最近カフェイン取りすぎだなあと思って、ディカフのコーヒーや紅茶に変えたんですが、あれって何％ぐらいカフェインが少ないんでしょう？　それとも１００％ノンカフェイン？　

ものによって％が違うと思いますが、基本的にコーヒーや紅茶（ハーブティーを除く）は１００％ノンカフェインってのは無いと思います。
ちなみに私が持ってる緑茶のディカフは、普通の緑茶に比べて９９．５％少ないそうです。しかし、味はまずいです。 　

あまり詳しくはありませんが、ホストマザーがコーヒーのディカフを飲む場合は、スイス式でディカフにされたものしか飲むなといってました。他のは、健康に良くないみたいです。なぜでしょう？ 　

Res２さん。スイス式なのかどうか分かりませんが、普通に売られているディカフは、体によくない薬品でカフェインを抜いています。Spring　Water　で、時間をかけてカフェインを抜いたものもあって、これなら大丈夫みたいです。＞ケイパーズなどの自然食品店で売られてます。

ディカフ＝カフェインがない＝体に悪くない　って言う方程式は当てはまらないようです。 　

カフェインは熱に弱いので、コーヒー豆の場合ダークローストの方が浅煎りの豆よりもカフェインが少ないですよ。
私はディカフをたくさん飲むよりは、カフェインの入った飲み物は１日一から二杯程度に抑えて、後はカフェインフリーのハーブティーや麦茶なんかを飲むようにしています。 　

カフェインを抜いていない豆と比較して97.5％以上カフェインを抜いているものを"decaffeinated"と表示することができます。
つまり、ディカフは通常のコーヒーと比べてカフェイン含有量は2.5％以下です。

カフェインの抽出には塩化メチル、酢酸エチル、といった溶剤、またはＣＯ２、水などを使い、豆をロースとさせる前にカフェインを抜きます。

塩化メチル（ジクロロメタン）は強い毒性（変異原性）がありますが、４０Ｃぐらいで
完全に気化してしまいますので、製品に毒性が残る心配はありません。（さらに、200度と言った高い温度でローストするわけですから、塩化メチルは完全に除去されます）

しかし、毒性の高い化学物質を製造工程に使うことを嫌がる人もいますので、塩化メチルのかわりに、酢酸エチルを使って作られて製品も市販されています。酢酸エチルは果物中など日常的に見られる物質であるため、"naturally decaffeinated"という表示ができるようです。

上記のような溶剤を使用しないで、水だけでカフェインを抽出し、カフェインを活性炭フィルターに吸着させる方法もあります。しかし、この方法だとカフェインだけでなく他のフレーバーも水に溶出してしまうため、フレーバーの残った水を再度豆に戻してフレーバーを再現させる作業をします。

スイス式"Swiss Water Process"と呼ばれるものは、あらかじめコーヒーフレーバーを付加した水中でカフェインを抽出させるため、コーヒーフレーバーを損なわず、ディカフを作ることができるといううたい文句があります。

溶剤を製造工程に使用したものは、体に悪いものとは言えないようですね。