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No.10598
ADSLとダイヤルアップの違いについて教えてください
by 無回答 from 日本 2004/05/09 22:49:43

日本でインターネットを繋ごうと思っているのですが電話会社の人にダイヤルアップにするかADSLにするか聞かれました。違いが全然わからないので、教えてください。

Res.1 by 無回答 from バンクーバー 2004/05/10 00:21:37

課題1「2つ以上のインターネット接続サービス(携帯電話をふくむ)をあげ、その特徴と違いを述べよ」
 

まず自分が挙げるのは一番一般的に使われているダイアルアップ接続(〜56Kbps)である。

これは知っている人も多いと思うが、一般の電話回線を使ってインターネット接続する方法で、 電話回線にアナログの信号をのせ、それをサービスプロバイダと呼ばれるところにある サーバを介してインターネット接続する方法である。
利点は一般家庭で電話さえあれば気軽に使えることである。料金も電話代を別にして常時接続で ただのところから(ex.livedoor)、固定制料金(ex.NETAGE)、半従量制料金(ex.infoPepper)、完全従量制料金・・・など いろいろとあるが、どれをとってみても気軽に使える値段であり、電話回線さえあれば使えるということで とにかく、スピードはともかく、使いやすいという点である。

最近ではおなじく電話回線をディジタルにしたISDN(64〜128kbps)というものも多くなってきている。

こちらも電話代、工事費など高くなるものの、ダイアルアップ接続に比べて快適なスピードで、 さらに一般回線でも使えるためによく用いられるようになっている。NTTの公衆電話では、ノート型PC のためのISDN回線を引いているものもおおく、こちらも、料金はまぁまぁで使いやすいものとなっている。 サービスプロバイダも最近ではダイアルアップを行っているプロバイダほとんどで 取り扱っている。
さらに、最近ではNTTであらたな試みをはじめINS接続というサービスも始まった。 こちらではISDN回線を常時接続しても電話代が固定されている。が、まだ普及率はダイアルアップなどに比べると すくなく、あつかえるサービスプロバイダもほんの少しの限られたところとなっている。 使える領域もたとえば東京23区内などとかぎられている。

そして一般家庭において今日、一番注目されるべきなのが、CATVインターネット接続であると思う。

これは、ケーブルテレビのケーブル回線を用いてインターネット接続する方法で、今日ちょっとずつ ダイアルアップからこちらに乗り換えている家庭が多いと思われる。
といわれるのも、ケーブルを引くのでもちろん限られた地域になってしまうのだが、 速いところではくだり〜10Mbpsもの速度が出る。料金はまちまちだが、最近では 常時接続で数千円のところが増えてきたため快適で料金の安いインターネット接続ができる。

この接続方法の利点は、まず電話回線を使わないので、電話料金を気にすることなくできるということにある。 さらに、最近では家に2台以上のPCを持つ家も増えてきたが、これらのPCをLANでつないておくことによって、 家のどのPCでもいつでも自由にインターネット接続できるという利点もある。 たとえば、自分のサーバを持ちたい時などは一番気軽であると思われる。

さて、そしてあたらしいインターネット接続として開発されているのが、xDSLと呼ばれる方式である。

このなかで最も注目されているのがADSLと呼ばれるものある。 ADSLというのはAsymmetric Digital Subxcriber Line(非対称ディジタル加入者線)の略であり、 電話回線を使ってISDN(ISDNもDSL技術のひとつ)に比べても高速なディジタル通信を行うものである。
電話で話したり、ISDNなどで通信したりするよりもたかい周波数帯を使うため、より高速な通信を行えるようにしたものである。 さらに、インターネット接続により必要だと思われる、下りの速度を上りの速度よりぐんと上げてやることによって、 快適なインターネット接続をしてやろうと言うことである。
特徴を述べておくと、すでにある電話回線が利用でき、さらに電話機能を損なわずにすむ。原則的には 電話回線でなくてもよいのだが、電話回線をさらに有効利用しようということである。
つぎに、先ほどから述べているように高速の通信ができることである。大体速度はくだりで〜8Mbps、のぼりで640kbpsまで 出せる。
さらに、1対1の接続である。モデムを利用したダイアルアップ接続とは異なりPoint to Pointの固定した通信となっている。 わかりやすくいえば、CATV方式でもやっているところもあるが、専用線、学校や企業の中で 使われるものと同じようなイメージを浮かべてもらえればよい。

というと、よいところばかりのような気もするが、有利な点ばかりでなく、 他の接続に比べて不利な点もすこしあり、ひとつは高周波帯を用いるために雑音に弱く、 長距離の通信には適していないということ、もうひとつは1対1の専用線と同じような 接続をするために使用者側だけではなく、局側にも加入者分の装置が必要となることである。 さらには、現段階では、データの漏れもみられ、CATV接続と比べるとセキュリティーが なっていない点もある。この部分も改善すべき点である。
インターネットアクセスに関して述べると、インターネットがわの回線速度が 遅いことがあり、このとき、インターネットの遅い回線にアクセスが集中するためインターネット側に 大きな不可がかかり、他のユーザが利用できなくなるなどの障害が生じることも 確認されている。つまりは耐え切れるほどのバックボーンが作れないのである。 つくったとしても、コストが跳ね上がってしまう。

どちらにせよ、現在、かかる金額は月に数万〜10万と、膨大な額になっているので、 これからの発展がのぞまれるところである。
NTTでは光ファイバへの移行を考えているということである。

参考HP http://info.ntt.co.jp/xdsl


ダイアルアップ接続サービス
 インターネットが日本で注目を浴び始めた頃からあるサービスで、現在最も普及しているサービスの一つである。モデムと呼ばれる接続機器を用いて一般電話回線経由でプロバイダ(インターネット接続業者)にダイアルアップし、プロバイダのサーバを介してインターネットに接続する。つまり利用したいときにダイアルアップし、インターネットに接続する形態である。
 料金のほうは普通の電話と同じように電話会社に払う接続時間分の電話料金とプロバイダに払う接続料金が必要となる。電話料金についてはたいがいのプロバイダは自分の住んでいる同じ地域にあるので市内料金で済み、また深夜23時から翌朝8時までの時間帯は月額一定料金となるNTTの「テレホーダイ」というサービスもある。プロバイダの接続料金はプロバイダによってまちまちで、使用時間に比例して課金される従量課金制と月額一定の固定料金制等があるが、普通は月数千円くらいである。
 通信速度は他の接続サービスに比べると遅い(アナログ〜56kbps、ISDN〜128kbps)ほうで、回線の混雑時にはさらに速度は低下し、最悪の場合つながらない時もある。
 ダイアルアップ接続サービスの特徴はなんといってもお手軽さである。現在のパソコンはほとんど最初からモデムが装備されており、家のモジュラージャックに回線をつなげるだけでインターネットが利用できる。またプロバイダに加入すればインターネット接続のみならず、追加料金なしに自分用のメールやホームページといったサービスを受けることができる。歴史が古い分プロバイダは星の数ほどあり、自分のニーズに合ったプロバイダを選ぶことができるのもダイアルアップ接続サービスならでは。大手のプロバイダの場合日本各地にアクセスポイントを持っているので、旅行や出張で出かけた際にも便利である。
 回線速度には不満が残るもののサービス内容は豊富で、しかもプロバイダのホームページ上には設定の仕方などが詳しく載っている場合も多く、アフターフォローも万全。インターネット初心者にはうってつけのサービスであろう。

CATV接続サービス
 最近ユーザーが急増しているサービスの一つである。ケーブルテレビ会社から契約者宅まで電柱を利用して張り巡らせた同軸ケーブルを利用してインターネット接続を行う。ダイアルアップにおけるプロバイダと電話回線を、ケーブルテレビ会社と同軸ケーブルに置き換えたものと考えるとわかりやすい。ただしいちいち電話をかける必要もなく常にインターネットに接続されているので好きな時間にインターネットが利用できる。ダイアルアップと違いモデムは使用せず、たいがいケーブルテレビ会社から無料で提供されるケーブルモデムという専用の装置とパソコンとをつなぐ。パソコンとケーブルモデムはLANで接続するのでLANカードとLANケーブルを自分で用意する必要がある。
 速度のほうは最低数百Kbps、早いところではMbps単位の速度が出るところもあり、一般用途ではまず不満に感じることはない。
 料金については月額5000円程度。ダイアルアップよりやや高いが常時接続が可能で電話料金を気にすることなく、速度が速いことを考えればかなりお買い得と言えよう。
 CATV接続サービスの残念なところはサービスエリアが非常に限られていることである。まだCATV接続サービスが始まったばかりでケーブル会社の数が少ないことが原因だが、例えケーブル会社の数が増えたとしてもダイアルアップ接続サービスのようにすべての家庭が享受できるほどまでにはならないであろう。また、まだサービスが始まったばかりなので初心者に対する配慮が少なく、多少、中級者向けという感もある。それでも常時高速接続は魅力的で、ダイアルアップ接続ユーザーが次のステップとして考えている一つの選択肢であることは確かである。


まとめ
最近ではADSL接続や衛星通信接続など魅力的なサービスが次々と始まってきている。インターネット接続サービスにはそれぞれに長所短所があり一概にどれがいいとは言えないが、ユーザーの選択肢が広がることによって競争が激しくなると必然的にサービス内容も良くなるはずなので、ユーザーにとってはうれしい限りである。



なぜ、今ブロードバンドなのか?

「ブロードバンド以前のインターネット接続環境 」
昨今話題のブロードバンド !!
ではブロードバンドとはなんでしょうか? それは、従来なかった、大容量のデータ通信が可能で128Kbps以上の速度を持つ回線。 というのが無難な答えでしょう。
この意味では、従来もブロードバンドは実在しました。 1.5Mbps、5Mbps、それ以上の速度といった専用線サービスなどが既に存在しています。
しかし、そういった大容量の専用線サービスは、導入コストと、月々の運用コストが高価で、個人でも法人でも導入に踏み切るのはまれなことでした。
おおよその場合、ISDN接続かダイアルアップ接続という接続方法でインターネットを利用していることが多いようです。 しかし、昨今、CATVやADSLなど、専用線と比べて考えられないような低コストで大容量の回線サービスを利用できるようになりました。これらのサービスが広まることによ ってより多くの個人、法人が大容量のデータ通信を実現できるようになります。

「速度、価格」
ブロードバンドを代表するインターネット環境として、 DSL ・CATV(CATV) ・光ファイバーネットワークが挙げられます。上記インターネット接続環境は「誰もが」、「必ず」利用できるとは限りません。 3者とも地域的格差、物理的環境により利用できない場合があるのです。  
その中で最も利用しやすいのがDSLです。従来の電話回線を使ってインターネットへの高速接続を実現するもので、新たに回線を引く必要がありません。  
また、3者とも従来のインターネット接続環境の数倍もの通信速度を実現しており、価格もDSL、CATVでは月額数千円から利用することができます。
光ファイバーはまだ、実験段階であり、対応地域が限定されており、価格も数万円からと安価とはいえません。  
 
 
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■ 実利を優先したDSL技術

「DSLとは Digital Subscriber Line=デジタル加入者線」
DSL技術とは、一般家庭にも引かれているメタル電話回線を利用して、デジタル信号の送受信を行う技術です。 もともとは1980年代にアメリカのベル研究所で発見された技術ですが、インターネットに 高速に接続する方法として注目され、実用化されたのはごく最近のことです。 一般に、DSL技術では、通話で使用する帯域より高い周波数帯域を使用します。ですから、電話の機能を 損ねることなく、高速のデータ通信を行うことが可能です。

「普通の電話線を使う発想 」
一概にブロードバンドといっても先に述べたようにDSLのほかに、CATV、光ファイバー 等、様々なインターネット接続環境があります。 しかし導入を考えた時に現時点で最も効果的なものは何でしょうか? 電話回線は全国どこでも敷設されており、地域的な格差が最も少なくインターネットに接続できます。この意味ではDSLが最も導入しやすいでしょう。また、費用面でも比較的安価に導入ができます。既にアメリカ、韓国でも広く導入されており実績もあります。 もう既にある電話回線を利用して高速にインターネットに接続する。個人、会社にとって 最も自然で、最も効率的な方法といえるでしょう。

「種類はこんなにたくさん 」
DSL技術といっても種類は様々あります。代表的なDSL技術を表にまとめましたのでご参照ください。この中で、広く知られているのがADSLです。

名称 伝送形態 標準規格 最大伝送速度 特徴
ADSL (asymmetric DSL) 非対称型 G.992.1 G.992.2 上り:〜640Kbps 下り:6.144Mbps ユーザー宅から局までの上りと下りで通 信速度が異なるのが特徴。ISDNとの干渉など国ごとの事情を考慮したいくつかの「Annex」(追加仕様)が規定されている。

HDSL (high-bit-rate DSL) 対称型 G.992.1 1.5Mbps 主に米国でT1回線(1.5Mbps)に利用される。 日本国内でも利用されるケースはある。

IDSL (ISDN DSL) 対称型 G.961 144Kbps (2B+D) ISDNもDSLの一種とみなし、IDSLと呼ぶことがある。
SSDSL (synchronized symmetric DSL) SHDSL (single-pair HDSL) 対称型 G.992.1 Annex H G.991.2 〜2Mbps程度まで G.992.1 Annex Hは、ISDNと同じピンポン伝送方式を使って上り下りを片方ずつ送信する方式。ISDNとの干渉も緩和。 一般的にはSDSLと呼ばれる。
VDSL (very-high-bit-rate DSL) 非対称型 G.993.1 上り:〜6Mbps 下り:〜52Mbps程度 ユーザー宅から電信柱や曲がり角までの短い距離での通信を想定(その先は光ファイバを使う)。ADSLよりも広い周波数帯域を利用することで高速通 信を実現する。
 
 
 
 
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■ ADSLの仕組み  

「上りと下りが非対称だからAsymmetric DSL 」
上りと下りが非対称とはどんなことでしょう? データを送信するのが「上り」、データを受信するが「下り」、こう考えるとわかりやすいでしょう。
一般に、上り512Kbps/下り1.5MbpsのADSLといった場合を考えてみましょう。 通常インターットに接続してネットサーフィンを行う場合、
1.特定のURLをブラウザ上で指定してホームページを要求。 <上り>
2.指定したURLのホームペーをブラウザにダウンロード     <下り>
となります。 「URLを指定してホームページを要求」するときに512Kbpsのスピードでデータを送信し、 「指定したURLのホームページをブラウザにダウンロード」するときは1.5Mbpsのスピードでデータを受信することになります。
このようにADSLでは 「上り」と「下り」でデータ送信のスピードが異なります。

「図で分かる周波数帯の構成 」
DSL技術は「通話で使用する帯域より高い周波数帯域を使用して電話の機能を損ねることなく、 高速のデータ通信を行う技術」と先にも述べましたが、ADSLを例にとり、実際の通信時の電話線の中の様子を図にまとめましたのでご参照ください。 図を見ますと通話で使う周波数帯域との違いがおわかりになるでしょう。


 
 
 
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■ ADSLの接続イメージ

「電話回線は電話局に集まる」
ADSLを利用してインターネットに接続する場合、どのような構成になるのか少し詳しく見てみ ましょう。 下の図を見ていただくとわかるように、ADSLを利用したデータ通信の部分は、各家庭、会社から 電話局までの部分です。
ここで注意が必要ですが、ADSLを利用してインターネットに接続する場合、各家庭、会社と電話局から後の部分(図中Bの部分)の接続を考慮する必要があります。

結局のところ、上り512Kbps/下り1.5MbpsのADSLといっても、このスピードでの通信は、各家庭、 会社と電話局間でのことを指しており、インターネット接続全体がこのスピードで実現され るということではありません。 電話局から後の部分(図中Bの部分)はDSLサービスを提供している回線業者、プロバイダ等によって環境が異なります。電話局から後の部分のバックボーンに注目してどの会社のADSLを利用するかを検討することをおすすめします。

 


「バックボーンの意味 」
先述した、「バックボーン」とは何のことでしょうか? 一般にバックボーンとはネットワーク基幹線という意味ですが、もう少し詳しく説明します。 インターネットに接続するには、 
1.各家庭、会社と各プロバイダー間を接続  
2.各プロバイダーからインターネットに接続
という手順を踏みますが、2.の「各プロバイダーからインターネットに接続」する部分の回線がバックボ ーンです。
さらに説明しますと、全国、世界中に帯域が太く大量のデータ通信が可能な回線が存在し、相互に結ばれています。これがバックボーンというわけです。
プロバイダを通して各バックボーンと各家庭、会社を接続することで全国、世界中とデータ通信ができます。
これがインターネットなのです。
インターネットに接続する場合、各プロバイダのバックボーンが細ければ大容量のデータ通信がむずかしくなります。このように「バックボーン」の容量を考慮することは大変重要なことなのです。
 
 
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■ 常時接続には意味がある

「インターネットに接続したまま」
ブロードバンドの特徴として、高速なデータ通信のほかに、常時接続という要素があります。 常時接続とは、文字通り、ずっとインターネットに接続したままの状態のサービスです。 ダイアルアップのように、ネットサーフィンの途中で回線が途切れて再接続が必要になるといったことはありません。

「課金システムが違う」
料金体系も異なります。ダイアルアップ、ISDNが接続時間に比例してプロバイダの料金と電話会社の回線使用料を請求されるのに対して、CATV、ADSLでは月々定額でサービスが利用できます。 回線はいつもつなぎっぱなしですからどれだけデータをダウンロードしても料金は変わらないのです。

何か調べものをする時、すぐにインターネットが利用できて、月々定額で電話代を気にせずに、すきなだけデータをダウンロードできるということは利用するみなさまにとって大きなメリットだと思います。
 
 
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■ ADSLの速さを理解する

「回線の速度を量る単位 bps」
ADSLを利用して高速にインターネットに接続するといままで述べてきましたが、それでは、ADSLはど のくらい速いのか検証してみましょう。
検証の方法として、従来のインターネット接続方法と比べることで速さを測定してみましょう。 検証の前に、速さを測る単位としてbps (Bit Per Second)というものがあるので説明します。
直訳すると、「1秒間に、何bitのデータを送受信」する能力があるかということです。
bitについてここでちょっと補足します。 みなさんが、ファイルを作成し、保存するときに、「50KBの容量 のファイルを作成」などということがあるでしょう この50KBとは、正確には50Kbyteとなります。byte = 1bit X 8 ですから、50KBは、400Kbitもしくは、 400000bitとなります。

従来のインターネットへの接続方法としては

ダイアルアップ接続
ISDN接続

が主流でした。

それでは、従来のインターネットへの接続方法の速度はどれくらいなのか検証してみましょう。

ダイアルアップ接続: 56Kbps
ISDN接続: 64Kbps


各接続方法では、一般に上記のような回線速度でデータ通信が行われます。 ここで、もう少しわかりやすくするために、1Mbyteの画像をダウンロードする場合に要する時間を計ってみましょう。
1Mbyteは1Mbit X 8 ですから → 8Mbit。 8Mbitは8000Kbit x 1024ですから→8192000bit になります。
これをそれぞれの接続方法での速度で除算すれば通信時間が算出できます。

ダイアルアップの場合   8192000bit / 56000bps = 146.28571428・・・・ 約146秒
ISDNの場合   8192000bit / 64000bps = 128秒

となり、分に直すと

ダイアルアップの場合  
146秒 / 60秒 = 2.433333・・・・・ 約2分43秒

ISDNの場合  
128秒 / 60秒  = 2.1383333・・・・ 約2分13秒という結果になります。

従来のインターネット接続方法の通信速度がわかったので、ADSLの場合について見てみましょう。
ADSLの回線速度は、

ADSL: 512Kbps〜1.5Mbps


というのが一般的です。 ダイアルアップで56Kbps、ISDNで64Kbpsでしたので、 ADSLの512Kbpsの場合だと

ADSL:16秒

となり、ADSLのほうがはるかに速いことがわかると思います。
 

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■ 接続に必要な機器

ADSLを利用してインターネットに接続する場合、新たに機器が必要になります。 一般的に必要な機器について説明します。

「ADSLモデム」
パソコンからADSLを利用してインターネットに接続する際に必要なDSL専用のモデムです。

「ブロードバンドルータ」
複数台で構成されるLAN上のパソコン全てをADSLを利用してインターネットに接続させるときに必要な機器です。
1台だけインターネットに接続させるときにはADSLモデムだけで接続できます。

「スプリッター」
電話で使用する信号とADSLで使用するデジタル信号を電話線から分けるための装置です。
電話とADSL双方を1本の電話線で利用する場合に必要になります。


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■ ADSLによってインターネットがどう変わるか?

「ADSLから始まること」
インターネットの登場によって「仕事が変わる」、「新たなビジネスチャネルが誕生」などともてはやされた時代がありました。確かに実際、私たちの生活はインターネットによってずいぶん便利になりました。 電子メールを使って友達とコミュニケーションをとる、検索エンジンでわからないことを調べる。あるいは、仕事の進捗をWebサイトで管理するといったようにインターネットは私達の生活に不可欠のものとなりつつあります。 もっと便利に、もっと効果的にインターネットを使いたいという欲求はみなさんにもあるでしょう。 実際に、ビジネスの現場からインターネットを考えた場合、ブロードバンドの普及でビジネスのプロセスが大きく変化します。大容量のデータを送ったり、会社外の住居や営業所などの遠隔地で作業を進める場面を想像してください。 今までは、高速のデータ通信を行うためのインフラが高価で採算が合わず、実現は難しいと考えられてきました。しかし、ADSLが各家庭、会社に普及し、多くの人が高速のデータ通信を行うためのインフラを手に入れること、SOHOや数多くの中小規模の事業所がブロードバンドネットワークでつながることによって、企業間の業務プロセス効率化や協力体制、分業や作業フローの合理化など、不可能だったことが可能になるでしょう。

「重たいデータ→価値あるデータ」
CADデータ、DTPデータ、CGや映像のデータなどは、単なる数値やテキストのコンテンツデータと違い、非常に大きく、これまでは特別なビジネスフローが確立していない限り、これらのデータを送受信するためのインフラの整備は不完全でした。せっかく作業工程をデジタル化して創り上げたにも関わらず、会社の外にはオフラインで配送されていたわけです。ADSLが普及することで私達のビジネスシーンはどうなるのでしょうか? いままでは、オンラインでデータを送りたくても、送先に環境がない、データ容量が大きいため確実に送れる可能性が低い。といった理由でデータをメディアに格納しバイク便、宅配便で送り、送先にデータの受取りを確認するというように、とデータを送るという作業だけで、多くの時間と労力と費用をかけてきました。
しかし、データの送受信がオンライン化することで、必要なときに、必要なだけ、データ通信が可能になります。 データを、オンタイムでタイムリーに、しかも大量に利用できることで、価値あるデータをより効率的に活用することができるのです。

「変わらない会社と変わる会社」
これまでADSLについていろいろな側面から見てきましたが、ビジネスの現場で利用することのメリットはおわかりいただけたと思います。ADSLについて理解し、自分達の現状の仕事と照らし合せ、活用することができるかできないかの判断で今後のビジネスは変わってきます。 「自分の会社は今のところ必要ない」、「社内に理解してもらうには時間がかかる」と思う方もおられることでしょう。 しかし、時代は確実に変わっています。これまでは、一般に変化することにリスクがあると考えられてきました。マーケットやビジネス環境が激変する現在、これまでどおり留まり続けることの方が、逆にリスクを高めます。
今後の講座では、ADSLの実際の導入事例を紹介し、ビジネスの効率化とさらに新しいビジネスモデルの創出にどのように寄与するかを、見ていきたいと思います。
 


著者: japan.internet.com編集部 プリンター用 記事を転送
▼2001年8月14日付の記事
□国内internet.com発の記事

インターネットコム(株)と(株)インフォプラントによる、東京都内在住・自宅でのダイアルアップユーザーへ向けた調査によると、約3割のユーザーが、ADSLサービスに「乗換えの具体的な予定がある」と答えている。また、「興味はあるが具体的な予定はない」としたユーザーは4割となっている。

申し込みを検討している、興味を持っているサービス会社としては、やはりYahoo!BBが飛び抜けて多く、次いでフレッツADSL、特定のサービスはない/よくわからない、と続く。その他とするユーザーでは、DIONやJ-DSLの他、So-netなどをあげるユーザーもおり、「ADSL提供会社」と「プロバイダ」の違いについての認識がそれほど高くない様子も伺える。

ADSLサービスの利用を検討する際にポイントとなる点として、上位3つをあげてもらったところ、「料金」「速度」「接続の安定性」の3点が飛び抜けて多く、「サポート体制」をあげるユーザーはわずか2割弱、「PC複数台利用の可否」など、その他のものは1割にも満たない。

実際、「ADSLのサービスを受けるとした際、どんな会社を選びたいか?」という問いに対し、「最も料金が安いところ」としたユーザーは4割弱を占めている。ただし、5割強のユーザーは「最も料金が安いわけではないが、他のサービスなど総合的に評価できるところ」と答えており、Yahoo!BBに対抗し、他のサービス提供会社も近い値に価格を下げてきたことで、ユーザーの選択肢に入ってきていると言えるだろう。

また、「ADSLサービス」の認知度については、去年の11月に比べて格段にあがり、「言葉も知らない」としたユーザーは1%のみ。「詳しく知っている」「ある程度の内容は知っている」としたユーザーも合わせて6割近くに達しており、Yahoo!BBの登場と、「ブロードバンド」関連記事の氾濫により、ADSLに対する注目度は非常に高くなっているようである。

◆参考記事: ニフティ、イー・アクセス、アッカのADSL接続サービスを値下げ
 
Res.2 by 無回答 from 日本 2004/05/12 23:56:24

とてもよくわかりました。本当にありがとうございました。  
Res.3 by うそ〜〜 from トロント 2004/05/13 15:16:23

本当に、よくわかったの?Res1さんの説明を全部読んで”よくわかる”ひとは、今ごろになって、ADSLとダイアルアップの違いがどうの、、なんて言っていないと思うけど、、。  
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