地震が起こってからの私は、気持ちが落ち込んでいました。
私には何もできない。心を痛めるだけ。
微々たる額しか寄付もできない。
テレビでボランティアの人の活動を見るにつけ、カナダでぬくぬくと暮らしている自分を責め、無力さをひしひしと感じていました。私に何ができるというんだろう?
そんな時、私の大好きなブログに次のような事が載っていましたので、紹介します。
http://ameblo.jp/signest/
<長いので抜粋しています>
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「復興のために、僕たちができること」
アニキ「そうか・・・。わかった。ボクたちがすべきこと」
龍「お。なんでしょうか」
アニキ「震災を受けた人たちに代わって、働きまくる! 稼ぐ! 金を儲ける!」
龍「そうきましたかーっ!」
アニキ「給料がなくなったら、被災に遭わなかったボクたちの馬力がなくなって、救援すらできなくなる。それじゃあ共倒れになっちゃう。だから、動けるボクたちは、今まで通り働く。今まで通りじゃないのは、頭の中に被災地の人々の顔を思い浮かべて働くということ」
龍「同感です。普段の生活を崩さず、悲劇を見ておろおろするんじゃなく、気合い一発入れ直して、とにかく働く、と。被災者の皆さんのために!」
アニキ「そう。働いて、余裕を作って、お金を送ろう。ボクたちは、起業してから11年間、お客様に仕送りをしてもらって、今まで御飯を食べてこられたんだから、今度は仕送りをする番だよね」
龍「たしかに。だって、復興はまだまだ続く長丁場だもんね。だから今だけポンと送るんじゃなく、定期的にお金を作って送る。つまり『仕送り』なんだね」
アニキ「そゆことです」
--<略>
おそらく今、これからの日本がどうなってしまうのか、言いようのない不安を抱えている方も多いかと思います。
かくいう僕も、震災当日は涙が溢れるばかりで、何も手をつける気が起きませんでした。
でも。
こんな時だからこそ、仕事をしましょう。
なぜか。
仕事をすれば、経済がまわります。
では、経済がまわると、どうなるのか。
被災地への義援金が増え、復興が早まっていきます。
そう。今こそ、震災を免れた人々が、自分の働く意義を見つけ、動き出す時期だと思います。
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私はこれを読んだとき、大げさですが、光が見つかったような気がしました。
節約して今あるお金から義援金を出すのではなく、彼らのために働いて、稼いで、送る。
何をしていいのか判らないと言って、単に祈って心を痛めているだけではなく、彼らのために働いて、稼いで、送る。
現場にいなくても、直接彼らの顔を見なくても、彼らのために、稼ぐことはできます。
ボランティアに行けなくても、今大きな募金ができなくても、今から被害にあった方の顔を思い浮かべて、その方たちのために、いつもよりたくさん働いて、いつもよりたくさん稼いで、義援金を送る。これは立派なサポートです。
どんな仕事であれ、彼らに義援金を送るために、働く。
これなら、誰にでもできる。私にもできることですよね。
特に、直接被害を受けていない私たちには、これが一番効率的な支援の方法だと思います。
いつもよりシフトを増やす、アルバイトを増やす。どんな仕事にせよ、彼らのための仕事であれば、立派な支援です。
私、がんばります。
がんばって働きます。