強制わいせつ容疑者など十数人を震災発生数日後、一斉に釈放。 「容疑者の身柄の安全優先」のため。
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バンクーバー 2011/04/20 10:14:41
東日本大震災の発生数日後、勾留中の容疑者十数人が処分保留で釈放されていたことが分かった。
検察関係者は「震災の影響で、容疑者の身柄の安全確保や被害者からの聴取が困難になったため」と説明している。今回の釈放は軽微な事件の容疑者を対象としているが、被災者の不安を増大しかねず、治安維持の観点から問題となりそうだ。
釈放対象となった逮捕容疑は強制わいせつや覚せい剤取締法違反など。殺人や強盗容疑などで逮捕された容疑者はいなかった。いずれも福島県いわき市内の警察署で勾留されていたが、震災発生数日後、一斉に釈放したという。
いわき市北部の地域は福島第1原発から30キロ圏内にあり、屋内退避指示が出されている。
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