私は今幼児教育を勉強中なのですが、親の立場から、子供の教育にモンテソリーの学校を選ぶ理由を教えていただけないでしょうか?私の学校では基本的にlearning through playというのをモットーでやっていて、私自身もその考えが一番だと思って信じてやっています。そのモットーはモンテソリーとは対極にあるもので私も自分の子供がいないので、お子様をおもちの方がモンテソリーをどう考えていらっしゃるか教えていただきたいのです。
私は現在7歳と4歳の男の子の母です。上の子はモンテソリーのPreschoolに2年と、午前中は今通っている小学校のKindergartenに週5日、午後はモンテソリーのKindergarten Program に週3日行きました。下の子は上の子とは違うモンテソリーのPreschoolの2年目です。本当に学校によってかなり違いますよ。以前東京の白金でモンテソリー子供の家の先生をしていた友達に、上の子を入れる前に相談したのですが、”やはり、先生次第よ。””色々な学校を見て、先生と話をして決めた方がいい。””モンテソリーはその時期(大体3〜5歳の間)にしか発達しない能力(聴.触.観等)をその時期と捉えて伸ばすから、すごくいいわよ。”と言われました。 彼女がカナダに遊びに来た時、上の子が4歳でしたが、うちの子を見て、彼女が”やっぱり、モンテソリーの子ね。モンテソリーの子って、何でも自分でやりたいのよね。”と言いました。下の子はいつも私に”I can do it by myself.” ”I don’t need you.”と言って何でも自分でやりたがります。
私は日本語と英語両方のモンテソリー教育に関する本を何冊か読みましたし、シュタイナー教育をやっている学校も見に行きました。その結果、夫と私二人とも、うちの子にはモンテソリーの方が合っていると思いました。どういう訳か、日本人の中にモンテソリーは嫌いだという方が結構いるようです。でもその方達は本当のモンテソリー教育をご存知なのでしょうか?日本の保母さんや幼稚園の先生を育てる学校で、どの様にモンテソリー教育が紹介されているのか分かりませんが、結構そういう人の中に、反対派が多いような気がします。カルガリーでもモンテソリー教育は人気が有って、新しいPreschool の広告も幾つが見かけます。又、今までは小学校は私立しかありませんでしたから、お金に余裕のある家庭しか小学校へ出せませんせしたので、かなりの親の要望で、Pablic School でモンテソリーの小学校が数年前に2つ出来ました。
あなたの御質問の学校を選ぶ理由は、モンテソリー教育に関する本を読んで、共感したからです。英語の本に”leran how to learn”と書いてありましたが、うちの子供達を見ているとまさにその通りだと思います。子供が自分で色々のことが出来るということで、自信を持つこと。色々な事に興味を持つ様になり、自分でやってみようとするようになります。よくモンテソリーを”Structure”だと言う人がいますが、私はそうは思いません。Dr.マリア モンテソリーによって開発されたかなりの数の”Material”(教材)の中から、年齢にあった物を子供が自分で選んでやっていきます。先生はMaterial の使い方を教えて、あとはちゃんと出来ているかチェックする人で、日本のように、皆で同じ事をさせたり、教え込んだりする人ではありません。Observer と呼んでいます。
Dr.モンテソリーの言葉の中に、誰もその人を教育することは出来ない。その人が、学びたいと思わない限りは。といった内容の言葉があります。モンテソリー教育とは、子供が色々なことに興味を持って、自分でやってみようとする意欲を育てる。まさにこの先、どうやって学んでいくかを今学んでいると言うのが私の理解です。”learn how to learn”です。