カナダに行ってまで日本語で英語を学ぶ事について、多少なりとも抵抗感や違和感、様々な意見があると思います。ただそこまでして99の門をたたこうと決めた生徒さんたちは非常に真剣で何が何でもTOEICのスコアを上げたいと願っていて真剣に勉強しようと心に決めていた生徒さんがほとんどです。考えてみてください。皆さんESLの学校の学校に通われたことのある方も多いと思いますが、ネイティブの先生たちに文法事項を教えられてあまり理解できなくても英語で質問さえするのも大変で、聞いてみたところで、いまいちしっくりこなくて理解に苦しんでしまうことはよくあります。確かにカナダで日本語で英語を学ぶ事に対する抵抗を持つ気持ちはよく分かります。ただ、この学校はTOEIC専門校であり、TOEICの傾向をしっかりおさえたレッスンを提供していると同時に、五文型など私たちが中学校、高校で学んできた根本的な英語の基礎力をも身につけてもらえるようにレッスンカリキュラムが構成されています。納得いかなければ、納得するまで、思う存分日本語で質問をし、説明を受ける事が可能です。決して無駄になる事はありません。私たちが子供であれば言語を習得するにおいて、何の理屈も無く文法も知らなくともどんどん耳から吸収していく事が可能です。しかし、私たち大人はそこに理由・理屈を必要とします。「なぜ、どうしてこんな言い方になるの?」といった具合に・・。子供にはそれが必要ありません。日本にいる3歳児はそんなことを考えずに言語(日本語)を話せるようになっています。しかし私たち大人は悲しいことに、そんな疑問が解決できなければなかなか頭に入ってきてくれないのです。文法を無視して英会話を習得すれば、確かに伝わるようにはなります。そして日常会話もある程度できるようになります。しかし、やっぱり broaken English になってしまいがちなのも事実です。きちんとした文法力が無ければ一文ががぶつぶつ切れた英語になってしまって、きれいなフルセンテンスの英語ではなかなか話せるようになりません。本当の意味での会話力向上を志す方は、日本語で英語の基礎力をしっかりつけた上でネイティブ先生たちに英会話を習うと全てがスムーズに理解できて上達が早いのではないかと思います。そこからはスピーキングのトレーニング開始です!
最後にこちらの先生方に関してですが、日本人生徒は日本人講師に対して大変厳しい目を持っています。同じようなクレームでもネイティブ講師に対しては出されないようなクレームでも、日本人講師に対しては非常に厳しいクレームが出されます。日本人としての常識、教え方などしっかり追求してきます。ただそれだけここにいる生徒さんは真剣です。本当にみんな缶詰状態で勉強しています。自分だけサボっていると周りの生徒さんを見て焦ってしまい、真剣にTOEICスコアを上げたいのなら、素晴らしい環境かもしれません。やっている子は夕飯を持ち込んで夜10時過ぎまで居残りで勉強していました。本当に頭が下がってしまいます・・・もちろんストレスもたまるし、やけ食いで体重も増えるのも事実なのかもしれません。TOEICの点数がなかなか上がらず号泣している生徒さんも目の当たりにもしました。しかし彼女は2ヶ月後には460点から700点越えを果たし、笑顔で卒業していき、今は日本の航空会社に勤務しています。生徒さん達が本当に真剣に99で勉強をしようと覚悟を決めているからこそ、先生たちに対して様々なクレームがでてしまうのかもしれません。もし授業に不安があったら、カウンセラーさんに相談してみて下さい。ここの学校にカウンセラーさんは生徒さんの気持ちをしっかり受け止めてくれる方なので安心して相談にのってもらえると思います。英語道は長いです!みなさんがどんな選択をしようと悔いの残らないように、頑張ってください!