電話帳で自宅から最も近いNotaryを2つ選び、最初に電話したNotaryと連絡が付いたので、概略を説明してアポイントメントを取り付けオフィスを訪ねました。 PRカードの取り扱いについて全く経験の無いNoraryの場合も考えられたので、念のためCICのサイトからダウンロードした「Applying for a Permanent Resident Card」もプリントアウトして持参しました。 案の定、Notary(後で判明したのですが、Notaryではなく、弁護士だった)はPRカードについて何の知識も無く、PRカードについての説明からせざるを得ませんでした。
とは言うものの、さすがはプロで「Applying for a Permanent Resident Card」と「Application for a Rermanent Resident Card」をサッと目を通すなり、「ここにサイン、それからこれとそれのコピーをCertifyすれば良いんだな…」などと言いながら、世間話しのように「どうしてカナダに移住したの?」などと話題を振って来ました。 (うがった見かたをすれば、弁護士という社会的地位のある人間としてテロに関連した人間では無いことを確認していたのかも知れません。)
書類が処理される間と、その後に世間話しの延長のように、カナダへ来る日本人観光客やら、日本人と中国人の違いについてやら、オーストラリアの気候が如何に素晴らしいかなどと話しに花が咲いてしまい、結局1時間くらいはオフィスに長居してしまいました。 余りに話しが盛り上がってしまった為に料金のことを切り出すタイミングを失い、結局、弁護士が受付まで見送ってくれた時に、「I didn’t pay for it yet. How much do I need to pay...」と言い掛けたところ、「No, I don’t charge you any. 」とのこと。 ここのトピックを読んでいたので唖然として「But I’ve heard some lawyers chage some amount of money for that. 」と言ったところ、弁護士は「I don’t charge you. It’s O.K. 」と言い張りました。 仕方なく私は「Thank you. It’s nice of you...」と言いながら固い握手をし終えると、弁護士は肩で風を切るようにしてオフィスの奥へ戻って行きました。