１人、帰る間際にのどから手が出るほどの
理想の男性に逢った。
もっと早くに出逢えたらよかったのに。
あとほんの少しあなたに年が近ければ
よかったのに。
あの最後の晩、本当は抱いて欲しかったのよ。
…こんな風に素直に、率直にメールできたら
いいのにっていつも思う。

誰のことかわかってるよね？

次に会えるのは何年後かしら。
その時はお互い結婚してるかもしれないのにね。

けれど、あなたが成長続ける限り、わたしのあなたに対する興味は
とぎれることはないはず。

いつか京都の山桜、奈良の染井吉野を一緒に観られる日を待ってます。
その時までに着物を自身で着られるように
なってるから。
桜たちのお邪魔にならない程度の淡い桜色の
着物も作っておきます。

遠いカナダで筆をとりつづけるあなたへ