http://user.jpcanada.com/user/tcmchen.html正しい漢方の煎じる方法は?
煎じる際は土鍋や陶器やホーローの鍋で良いです(鉄性や銅性はお避け下さい)。
1. まず薬を鍋に入れて、水道水を加えて30分間浸けて下さい。
入れる水の量ですが、漢方の薬草は葉っぱや皮や根や鉱石、あるいは貝類などがあり、それぞれ水に対する吸収率が違いますので、大体700−800ccぐらいでいいでしょう。
2. 強火で煮はじめ、一旦沸騰したら、弱火で15−30分間煮ます。
普通、風邪を治療する薬は15分間でよろしいですが、体力の補う薬(たとえば朝鮮人参など)は少なくとも30分間(以上)かかります。
また「先煎」と「後下」の薬は時にも配合しますのでご注意ください。「先煎」という意味は、先に30分間煎じるとのことで、「後下」は、後で入れて4−5分間煎じるとのことです。
3. 火を止め、薬汁を他の容器に入れておいてください。
しかし、すぐ召し上がることをしないように、また、1回だけ煎じた薬草もすぐ捨てないようにでください。
4.更に水を加えて2度煎じて、2.の過程のようにして2回目の薬汁ができます。
入れる水の量は300−400ccくらいでいいです。
5.1回目の薬汁と2回目の薬汁をミックスして、朝と夕方の時、そのミックスした薬汁を二回分けて召し上がりください。
その際は、残り分を冷蔵し、召し上がる際に温めてお召し上がり下さい。電子レンジなどで温めていただいても結構です。