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No.10570
自己責任論の本質は?
by WHY from 無回答 2004/05/08 11:50:55

最近ヴァンクーバーで、若者向けの日本語メディアの人質事件に関する記事を読みました。

その記事では主に高遠さんを取り上げ、「自己犠牲精神をもってイラクに行って人質になった人たちを非難する日本の世論に対して怒りを覚える」といった内容でした。各国の「ジャーナリスト」のコメントもサポートとして引用されていました。

「勇気をふるい起こして行った人たちを非難できる人間がいるだろうか。*** 同じ日本人として誇りに思うし、最大に尊敬したい」と記事は最後のほうで閉められます。

しかし、私はむしろ、下の記事を目にしたとき、「自己責任論は個人の人道支援活動を批判しているのではない。」という一文に同感しました。

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/iwami/sunday/

(文中の「政府は何でもやれ、活動は続けるなどという」は「続けるな、などという」もしくは「続けるな、という」のまちがいだと思います)

この記事にあるように、日本の世論の「自己責任論」の本質は、開放された人質3人の人道的行為やジャーナリストの使命云々よりむしろ、その家族の「肉親かわいさに礼節を忘れた、あまりにも傲慢な態度」を問う、つまり「国民を装ったわがままなただの個人主義者=戦後教育は、どっかまちがっていなかったかい?」「国と個人の関係って、どうなのよ?」という自分たちの社会に対する問いかけを表しているような気がします。

だから、今回の日系雑誌のジャーナリストさんの視点は、一般人の私とはあまりにも違いすぎると感じました。私と逆に、この記事に賛同された方は、いますか?

Res.1 by 高橋 幸二 from 京都市 2004/05/08 18:47:56

もし3人が誘拐されなかったら、もし国に自衛隊撤退でなく家族に身代金を要求されていたら、3人の評価はどうなっていたでしょうか。
自己責任論の本質が、解放された3人の人道的行為云々よりむしろ、その家族の「肉親かわいさから礼節を忘れた態度」から来るとしたら、3人はそれこそ被害者であり、「自己責任論」が本質から逸れている、つまり非難されるべきは家族であって当人ではないということになります。
家族の態度がどうとか、彼らの政治的スタンス(左翼)とかは度外視して、もう一度冷静に国家と国民の関係を問い直し、また危険な地区での人道活動について再評価するべきではないでしょうか。
被害者の家族は、あまりにも軽率に自衛隊撤退を口にし、メディアも3人の過去の政治活動などおもしろおかしく取り上げて、格好の政争の具とされてしまい、危険な地区での人道活動の是非という問題の本質が意図的に逸らされてきたように思います。

おぼれた人を救助するため海に飛び込み、英雄視された人がいます。
おぼれた人を救助するため海に飛び込み、自らも救助された人がいます。
飛び込むときには、その後どうなるかはもちろんわかりません。
あなたはどう評価しますか?

健康保険などについて、日本人が国家より組織(会社)を重んじるという毎日の指摘には同意します(何でも国家がやるのは社会主義的であって、それがいいとは一概には言えません。国家による恣意的な国民支配が行われる可能性がありますが、かといって会社がやっても同じようなことかもしれません)。日本人は民族性と国家の違いを意識していないし、日本国籍は初めから当然のように持っているものであって、権利として自分で獲得したという発想はありません。それゆえ国益のために何か(生命など)を犠牲にするという発想は、日本人には全く受け容れられないでしょう(ダグラス・グラマン事件やKDD事件など、会社のために命を捨てた人は何人もいます)。

毎日の文中に「フランスのように大陸で、外敵の侵入が容易なうえ、ご先祖さまがあちこちに移動する遊牧民族、騎馬民族の場合」とありますが、よほどの未開人でない限り世界のほとんどの民族は農耕を知っており、日本で農耕が始まったのは弥生時代(異説あり)、フランスでも紀元前から農耕を行っており、「農耕民族・遊牧民族」の話は聞き飽きました。島国は外敵の侵入を受けにくいというのも大航海時代以前の話です(林子平は、四方が海だから海防は必要ないとする幕府に対し、「海国兵談」のなかで「オランダ清国までの水路なり」と述べています)。「フランス人が騎馬民族で日本人が騎馬民族でない」という話については、ナンセンスとしか言いようがありません。
島国根性については以下のレスを参照。
https://www.jpcanada.com/asp/bbs.asp?bbs=006&msgid=2587&from=26  
Res.2 by マックン from バンクーバー 2004/05/08 22:32:18

>おぼれた人を救助するため海に飛び込み、英雄視された人がいます。
>おぼれた人を救助するため海に飛び込み、自らも救助された人がいます。
>飛び込むときには、その後どうなるかはもちろんわかりません。
>あなたはどう評価しますか?

あの3人組は目の前で死にかけている人達を助けに行った訳ではなく、取材して金儲け、絵本の題材探しなどなど、自分の利益のために行ったのだから、溺れている人を助けることとの比較にはならんでしょ。

目の前で死に掛けている人を助けるのは必然性がありますが、彼らの場合、必然性はあったんですかね。高橋さん。  
Res.3 by ムカ伊藤 from 無回答 2004/05/08 23:52:52

では、マックンにお尋ねします。

「今井氏の投稿が本物だとすれば、狂言である可能性が高い」というのは、いったい「誰の」狂言なのでしょうか?

>Res.35
>推論を無責任な発言だと考えるのは、全くのお門違い。ムカ伊藤氏

私の何がお門違いなのか、答えて下さい。

マックンは日本在住のはずなのに、どうして“from バンクーバー”になっているのですか?  
Res.4 by おやじ from ハリファックス 2004/05/09 08:41:10

今回の事件を「拙劣な狂言」と言ったおやじです。

トピ主さんの言う「国と個人、、、」がまさに間違えられていると思うのです。
なぜ、政府・自衛隊VS日本NGOとなってしまうのか?。
本来なら、自衛隊の不得意なところをNGOでまた、NGOができないことを自衛隊が、そして、自国のNGOは自衛隊が守るのだ。であるべきなのですが、そこに「不可解な政治性」が存在します。
それは、人質家族が、あまりにも鮮やかに、速やかに展開した「政府批判・自衛隊撤退要求」に見られるように、一体であるはずの国と国民が歪んだ「政治性・反日」のもとに対立の図式が組み立てられる、演じられる「報道・世論操作」をマスコミがやっているからなのです。
しかし、世間もうすうす、真に人道的な名誉もなにもない献身的な「ボランティア」と一発当てたいジャーナリズムや政治運動で飯食ってる胡散臭い奴らの違いを感じ取りはじめたのではないでしょうか。

日々を働いて暮らしておるものと、ボランティアで外国へ「自らの意志」で行くものの生き方に優劣などあるのでしょうか。
与えられた自由でイラクへ行くのもよいでしょう。しかし、国民が合意で派遣してないものが「国費を多大に費やす」結果を招来した場合、国民を理解さすだけの努力を本人も家族も覚悟しなければならないでしょう。
人道支援もボランティアも自衛隊同様の「遺書」覚悟の時期に来ていることを、お嬢様、おぼっちゃまも家族もわからなければならないのでは。

批判はする、非難はする、決まったことには従わない、しかし、権利はしっかり主張する。これは民主主義でも個人主義でもない、ただの「利己主義」だと断言します。

自分も政府非難、批判を繰り返しますが、それは「反政府」だからでも「反日」だからでもありません。自分の国を愛するが故に、誇りたいが故にであります。


追伸 ムカちゃん人生無駄にしないでね!  
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