東日本大震災の発生から2年になるのに合わせ、アメリカ西海岸のカリフォルニア州で11日、震災からおよそ半年間の被災地の表情を記録したドキュメンタリー映画が上映されました。
この映画「サバイビング・ジャパン」は、震災直後からおよそ半年間、被災地でボランティアをしていたアメリカ人のクリストファー・ノーランドさん(32)が、みすからのビデオカメラで記録した被災地の映像を基に制作しました。
11日、カリフォルニア州の3か所の映画館で上映会が行われ、このうちロサンゼルス郊外の会場には、地元の人などおよそ100人が集まりました。
映画では、仮設住宅に暮らしながら行方不明の親族を捜し続ける女性や、東京電力福島第一原発の事故による放射能汚染に不安を抱きながら生活する母親の姿などが描かれ、上映中、涙を流す観客もいました。
ロサンゼルスに住む20代の女性は「映画を見て、震災や原発事故が終わっていないことに気付いた」と話していました。
映画を制作したノーランドさんは「映画を見て、多くの人たちに復興を支援してほしい」と話していました。
上映会はニューヨークでも行われ、収益金の一部は被災地で活動するボランティア団体に寄付されるということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130312/k10013155571000.html
上映会を広めていきましょう。