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No.2981
母になり、改めて知る母の偉大さ。
by 親不孝娘 from バンクーバー 2004/02/19 19:21:31

結婚してからはや3年がたち、2児の母親になりました。電撃的に結婚をきめてから、日本の家族、とくに母親とは日加往来、電話を通じて、出産、子育てから家事のことまで、心身ともにいつも支えてもらっています。
うちの母親は、父親のもとへお見合い結婚でお嫁にきてから数十年間、いわゆる専業主婦となり、家事、育児、畑仕事、義理の両親の世話、義理の父親の弟子職人たちの世話、すべてをほぼ一人でこなしてきました。当時はフツウだったようですが、嫁は1番風呂にも入れず、料理はかまどに火をつけることから始まり、妊娠中であっても好きなものを好き放題食べられるワケでもなく、私には想像もできないほど、精神的にもいろいろな苦労を重ねてきたようです。義理の両親たち、つまり私の祖父母は、なかなか母にとっても優しい親たちであったようですが、それでも当時、それこそ二十歳を過ぎたばかりの箱入り娘にはわからないことばかりで、甘い結婚生活どころか、毎日が修行の日々だったようです。父親とは2人で映画にもいったことがないと、いつか母が話してくれました。
現在、母は高齢ながらも健々在々で、50を過ぎてからはじめたテニス教室に、今では週に3日も通う熱の入れ込みようです。義理の両親が他界してからは、寝たきりだった彼らの世話からからも解放され、ほどなく娘たちも成人し、畑仕事の合間に若干、自分の時間がもてるようになったからです。
それなのに、留学するといってカナダでゆき、ほどなく結婚を決め、母には、精神的に多大なる苦労をかけました。結婚には大反対だった母も、2度の出産にはおさんどんに、遠く日本から一人でやってきてくれました。
前述のとおり、現在2人の子どもがおり、毎日家事・子育てに奮起しておりますが、主人には助けられっぱなしで、母のことをおもうたび、その姿からは程遠い、母である自分を痛感し、情けなくおもいます。10年先も20年先も、自分が母のようにできた妻、母親、義理の娘になれるとは、とてもとてもおもえないのです。
時代が変わり、私たちの世代には母の世代ほどの苦労をしている女性は少なくなったとはおもいます。ただ、「時代」という言葉ではかたづけられない母の軌跡を、その偉大さを、自分が母になった今、身にしみて痛いほど感じる日々です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。日本人ではない主人には、話してもなかなかわかってもらえない日本の女性の歴史的な背景等があり、ちょっとどなたかに聞いていただきたかったのです。
母にはけして勝てないな、と常に感じます。母をおもうとわけもなく涙がでることもあります。結婚前にはなかったことです。そしてそんなとき、母の偉大さにもっと早く気づいていたら、もう少しよい娘でいられたのにとおもうのです。

Res.1 by なかむ from 無回答 2004/02/19 20:40:14

よいお話を本当に有難うございました。
私も一児の母です。自分の子供を持って初めて親の恩を身にしみて分かるようになりました。貴女が幸せであることが、お母様にとっての何よりの親孝行になると思います。こんな素晴らしいお母様の娘でこの世に生まれたことを誇りに思えるのは、本当に貴重なことです。  
Res.2 by きりん from バンクーバー 2004/02/19 20:57:08

自分が母になるまで、わが母の偉大さに気づかなかった…たしかに同感です。
読んでいて、気持ちがホンワカしてきました。
私も2人の子供達に振り回される(?)毎日ですが、やはりお見合い結婚で、それからずっと祖母と同居している母を思うと、頭が下がります。
60をとうに過ぎた今も、祖母の面倒を見ている母。
幸い父が理解あるのか、たまにはお友達と旅行などと、母なりに楽しんではいるようですが。
なんだか、お母さんに会いたくなっちゃいました。  
Res.3 by 無回答 from バンクーバー 2004/02/21 01:52:54

私も同じような気持ちを抱いています。投稿した内容のお手紙をお母様にも送ってあげてはいかがですか。面と向かっては言いにくい事も手紙の方が書きやすいし、お母様も何度も目を通す事ができて、遠く離れていても寂しくないのではないでしょうか。母の日も来る事ですし。お母様の苦労も報われる事でしょう。立派なお母様の姿を見て育ったから、あなたもとても優しい方なんだと思います。それがお母様は分かっていらっしゃると思います。良いお話をありがとうございました。あなたは親孝行者です。  
Res.4 by トピ主です from バンクーバー 2004/02/23 01:31:54

レスの大変つけにくいトピに、ご返信くださって本当にありがとうございます。とてもうれしいです。こうゆう気持ちは、言葉に出さない分、心の中に切々と積もっていくものですね。ふとキーボードに向かったらドッとあふれてしまったのです。
なかむさんのおっしゃるように、私は母の娘として生まれてきたことを、とても誇りに思っています。その気持ちを母に打ち明けたことはありませんが。近すぎて気恥ずかしいのですね。
そしてこの気持ちを、私の子どもたちにも感じて欲しいとおもっています。そうゆう母になりたいとおもっています。
いつも失敗ばかりで、満点母にはほどほど遠いのですが、家族を満身の力で愛することを教えたいとおもいます。
今私が、平凡ながらも、家族に囲まれてこのうえなく幸せであることは、すべて父と母のおかげであることを、心から感謝しています。無条件に愛情をそそいでくれた両親に、いつかきちんと恩返しができたらと思います。
Res.3さんのおっしゃるように、手紙のひとつも送ればきっと母は喜んでくれると思います。が実際、私はまだ「自立しました」といえるところまで達していません。生活も安定したとはまだいえませんし、まだ母の心配の種がなくなったワケでも、きっとないでしょう。私が母を誇りに思うのと同じように、母が誇りに思えるような娘になるには、まだまだこれからなのです。
60代も終わりに近い母に、1日もはやく、娘が自立した、という安堵感を与えてあげたいです。情けない話ですが。
偉大な母に負けないよう、できるかぎりがんばっていきたいとおもいます。
 
Res.5 by 無回答 from バンクーバー 2004/02/23 04:04:26

あー感動した。トピ主さん本でも出したらどうでしょう?なんて思っちゃった。
私はまだ子供もいない立場なのですが、最近、母の事を想うと心が痛くなります。ずっと生きてて欲しいとか考えたり早く親孝行してあげなきゃって思ったり。
親って素敵ですよね。うちも母として、一人の女性として一番尊敬出来ます。  
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