あんまり、というか、全然カナダと関係なのですが、
先日テレビ（アメリカのPBS）を見ていたら、日本の江戸幕府特集が流れていて、
歴史になんか全然興味がなかったのに、とても興味深くってのめり込んだのですが、
何代目かの将軍が、前の将軍の実子が精神的にＵＮＦＩＴなので、孫が継承したと言っていたのですが、
色々と日本のインターネットで調べてもそんな事実があったのか、いまいちわからないんです。

もし日本史詳しい人がいましたら、どうして精神的にＵＮＦＩＴだったのか、何代目の将軍だったのか、教えてもらえませんか？

カナダに来て、日本史が好きになるとは思いませんですた！

www.pbs.org/empires/japan/enteredo.html

多分、今晩の午前2時からその番組の再放送があると思います。なかなか興味深い番組でしたね。私も途中からちょっと見ただけだったので、再放送を録画しようと思っています。 　

江戸幕府では、子を差し置いて孫が将軍職に就いたという例はありません。
精神的におかしかったのは９代家重と、13代家定です。

家重は生まれつき多病で言語障害があり、彼の言葉を理解できたのは大岡忠光だけでした。
長じてからは酒色に浸り、江戸城から上野の寛永寺へ行くだけで23カ所も便所を設置しなければならず「小便公方」と揶揄されていました。
父の吉宗も彼の将軍継承に不安を抱いていましたが、その子家治が非常に聡明だったため将軍になれたようです。
晩年には家治に対し「田沼意次を重用せよ」と遺言するなど、人を見る目だけはあったようです。

家定は多病で非常に癇が強く、本人の意思にかかわりなく首や手足がピクピク動く体質でした。
実の父である家慶をはじめ、阿部正弘・徳川斉昭・島津斉彬らは早く一橋慶喜を将軍にしようと画策し、一方水野忠央らは紀州の徳川慶福（後の家茂）を擁立して後継者争いをしていたためすっかりひねくれた人間になってしまい、饅頭やカステラ作りに熱中していました。
福井藩主松平慶永は彼を「凡庸中の尤も下等」と評しています。
コレラにより35歳で病死し、子がなかったため将軍継承問題を起こし幕末政争の原因となりました。 　

4から5、6代（家綱−綱吉−家宣）
7から8代（家継−吉宗）
10から11代（家冶−家斉）
13から14、15代（家定−家茂−慶喜）

上記は実子以外の移行です。
子供が出来なかったり役に立たなかったりした場合に備えて、尾張・水戸・紀伊の御三家から優秀な（あるいは無難な？）将軍を出せるよう、家康が考えておいたのです。
犬将軍綱吉は将軍が八百屋の娘に生ませた子、名将軍と云われた吉宗は紀伊の殿様が百姓娘に生ませた子です。
最後の方になると、家臣や勢力のある藩の利害関係や熾烈な勢力争いによって、時期将軍が決められていきます。
　

私も見ました！学生時代は歴史は暗記が苦手で得意じゃなかったですが、あの番組はよくできてましたね。私も最初と最後を見逃したので、また再放送があれば見たいです。 　

トピ主です。皆さん、詳しく色々とありがとうございました。

番組見られた方、Ｍｅｎｔａｌｙ　Ｕｎｆｉｔだった人が何代目将軍の時が判りますか？

確か、２代目って言ってたような気がするのですが、文献調べても１代目と２代目は実の父子なんですよ。
（そんなこと調べないと判らないくらい、歴史は駄目なんです、恥ずかしい！）

確か、犬将軍の前だったと思うんですよ。
そしてまたここで質問なんですが、犬将軍は何代目でしたっけ？ホントにバカでごめんあさい！ 　

ごめんなさい、ちゃんと読んだらコメントにありましたね。
犬将軍は五代目綱吉でしたね。番組でも母親の影響で庶民の目を持った将軍だったと紹介されてました。

あー、日本史って江戸時代だけでも奥が深い！