Res 4.さん、昔は牧羊犬などが仕事中ゲートなどに尻尾を挟まれないように切ることもありましたが、今はあまりないです。よく見かけるシッポのない犬は、ドッグショーで特定の犬種の仕様がシッポがないのが標準になっているために、その犬種はシッポを切ることが普通になってしまっています。でも性格が変化するという話に(私が様々な本を読んだ限りでは)根拠はありませんし、私は断尾は反対派です。犬にとって苦痛であるばかりか、感情表現の大切な手段がなくなってしまいます。
それからマスクは、「マズル」といいますが、こちらではトレーニング用として開発された「ジェントルリーダー」というマズルが広く普及しています。ですからマズルをつけているからといって攻撃性のある犬だとは限りませんし、人に噛みついた犬はこちらでは基本的に認められていません。
トピ主さん、しつけ方はここで簡単には説明できないです〜。私の場合は訓練教室にも通い(日本みたいに犬を預けるのではなくて、飼い主自身がどう犬をトレーニングするかを覚えるレッスンです)、また本を数冊読んで色々と研究しました。おすすめは、”The other end of the leash” という本で、しつけのマニュアル本ではありませんが、私にとっては目から鱗という感じの内容でした。
あえて本当に簡単に私が習ったことを言うなら、まずは飼い主にいつも注目させる(これが結構大事なプロセス)。体罰は絶対に与えない。叩くことで恐怖心から何かをやらせるのではなく、犬が自発的に何かをやるようにするには褒めて伸ばす。いいことをしたときにはご褒美(大げさなくらい褒める、おやつなど)を、悪いことをしたら無視。命令は一度だけ、何度も繰り返し言うのは逆効果。一度命令を与えたら、できるまで絶対に諦めずに待つ。Noはなるべく低い声で、怒鳴ったり叫んだりしない。
ーとりあえずここで書けるのはこんなところでしょうか。トレーニング方法も色々なので、キュッとしまる首輪を使う人もいるし、かなりきつく叱るのを勧める人もいます。どんなトレーニングをするかは犬の性格とかを見つつ自分で判断することになります。
また家族全員が同じ命令・態度を取らないと意味がないので、家族で飼っている人は結構大変です。とにかく半年くらいはかなり時間をかけてしつこく訓練しました。既に飼っている犬だと余計に時間がかかるかもしれませんが、不可能ではないと思うので頑張って!
あと、例えばSPCAとかでボランティアしたりするのも勉強になると思います。カナダのほうがドッグトレーニングなどの情報も多いし、トレーナーの訓練を見学に行ったりもできますよ。
有名なトレーナーさんのサイトをいくつか紹介しておきます。
http://www.dogtrain.com/http://www.wonderdogs.bc.ca/