韓国料理店の“使い回し事情”はすさまじいらしい。
KBSテレビが独自に調査したところ、実に80%の飲食店が使い回しをしていたというから、やっていない店のほうが珍しいということになります。
客はどんな食べ残しを食べさせられているのでしょうか?
一番多いのが「パンチャン」。韓国の飲食店では客が注文したメニューとは別に、キムチや塩辛、和え物、ナムル、韓国ノリなど数種類のおかずがタダでサービスされます。
日本の本格韓国料理屋でもそうですよね。
サービスいいなあ と思っていましたが、なんか複雑な気分になってきました。
これがパンチャンで、店側は「ケチな店」と思われたくないので山盛りで出してきます。
当然、大量の食べ残しが出るのですが、いちいち捨てていたら商売にならないので、盛り直して次の客に出す店がほとんどというわけです。
そのまま出さなくても、キムチチゲの具や炒め物に使われたりするようです。
ソウルはいま“回転寿司ブーム”なのだそうですが、回転寿司でも使い回しやネタ偽装がひどいのだとか。
生ものの寿司ですらこうなのですから、他は推して知るべし ということのようです。
また、焼き肉は高級店ほど使い回しが多いとも。
高級店に来る客は気前良くバンバン注文するので、食べ残しがたくさん出るだけでなく、大衆店のように肉をたれに漬けて出しませんから、残ったら盛り直してそのまま使えるのだそうです。
年末年始旅行で食べ残しを食わされない知恵はないのでしょうか。
最近はパンチャンを注文制にして、食べたいものを必要な量だけ出したり、客が食べ残しを備え付けのポリバケツに捨てるシステムの店が登場しているようです。
店頭に「再利用しない」というステッカーを張ることも検討されているといいますから、このようなお店なら、使い回しがまわってくることは少ないかもしれません。
ただ、いまのところ、一流ホテルの店でもない限り、ある程度の使い回しは覚悟しておいたほうがいいようです。
病気にならなければそれでいいのですが、やっぱり見知らぬ人が箸をつけたものを食べるのは(それも何回転???)、気持ち悪いですよね。
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