こないだヒッピーの町ネルソンに行ってきたのですが、小さい街ながらもとてもほれ込んでしまいました。数日しか滞在できなかったので、また生きたいなと考えています。何か情報お持ちの方ネルソンのこと教えてください！！

元々は鉱山の町で、戦前の日本からの売春婦が住み着いた町の一つです。彼女らは、日系移民とは交渉がなく、お客は専ら白人乃至は日系人以外の人でした。でも、日系人がニューデンバーやスローカンに強制移住させられた時、僅かな交渉がありました。と言ってもその頃の彼女らはその仕事を辞め、白人と結婚していたとのことです。そして彼女らのお墓が市内にあるとか。スロカーンのお墓に日系人の名前が無いのと対称的だと思いました。日系人から離されて遠くこんな山奥まで身を売られて来た彼女らの心の内を思うと、ね。ネルソン、何回か行きましたが、寂しさを覚えます。 　

そうなんですか！ネルソンにそのような過去があったとは知りませんでした。町自体の雰囲気に憧れていたものですから。歴史を振り返るのも必要ですね。 　

ゆうさん
もし興味があれば下記の本を読んでみられれば？　いずれも明治時代カナダにいた日系娼婦に関する話が載っており、ネルソンのことも書かれています。

「海を渡った日本人」　北上次郎著　（「旅の終わり」という章）
「加奈陀の魔窟」　長田正平著　（明治４３年初版なのでまだあるか不明）
「石をもて追わるるごとく」　新保満著
「カナダ遊戯楼に降る雪は」　工藤美代子著

私が持っているのは「海を渡った日本人」だけですが。 　

ありがとうございます。早速本屋さんで探してみます。カナダで売ってるといいのですが。。。 　

１９９０年に１年間住んでいました。ＣＩＣという日系大学があってネルソン校が以前はあったので・・・（今はＮ．ＶＡＮのみ）初めての海外生活をネルソンで過ごした１年はとても印象に残っており第２の故郷になってます。「愛しのロクサーヌ」という映画の撮影場所にもなったヘリテージタウンです。四季がはっきりしていて、何もないところですが心が癒される所。車で北に走らせれば、エインズワースの洞窟温泉場もあります。ホワイトウォーターのスキー場は雪質バッチリ。コカーニー国定公園も綺麗。５月には木こり大会もある。金曜日の夜は裏山でマリファナパーティーもしていたようです。（ここの人は家族で吸っている家もあるのでびっくり！）ＶＡＮに比べて本当に田舎だけど好きな人は好きだと思う。・・・っていうかネルソンの事を知っている人がいたなんてびっくりした。あの頃に比べて町も観光地化して綺麗になったけど、変わらずのんびりしている町ですよね。また、時間があったら行きたいです。 　

「カナダ遊戯楼に降る雪は」　工藤美代子著
を読みましたがすごい時代だと感じましたし、そんな先人達の苦労があってわれわれがいまこうやってカナダの地に生きていけるのだと感謝しています。
　上記の本によりますと下の本はすでに幻の本になっています。ＵＢＣの図書館かバンクーバー図書館にコピーがあるそうです。
「加奈陀の魔窟」　長田正平著　（明治４３年初版なのでまだあるか不明）

　
「石をもて追わるるごとく」　新保満著
　

ネルソンってどこにあるの？
車で行けますか？ 　

ネルソンは東に車で８時間ぐらいのところです。車だとハイウエイ・カナダ１号線を東に行き、ＨＯＰＥのジャンクションでカラスのマーク（３だったと思う・・・）に入りオカナガン方面をひたすら東に行くとあります。バスだったら、グレイハンドがＭＡＩＮ　ＳＴ．のステーションから出ていて約１１時間でつきます。飛行機ならキャッスルガーまで飛んで、タクシーか定期バスでネルソンへ 　

ネルソンのことは、ナイショのまま,そっとしておいて欲しいな...ネルソンはそんな町です。ネルソン以外のある地方都市で何年か住んできました。以前はトピ主のゆうさんのように、何らかのきっかけで現地に足を運び、その自然と雰囲気が気に入った人（日本人）たちだけが、そこに根を下ろしていました。平和でした。しかし、その地方都市も、ここ数年ここJP始め色んなところで、宣伝されるようになってしまいました。そこでビジネスを始めた日本人が仕掛けたことです。沢山の若者が来るようになりました。その町にそぐわない、訳のわからぬ人まで来るようになってきてしまいました。非常に残念です。そんな私にとってネルソンはこのまま、そっとしておいて欲しいな、そんな街です。もちろんネルソンにも沢山の日本人学生がいますが、今のところみんな、その町にそぐった雰囲気を感じます。インターネットの影響力ってすごいですからね。自分の好きな町が有名になるのはもちろん嬉しいことですが、表現が悪いかもしれませんが、そこが荒らされてしまうのは本当に悲しいものです。あの街にも「コンビニがないと生活できない」と言った若者までもが、日本人が少ないという理由だけで、しかも事前に全ての手続きを業者を通して済ませてからやってきてしまうのかな・・と思うと、少し悲しくなりました。ゆうさん、現地で情報収集するのが一番！ですよ。あのネルソンが気に入ったゆうさん、きっと素敵な方なんだろうなって思っています。 　

ネルソンの近くの州立公園でキャンプを張ることが多かったもので、ネルソンは良く買い物に出かけました。ある時釣り道具の店に入ったら、店主が近頃の日本の学生は驚きだね、と話し掛けて来ました。ネルソンに日本人向けのカレッジが出来て、金持ちの学生が町のカーディラーで車を買ったそうな。その支払いにゴールドカードとかというクレジットカードを出した所、そのカーディラーのおっさん、そんなカードのことを知らないから「坊や、こんな物で車は買えないよ」と言ったそうな。そしたらその日本人学生、外の店に行って車を買い、初めの店の前を通る時、大袈裟にサムズ・ダウンの仕草をしたとか。それ程この町はゴールドカードのカルチャーショックを受けましたって、釣り道具屋の店主は、私に聞かせてくれました。
もう一つ「日本人歓迎」の横幕がその頃、町の大通りを横切って掛っていましたが、これが太平洋戦争勃発の時に掛っていたらなあ、と思ったものです。この近隣のコミュニテーは眠っているというのか、アル中患者が多いというのか、ヒッピーが住み着いているというのか、日本人には「別天地」ですね。 　

ネルソン、いい町ですよ。
人々も親切だし、住みやすい。ベイカーストリートだっけ？メインストリート。アイスクリーム屋がおいしい。古着屋もよかったね。
ネルソンは霊的なパワーがあるらしく、エレファントマウンテンのことかも、ヒッピーぽっい人が集まるって聞いたな。冬も有名なスキー場があるからフォワイトウォーターだっけ？語学留学するならネルソンみたいな田舎の方がいい思い出ができると思います。