>TOEFLの点数もカレッジ入学基準に手が届くところまでは
手が届くってことは、ギリギリということでしょうね。
それなら、カレッジの授業レベルについてゆける程には到底達して無いと思います。いきなり通常クラスをとるのは、たぶん無謀です。
私もTOEFLは日本にいる時から入学基準には達していましたが、まずはカレッジ付属の語学学校に通いました。そこで数ヶ月学んでから、普通クラスを履修を開始しましたが、それでも語学のハンデでついてゆくのに必死でした。
特に大学のクラスでは、どんなクラスでも、ほとんどディスカッションやプレゼンテーションがあり、毎日の読書量、アサインメントなど、半端じゃありません。語学のハンデがなくても大変なのに、テキストを読むのも、アサインメントの英語を書くのに人よりカナダ人の3倍の時間がかかったとしたら?ディスカッションで自分の意見を伝えられずパーティシペーションがゼロだとしたら?たぶん生き残るのは難しいでしょう。
比較対象は、TOEFLの点数ではなく「通常のカナダ人の英語力」です。ESLの学生が普通のカナダ人より語学の点でハンデがあるのは仕方ないですが、普通のカナダ人の英語力と比べて、自分の英語力がどの程度ギャップがあるか、というのは、実際に自分がカナダ人の学生の中に入ってみないと実感できないと思います。
付属の語学学校で一緒だった人たちも、同じように普通クラスに移行してから、やはりまだムリだった、と語学クラスに戻ってやりなおした人もいます。
というのは、FやDなどの悪い成績を多く取ってしまうと成績不良としてカレッジからワーニングが出て、次期からクラスを履修させてもらえないようなことになるからです。また最終的な成績が悪いと、単位はもらえても上のクラスの履修をさせてもらえず、結局、良い成績を取り直すために同じクラスを取り直す羽目になるからです。
カレッジの履修は最初の1週間くらいで授業料一部返還でドロップできる仕組みになっていることが多いと思います。この時点でドロップする人も多いです。また授業料は戻ってきませんが、ある日付までにWithdrawすれば、成績がFにならずに(悪い記録が残らずに)ドロップできる仕組みもあります。すべて、もうダメだ、悪い成績になりそうだ、と思ったら基礎からやり直せ、ということです。この日付を過ぎるとクラスの人数が減ります。それだけドロップする人が多いのです(カナダ人ESL関係ないです)。
通常クラスに入ってしまうと、英語だけの勉強なんてしている暇がありません。つまり、英語に不安があるのであれば、まずは語学学校に戻って、基礎的な英語を身に着けるつけるのが、遠回りのように見えて、一番の近道ということです。
今の時点で、日常のコミュニケーションや聞き取りだけでなく、英語のテキストは問題なくスラスラ読めるし、ディスカッションもライティングも自信あり、と言うのであれば、いきなり入学してみるのも手だと思いますが(それでもオススメしませんが)、TOEFLの基準点に手が届くくらい、という程度であれば、99.999%授業についてゆくのはムリだと思います。
こちらのカレッジは、容赦なく落としますよ。上に書いたように、悪い成績だと、次に取らなければならないクラスの履修権利もなくなります。Fが続くと履修停止になる可能性もありますし(そうなるとビザにも影響します)何よりも、授業料が水の泡になります。
とにかく、まず最初の数ヶ月、たとえ自信があったとしてもカレッジに慣れるためだけと割り切って、カレッジ付属の語学学校に行かれることをオススメします。
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