親しい人たち以外との会話では、わざわざダイレクトな表現をしないことの方が多いです。少なくとも大人の場合は。ティーンエイジャーなどは少し違いますし、それより小さい子供などは、これ以外の表現を知らないのでどの場面でも I want to を使うこともありますね。ですから、大人が誰に対してもどんな時でも I want to を使っていれば少し稚拙なイメージはあります。傲慢に聞こえることもあります。大人が敢えて親しくない人に I want to を使うとすれば「私は欲しい、必要だ」ということを強くアピールする場合だと思います。
I would like to... はもともとは仮定法で、「できれば欲しいのですが」というような少し婉曲的なイメージです。言い切らないことから丁寧さが出るので、I want to の代わりに用いられることが多いです。 状況にもよりますが、自分の意志をはっきりと表明するような場面(下の移民の書類などは典型例です)以外の会話で、I want to... を使う場合、日本語で言えば「です、ます」抜き言葉程度の丁寧度だと思えばよいと思います。「○○が欲しいです。」と「○○が欲しい。」の違いですね。後者は状況によっては大人が使うと稚拙または傲慢に聞こえることがあります。