シカゴのオヘア国際空港で不法滞在の記録があることを理由に入国を拒否され、
強制送還措置が取られることになった林田あゆみさん(39、熊本県出身)が送還前日、
空港内の収容施設で首をつり、自殺していたことが明らかになった。
自殺の動機などはわかっていないが、強制送還用の収容施設で日本人が自殺したのは初めて。
米税関・入国管理局シカゴ支所の広報担当官によれば、
林田さんは5日にアメリカン航空154便で成田からオヘア空港に到着して入国しようとしたが、
前回入国した際、ビザなしで滞在できる90日を超えて違法滞在していたため、
入国を拒否された。5月7日の朝成田に送還されることになっていたが、
6日の午後9時45分ごろ空港にある収容施設内のトイレ部分で首をつって自殺しているのが発見された。
広報担当官は「6日は夕食も食べており、変わった様子はなかった」と話している。
また6日に「たばこを吸いたい」と申し出たが認められなかったという。
林田さんは昨年2月にオヘア空港から入国し、今年3月に同空港から出国するまで1年1か月滞在。
米国の法律では、不法滞在期間が6か月以内の場合は3年間、
不法滞在が6か月以上の場合は10年間入国を拒否される。
オヘア空港の収容施設には男性用と女性用の房があり、
各々の房には2段ベッドが2つあり4人収容可能。
房内にあるトイレには仕切りがあり、トイレの部分は外からは見えない。
女性用の房に収監されていたのは林田さん一人だけで、
仕切り上部にある鉄棒に枕カバーを切ってひも状にしたロープをかけて首をつった。
入国管理局の調べによると、不法滞在していた時は、オハイオ州シンシナティ市で知り合いの米国人男性と同居していた。
http://www.yomiame.com/weekly/sougoua.html カナダではなくアメリカだけどね。