東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の高校生たちがアメリカ・カリフォルニア州を訪れ、震災直後、被災地で支援に当たったアメリカ軍の兵士たちに感謝の気持ちを伝えました。
カリフォルニア州を訪れたのは震災で被災した宮城県気仙沼市の高校生など8人です。
一行は26日、カリフォルニア州南部にあるアメリカ海兵隊の訓練施設を訪問しました。
施設では、アメリカ軍の支援活動「トモダチ作戦」に参加し、震災で孤立した気仙沼市の離島、大島で活動に当たった兵士も出席して歓迎の式典が開かれました。
この中で、気仙沼高校2年生の菊池亜紀さんは「海兵隊の皆さんは海岸を清掃して思い出の品を見つけ出し、私たちに希望を与えてくれました」とスピーチし感謝の気持ちを伝えました。
これに対し兵士の1人が、被災地を離れる際に見送りの人から手渡された紙テープを今も大切に保管していることを紹介すると、涙を流す生徒もいました。
スピーチのあと菊池さんは「いつ助けがくるのか不安な時に海兵隊が来てくれた。ずっと感謝していたので、お礼を言うことができてうれしい」と話していました。
また兵士の1人は、「感謝を伝えてくれて大変、感動している。子どもたちの健康な姿と笑顔を見られて、とてもうれしい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130327/k10013479341000.html
感謝の気持ちが伝えられてよかったです。