は軍事的には天才でしたが、政治的には無能でした。
朝廷内で出世しようとして挫折した平氏の失敗から、頼朝は朝廷とは距離を置き、武士のための政権を関東に樹立して、「あっちはあっち、こっちはこっち」の独立政権を構想していました。
そのため「朝廷から勝手に官位を受けてはならない」と定めたにもかかわらず、義経は朝廷の命で検非違使に就任します。これは、義経は頼朝への対抗意識があると疑われる結果となりましたが、朝廷による、義経と頼朝を対立させる謀略でもあり、簡単に乗るようでは政治力を疑われます。
「狡兎死して走狗煮らる」と言われるように、平氏が滅べば義経にはもう用はありません。彼が生き残るためには、平氏と同盟できるよう、平氏を滅ぼすべきではなかったのです。
なお頼朝は最終的には征夷大将軍を受け、形式上天皇の家臣となり、独立政権にはなりませんでしたが、警察・徴税権を獲得して事実上、朝廷を骨抜きにしました。
義経は「新しい日本を創る人」ではなく、その逆の「新しい日本を創ることを理解できず、古いものに執着した人」と言うべきでしょう。  
Res.11 by 高橋 幸二 from 京都市 2004/03/13 07:27:33

>大友宗麟

家臣を滅ぼしてその妻を自分のものにするなど、日本史上有数の乱行ぶりであり、晩年には突然キリシタンに改宗し、島津との合戦では、道中神社仏閣を破壊しながら行軍しました。この人が天下人になっていたら、信長も真っ青になるほどの大改革を行い、日本の伝統が徹底的に破壊されていたことは間違いないでしょう。  
Res.12 by 高橋 幸二 from 京都市 2004/03/13 07:28:09

>足利義満

この人は、明との貿易を独占するために「日本国王」を対外的に名乗りました。これには二つの問題があり、一つは天皇を差し置いて国王を名乗るのは不遜だということ、もう一つは明の「皇帝」に対し「国王」を名乗って臣下の礼を取るのは国辱だということですが、義満は「儲かればいい」という考えだったようです。  
Res.13 by 高橋 幸二 from 京都市 2004/03/13 07:29:51

>山田長政

私は以前、「カナダ人物列伝」に続いて「在外邦人列伝」というのを企画しており、山田長政にも非常な興味を持ちましたが、どうもこの人は架空の人物のようです。
タイ側の記録では、「シャムの高官に登用された日本人がいて、裏切り者として島流しとなり、そこで略奪の限りをつくしたので毒殺された」となっており、「山田長政」という名はいかなる記録にも見つかっていません。
「山田長政」の名が初めて登場するのは、1942年の修身の教科書であり、日本の海外進出を盛り上げるために捏造されたというのが事実のようです。なお教科書には「長政は日本のどこで生まれたか,いつシャムへ行ったのかもはっきりしません」と書かれています。1987年には、日タイ修好宣言調印百周年を記念して日本が「山田長政記念館」を建設しようとしてタイ側の反対にあい、外交問題にまで発展しており、また山田長政の記念碑がタイのナコンシータンマラートに建てられたときも、住民の反対にあっています。
長谷川一夫主演の日タイ合作映画「王者の剣」では、「長政がタイ人でないのに王に寵愛されている」という、いかにも日本人的な理由で暗殺されていますが、脚本家はタイが多民族国家だということを理解していなかったようです。
静岡市の浅間通りには、山田長政の生家跡があります。  
Res.14 by 高橋 幸二 from 京都市 2004/03/13 07:36:00

>徳川吉宗

家康の考えは、農民からの徴税で政府が成り立ち、米がお金になるという米本位制で、彼は農民を武士の次として重んじ、商人を軽視してきましたが、外様大名統制策として導入した参勤交代は、街道筋のサービス業を発展させることになりました。江戸時代も中期に入ると貨幣経済が浸透し、農民本位・米本位経済はすでに破綻しかかっていたのですが、吉宗はこのような時代にあって「家康の治世に帰る」と称して質素倹約を奨励しています。質素倹約はもちろん消費を停滞させ、景気を悪化させました。
「上米の制」は、大名に米を上納させその見返りに参勤交代の江戸在住の期間を半減するというものですが、江戸における最大の消費者が消費を減少させることになり、江戸の経済に打撃を与えました。
また「米将軍」と呼ばれた彼は、米を増産すれば政府の増収につながるという脅迫観念に取りつかれており、新田開発を奨励しましたが、米の流通量が増えれば米の価値が下落するという当たり前のことに当初気がついていませんでした。米を幕府の唯一の収入とする制度に問題があるという発想は彼にはなく、今度は米の増産に応じて貨幣の流通量の増加を図り、米価の下落を阻止するという政策をとり、インフレを招きました。
江戸時代、武士は国民の10%以下でしたが、江戸は武士が60%以上の行政都市で、江戸には産業がなく、物資は大阪から買いつけていました。江戸では金が流通していましたが、大阪では銀が流通しており、江戸の人は上方のものを買うために金を銀に両替しなければならず、上方の両替商が江戸に支店を出していました。ところが行政都市江戸よりも天下の台所大阪の方が経済力があるため、銀高金安の傾向にあったのを、幕府は江戸のインフレ対策として金と銀を等価交換するよう指示します。両替商は交換拒否に打って出ますが、幕府は交換拒否した両替商を投獄して弾圧しました。
吉宗は経済の基本を理解しておらず、彼の経済政策は場当たり的なものでした。彼の時代にはすでに第三次産業が発達しており、消費を活発化させるとか、消費税の徴収によって政府の財源安定を図るといった、今日ならば常識である経済政策は彼にはわからなかったようです。
吉宗の死後、彼が毎日日記に米価を記録していたことが判明しました。  
Res.15 by 高橋 幸二 from 京都市 2004/03/13 07:38:23

>坂本龍馬

龍馬は、薩摩の利益のために働いた薩摩のエージェントです。
薩長同盟は、龍馬の働きかけて薩摩と長州を説得して成立したのではなく、窮地に陥った長州を、薩摩が半ば脅して味方に引き込むのは聞こえが悪いので、薩摩でも長州でもない、土佐の顔をした(実は薩摩の回し者)龍馬を交渉役に使ったのです。
脱藩した一介の浪士が何の後ろ盾もなく、薩長同盟や大政奉還などという一大事を、実行できるはずはありません。
もちろん彼が、土佐も幕府も見限って、新しい時代にロマンを抱いて活動したことは確かです。

龍馬ブームというのが歴史的に何度かありました。第一次ブームは明治10年ころ、坂崎紫瀾が土陽新聞で小説「汗血千里の駒」を連載してからですが、それまで龍馬は全く知られていませんでした。
坂崎の小説は、長州の木戸孝允の手記を下敷きにしているのですが、薩長藩閥政治や天皇絶対主義が確立されていくなかで、「薩摩や長州が、実は裏でナニをしていた」というようなことは知られたくなかったようで、そこで都合の悪いことは薩摩でも長州でもなく、しかも死んだ龍馬がしたことにすれば都合がいいと考えたようです。

新時代に期待した国民は、薩長藩閥政治に失望していきました。
そこで土佐出身の自由民権運動家である坂崎は、薩摩でも長州でもない、郷土土佐の人龍馬を、藩閥を超えた自由人として描き、そこに政治の理想を投影したのでしょう。
その後何度か起こった龍馬ブーム、司馬遼太郎作品も「汗血千里の駒」の影響を受けており、こうして龍馬伝説が創られていったのです。
はじめに大政奉還を唱えたのは、幕臣の大久保一翁です。
船中八策も、横井小南・大久保一翁・長岡謙吉の作だと言われています。
確実に言えることは、海援隊を作ったのは武田鉄矢だということだけでしょう。  
Res.16 by 高橋 幸二 from 京都市 2004/03/13 07:39:15

>織田信忠
この人が何かをしたという話を聞いたことがありません。

>山本五十六
この人は、大日本帝国を滅ぼした張本人です。
すなわち、「日本を変えた」人です。  
Res.17 by 無回答 from 無回答 2004/03/13 09:54:35

こんな文章ちゃんと読んでる人いるんですね
ていうか高橋さん暇すぎ
 
Res.18 by いのこう from トロント 2004/03/13 10:26:31

>山本五十六
>この人は、大日本帝国を滅ぼした張本人です。すなわち、「日本を変えた」人です。

う〜ん、形の上ではソウ見えるかもしれんが、イソロクさんは相手の強大さを知るがゆえにもともと戦争には反対で、若しやらざるを得ない場合、日露戦争の時のように早期に出来るだけ有利な講和に持ち込む為に真珠湾を計画したはず..

でもパチンコやばくちと一緒で(世間が)勝ってると思いこんでるうちはなかなかまわりがわかってくれナインだよねー  
Res.19 by 無回答 from 無回答 2004/03/14 14:08:31

源義経、毛利元就、大友宗麟、足利義満、織田信長、織田信忠、羽柴秀吉、山田長政、徳川吉宗、徳川慶喜、坂本竜馬、西郷隆盛、大隈重信、伊藤博文、大久保利道、山本五十六、多くの日本人たちに申し訳ない。

それぞれの人達がどう動いたのか聞きたいものです。ヒマがあったら書いて下さい。

後、高橋幸二。たくさんの本を読んで勉強しているのは認めるけど、結果が分かっている現在から過去を語って、過去人をバカにした様な発言が鼻につく。気を付けなさい。  
Res.20 by 無回答 from 無回答 2004/03/15 00:15:52

>この程度の投稿を「長すぎて疲れる」と言っているところからすると、あまり歴史に興味はないのでしょう

興味ない事はないのよ。うふ。

>後、高橋幸二。たくさんの本を読んで勉強しているのは認めるけど、結果が分かっている現在から過去を語って、過去人をバカにした様な発言が鼻につく。気を付けなさい。  

指摘したあなたの言葉の選び方も、同じです。品性にかけます。  
Res.21 by 丹羽長秀 from 日本 2004/03/15 03:13:26

高橋 幸二へ
織田信忠はあの日本人の中で最も偉大で天才と呼ばれた織田信長様の御長男であられる。知らないとは無礼者!頭が高い!嫡男
信忠様は征夷大将軍、関白、太政大臣の三職のうち、どれかを承る予定だった。しかし、憎き敵、裏切り者、明智光秀のおかげでお亡くなりになられた。真に残念でならない。
 
Res.22 by 無回答 from バンクーバー 2004/03/15 09:51:53

なげー文章だな。過去を勉強するということはそれを未来に生かすということだろ。どうしたいんだよ君は。はっきりとこうしていこうぜっていうのが無いからだらだらした文章に見えるんだよ。  
Res.23 by 無回答 from バンクーバー 2004/03/15 10:06:48

高橋君もこれからどうして行こうって言うのが無いね〜。過去をそれだけご存知ならもっと人のためになる未来のことを説いたほうがいいよ。ただ知識を見せびらかしてもね〜。これからこういう時代に入って行くから子供たちにこういうことを学ばせてあげよう、こういうことをすれば他国の愚行を先取りしてとめることができる等、もっと知識を生かしたらどうだい。それじゃあ、過去の漫画を網羅しているアニメおたくといっしょだよ。   
Res.24 by 共鳴者 from 無回答 2004/03/16 00:23:35

大日本帝国樣へ。
まったく貴方の仰るとうりです。
それが証拠に、アメリカ樣は、アングロサクソンの末裔だけに深謀策略にかけており、国内では、婦人警官を囮につかい、ジョンさんを摘発するのが得意で御座います。  
Res.25 by 無回答 from 無回答 2004/03/17 15:17:26

高橋 幸二へ
レス21に対して何もコメントがない。  
Res.26 by from  2004/07/26 14:54:40

 
Res.27 by 無回答 from 無回答 2004/07/27 05:15:31

トピ主さんは、今後カナダにくる予定ですか?これって、カナダに関する掲示板なんですが、、、出なければ、他に投稿して下さい  
Res.28 by 無回答 from 無回答 2004/07/27 06:41:43

これって今頃アップなのって昨日のCBCのせいですか?私今まで見たことなかったけど昨日初めて見た。やっぱりあの作りは納得いかない。
通説はもうトピさんのいうものであるのだろうけど
興味のある人は知ってる事実だろうけどレス3みたいに人が多いのが事実。日本人で学校教育を完璧に信じてるんだったら他の国なんて絶対「日本=悪」
なんだろうな。時代がああいう流れだったからやらなきゃくわれるって感じでしょ。いつもトップが世界を動かしていて凡人にはわからないことがたくさんある。
誰が悪いってそりゃ喧嘩両成敗だけどあのパールハーバーの映画の作りはいただけない。
まるで今のブッシュを見てるみたかった。  
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