地震専門家の大予言のとうりになってしまっています。これによると、「引き続いて南海地震が起こるかもしれない。1854年の場合には、12月の23日に東海地震がありまして、翌日24日、わずか30時間を隔てて南海巨大地震が起こりました。」と書かれています。
以下抜粋。 さらなる詳細は
http://www.stop-hamaoka.com/koe/ishibashi050223.html
2005年2月23日 衆議院予算委員会公聴会において、現神戸大学・石橋教授が原発震災を強く警告(全文)
神戸大学都市安全研究センターの石橋と申します。宜しく御願い致します。
■地震の活動期に入った日本
日本列島の大地震の起こり方には、活動期と静穏期というのが認められます。で、非常に重要なことは、敗戦後のめざましい復興、高度経済成長、人類史上まれにみる技術革新の波に乗って、非常に利便性を高めた、高度に発展した都市が発展した。そして、日本の現在の発展が作られた。
これはですね、たまたま巡り合わせた日本列島の地震活動の静穏期に合致していた、ということであります。
ところが現在、日本列島はほぼ全域で大地震の活動期に入りつつある、ということはほとんどの地震学者が共通に考えております。
ということはですね、非常に複雑、高度に文明化された国土と社会が、言ってみれば人類史上初めて大地震に直撃される。それも決して一つではない。何回か大地震に襲われるという、そういうことであります。従いまして、これ大げさでなくてですね、人類がまだ見たこともないような、体験したこともないような震災が生ずる可能性が非常にあると思っております。
で、将来、具体的にどういう震災が起こるだろうかと考えてみますと、広域複合大震災とでもいうべきもの、それから超高層ビル震災とかオイルタンク震災とでも言うべきもの、それからもう一つ、原発震災とでも言うべきものが起こりうると私は考えております。
日本列島の地震情勢を簡単に言いますと、駿河湾から御前崎沖、遠州灘辺りの非常に広い範囲の地下で、すぐ起こってもおかしくないと思われているのが東海巨大地震であります。
で、その西、熊野灘では東南海地震、それから紀伊水道、四国沖では南海地震という巨大地震がもうそろそろ射程距離に入ってきた。今世紀の半ばごろまでにはほぼ確実に起こるであろう、と考えられています。で、2年くらい前ですか、特別措置法もできた訳であります。
■大地震
東海地震に関しては1978年にすでに大規模地震対策特別措置法ができております。
で、すぐ起こってもおかしくないと思われている東海地震が少し先送りされて、大地が頑張ってしまってすぐには起こらないで、東南海地震と一緒に、1854年に安政東海地震という非常な巨大地震がありましたが、そういうものが起こるかもしれない。その場合には、引き続いて南海地震が起こるかもしれない。
1854年の場合には、12月の23日に東海地震がありまして、翌日24日、わずか30時間を隔てて南海巨大地震が起こりました。それから1707年には今度は両者が同時に起こりました。そういうことも今世紀半ばにあるかもしれません。
一方、首都圏に目を移しますと、首都圏直下の大地震は、マグニチュード7クラスの大地震と思われていますが、これはいくつか地下の候補地がありまして、いつ起こってもおかしくないと考えられております。
過去の例で言いますと、安政江戸地震という直下型が起こって、江戸に大変な被害をもたらしております。で、将来もそういうことがありうると思います。つまり、東海、南海地震が起こって、じきに、その年か翌年か、2、3年後か分かりませんけども、首都圏直下で大地震が起こる、そういうこともあり得ると思います。
さらに、先立つ数十年間、内陸でも地震がいくつか起こる。すでに神戸の地震、それから昨年の新潟県中越地震はこういうものの仲間であっただろうと考えられております。