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バンクーバー 2002/12/24 19:24:10
日本語の活用には、基本的には、現在、過去、未来(つまり時間のある一点を示す)しかありませんよね。英語の完了形は、この現在、過去、未来を線で結ぶような形です。 たとえば現在完了は、過去からある出来事がずっと続いていて、現在で完了していることを言います。たとえば、I have been there. だと、日本語で言い表そうとすると、私は過去にそこにいて、ずっとそこにいて、今もそこにいて、そこにいることが今終わる、ということになります。日本語ではこれを表そうとするとかなり長くなりますが、英語の現在完了を使うとそれが一文で表せるというわけです。 同じく過去完了は、過去にそうであったことがずっと続いて、過去のある時点まで続いて、完了したこと、未来完了は、あることが未来のある時点までずっと続いて、完了したことことを示します。 英語が日本語と根本的に違うところは、動詞が変化することによって、時間の広がりが出てくることです。日本語の頭で、過去・現在・未来、と「点」で考えるとわかりにくくなりますが、ひとつの単語で、「過去→現在」「現在→未来」などの「流れ」を表すと考えるとわかりやすいと思います。
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