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東日本大震災
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No.259
■日本が 「海洋汚染テロ国家」 になる日
by 無回答 from バンクーバー 2011/04/18 10:49:40

「海洋に放射能汚染水を流すなんて信じられない。これで日本は世界中を敵に回した」

元佐賀大学学長の上原春男氏は福島第一原子力発電所3号炉(もしくは5号炉)の設計にかかわり、外部循環式冷却装置の開発者でもある。

震災直後から複数回にわたり、菅直人首相はじめ政府、統合本部、東京電力などから助言を求められている。その上原氏は、放射能汚染水を海洋に流し続けるという決定を下したばかりの政府に対して、繰り返し嘆いた。

「なんで、あんなことをしたのか。海洋に放射能汚染水を流すなんて信じられませんよ。誰がそんなバカなことを決めたのか。これで日本は世界中を敵に回した。恥ずかしい。せっかく信頼のある国だったのに、本当になんてことをしてくれたんだ」

いまや政府と東京電力による愚かな決定の数々は、日本を「海洋汚染テロ国家」に仕立て上げようとしている。


Res.1 by 無回答 from バンクーバー 2011/04/18 10:52:45

東京電力本社にやってきた全漁連の代表者は、東電幹部に抗議文を手渡した。

〈4月4日 政府は福島第一原発敷地内の放射能汚染水を、漁業関係者に何の相談もなく大量に放水することを決定し実行するという暴挙に出た――〉

http://www.zengyoren.or.jp/oshirase/pdf/toudenkougibun.pdf

原子炉の温度を下げて、再臨界を防ぐには冷却しかない。よって、緊急対応的な海水(現在は真水)などの注入自体は決して間違いではない。

問題はその冷却水の行き場である。

上原氏のような冷却交換システムならば、当然に海を汚すことはない。だが、この4月4日に政府・東電が採用したのは、世界中が驚愕した前代未聞の冷却方式であった。

記者クラブの記者たちが追及しなかった“注入した冷却水の行方”…。

東京電力では24時間体制で記者会見が開かれている。記者クラブの記者たちはいつものように勝手に席を陣取って、大スポンサーである東京電力の機嫌を損ねないような質問に終始している。一部の良心的な記者を除けばほとんどがそうだ。

代わって東電の隠蔽しようとする情報を訊き出してきたのはフリーランスのジャーナリストたちである。同じ電気代を支払っているにもかかわらず、椅子すら与えられず、地べたに座りながらも記者会見に参加し、プルトニウム、放射能測定値、社長の説明責任について明らかにしてきた。

田中龍作氏は勝俣東電会長と大手メディアの接待旅行を暴露して追及を行なった。何より、今回の海洋汚染については、日隅一雄氏と木野龍逸氏の両氏による再三の追及によって、東電がその事実を渋々認めたことが大きい。

こうしたフリージャーナリストがいなかったら、事実はほとんど何も明らかになっていなかっただろう。

それでも海洋汚染については3月23日から事実の追求が始まったにもかかわらず、事実を認めたのは4月2日になってからのことだった。

2号機の原子炉建屋からタービン建屋に流れ込んだ汚染水が、取水トレンチや配管ダクトを通って、海面につながるピット(立て坑)に流れ込んだのは地震直後のはずである。少なくとも24日の記者会見では、日隅氏がこの点を問い質し、海洋汚染につながる危険性を指摘している。また同日、木野氏も汚染水が格納容器の中に溜まっており、外に漏れる危険性があることを武藤副社長に質問している。

Res.2 by 無回答 from バンクーバー 2011/04/18 10:54:27

環境基準の100倍が「低濃度」。これで世界は納得するのか?

隠蔽の事実を明らかにした途端、東京電力は今度は1万1千トン以上の「低濃度」の放射能汚染水を海洋に流すという決定を下し、即日実行に移したのだ。

毎時8トン以上の冷却水を注水しているのだから、貯蔵タンクもすぐに満杯になることはわかっていた。

だが、その状況を再三質問してきたフリーランスジャーナリストたちの声を掻き消すように、新聞・テレビは「低濃度の汚染水」の海洋投棄の安全性を強調し続けている。

そもそも、テレビ・新聞が使っている「低濃度」という言葉は東京電力の造語だ。通常の環境基準の100倍以上、つまり普通に考えれば高濃度なのである。この点を東京電力に問うと「相対的なものであり、『高濃度と比べて低濃度である』ということです」という木で鼻をくくったような回答が返ってきた。

すでに世界の論調では、日本は大震災に見舞われた「被害者」ではなく、海洋汚染という犯罪を行なっている「加害者」になっている。

世界共通の人類の財産である海を放射能で汚し、しかも周辺諸国への事前通告もなかった。それは全漁連がいうまでもなく、海洋テロともいえる人類初の暴挙である。

日本産の海産物は、今後、放射能による汚染を疑われて、大打撃を被ることだろう。実際、北海道から関東、いや九州にいたるまで日本の海産物への疑いの目は世界に広がっている。

福島から遠く離れている地域ではまだ風評被害といえるが、それでも、たとえば、北海道の漁協関係者が明らかにしたところでは、海外からの魚介類の注文が完全にストップしているという。もちろん放射能汚染を恐れての輸入禁止措置によってである。

Res.3 by 無回答 from バンクーバー 2011/04/18 10:56:00

海は人類共有の財産。

海洋汚染に対する世界の反応は厳しい。

アラスカ沖、メキシコ湾での原油タンカー事故の際、強烈な批判とともに、当の石油企業に多くの賠償金が求められたことは記憶に新しいだろう。

今回の日本政府の措置は、単純に事故とは言い切れないものがある。なにしろ放射能汚染水を計画的に流しているのだ。故意に汚染水を海洋投棄するという行為は、ロンドン条約、あるいは国連海洋法条約などの国際法に抵触する可能性がある。

東電にその懸念を伝えると「そのようなことは想定していない」と驚くべき返事が返ってきた。日本は世界の敵になるのではないか。海洋汚染は日本1ヵ国の問題ではなく、世界全体の問題である。

まさか政府はそのことを知らないわけではない。

菅首相は、自らが海洋への放射能汚染という環境犯罪の「首謀者」になっていることをきちんと認識すべきである。

ダイアモンドオンライン週間 上杉隆 2011年4月7日


Res.4 by ほんね from バンクーバー 2011/04/18 19:44:25

この懸案は真実の内部事情、被害状況を解っていないと簡単には断罪できないと思う。

日本政府は「日本国民」への被害を最小限に抑えるために敢えて国際的非難を覚悟で独断で強制実行したのかもしれないような気もしないではない。もちろんそれが善か悪かは僕にはわからない。

事前通知していれば反対にあうのは誰の目にも明白だったろう。



この独断実行が結果的に最悪の事態から国を守ったのかもしれない、、、。
Res.5 by 無回答 from バンクーバー 2011/04/19 00:56:21

原子炉建屋への注水が始まったとき、「その水はどこへ行くのかなぁー?」とチラッと思いましたが、まさかその水を海へジャージャー流してしまうという手を使うとは思いもしませんでした。

注水したときから、その水がどこかに行く(流れ出るなり、貯めるなり)ということはわかりきっていたことですから、これは確信犯です。
原発を作るほどのテクノロジーがある日本の技術者、科学者、政治家が水の行方を考えていなかったということはありえない。
Res.6 by 無回答 from バンクーバー 2011/04/19 07:30:58



広い海に汚染水流してしまっても、日本からのものだ、とは断言できないだろう。

広い空に放射性物質流れてしまっても、日本からのものだ、とは断言できないだろう。


ってことなのかな。
なんて考え方する国なんだ。
Res.7 by 無回答 from 無回答 2011/04/19 09:17:25

>日本政府は「日本国民」への被害を最小限に抑えるために敢えて国際的非難を覚悟で独断で強制実行したのかもしれないような気もしないではない。もちろんそれが善か悪かは僕にはわからない。

事前通知していれば反対にあうのは誰の目にも明白だったろう。

この独断実行が結果的に最悪の事態から国を守ったのかもしれない、、、。


爆発前に、世界が非難を促している間、日本国民にだけはその事実を隠蔽しようとして避難勧告がなされずに、本当なら被曝せずに済んだ人たちが、もうすでに被曝をしてしまっている。
そうしたのは東電と日本政府の独断実行で、結果的に最悪の事態にしたというのに、今更、何を馬鹿なことをおっしゃっているのでしょうか!?
本当に国民の為を思って行動していたら、もうとっくに海外からの支援を受けて、事態はこんなに今のような最悪な状態にはなってませんよ。


Res.8 by 無口答 from バンクーバー 2011/04/19 13:55:25



漁師にとって海が人生そのものであるように、雨上がりに外に駆け出して行ったり土を手ですくったりすることは子供たちにとって生きることそのもの。ただ子供たちはそれを絶対譲れない権利だと伝える術を知らず。大人の権利だけが受け入れられる。

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