ですから、I’m worried about it. となると、何か心配すべき状況があって、心配という感情が湧いている場合、受動態を使わず I worry about it となると、能動的に「心配」という行動をしているという印象があります。もちろん英語を話している時にそれほど厳密に考えているわけではなく、あくまで感覚的な問題ですが。
たとえば、 I worry about everything everyday. この場合、毎日何かにつけて心配している、つまり能動的に勝手に心配しているという印象があります。これが I’m worried about everything everyday. となると、その人の周りにある小さなこと全てが心配の種になり、心配という感情が湧きあがってきている印象になります。
あと、能動的に表現する場合で多く見られるのは、Should I worry about it? のような形です。「〜するべき」と言う場合、外部から感情を変えられるのではなく、自分で感情を選択コントロールしているからです。
また、I worry about you. のように、漠然と心配する場合(心配という感情が常に理由なく存在する)にも能動態で表現できると思います。
最後に、能動態で一番良く使われる表現が、他人に向けて言う Don’t worry about it. です。これは、自分の感情のことを言っているのではなく、すでに何らかの原因で worry の感情を持ってしまった状況の人に、漠然と「心配するな」と発する言葉なので、don’t worry なのだと思います。もちろん don’t be worried about it ということもできますが、この場合は何か具体的な事に対して「心配するな」という印象になります。