「コンピューター監視法案」が大震災のドサクサに紛れて18日に閣議決定された。

この法案は、ネットを使った活動に対して、言論の自由の封じ込める言論統制に発展する可能性がある。

内容もさることながら、このタイミング、どう思いますか。

いいんじゃないですか。

これまでは、いくら迅速に捜査したいと思っても、裁判所の令状がないとプロバイダーの通信履歴すら保管できなかったんでしょ？それをできるようにする法案は私は賛成。私は、犯罪者をつかまえるためなら、警察が私の履歴を見ても気にならないよ。

ネットが無法地帯化して、犯罪の温床になっているのも事実。とんでもない問題があったときに、裁判所の令状なんて待ってられないってこともあるんじゃないの。

時代は動いてる。時代は変わってる。
ネットがなかった時代と今とでは、コミュニケーションの手口も犯罪の手口もまったく違うでしょ？
昔のまんまの法律で、新しい犯罪がキャッチできるなんて、ありえないよ。

今の時代、この法案を見て、言論統制がどうのこうのなんて、ちょっと時代が読めてないんじゃないかな。

もう、30年近く前になるけど、私が通っていた日本の大学が、新しい図書館を建設することになった。
若い人は知らないかもしれないけど、昔の図書館というのはコンピューターがなかったので、何万冊もある本すべてに手書きかタイプライターのカードが作られてて、手でせっせとカードを検索していた。それ以外に方法はなかった。貸し出しも全部手書きでノートに記載、返却日は手でスタンプが押された。

新しい図書館は、コンピュータを導入し、コンピュータで本を検索できるようにするというものだった。貸し出しも手書きでなくて、コンピュータが管理できる。今じゃ普通だよね。というか、今の時代、手書きで蔵書を管理してる図書館なんて機能しない。

でもね、この図書館のコンピュータ化に、一部の学生が猛反対したんだよ。ビラ配ったりデモしたり。なんでだと思う？
誰がどの本を借りたかをコンピューターで管理するのは、人権侵害だということ。
左翼系の本を借りた人をコンピューターで検索することが可能になる。危険だ。借りた本から左よりの学生をピックアップして危険視することができる、何て危険なシステムだ、大反対だと。

今とぴ主さんが、この法案で「言論統制」とか言ってるのをみて、この図書館のことを思い出した。

もちろんコンピューター管理されていたら、どの本を誰が借りたかなんて検索することは一発でできる。
でも、それとこれとは違う。時代は変わってるのに、それをプライバシーの侵害になる可能性があるからって、今の時代、図書館の本全部を手書きのカードで管理する？ナンセンスだよね。

図書館のコンピュータ化の反対と、この法案は、違う問題だというのはわかるけど「時代が急激に変わってきてることを考慮に入れなければならない」ってこと。図書館の場合、コンピューター絶対反対ではなく「貸し出しデータは返却時に消去する」というような規制を盛り込むことで中間点を見ることができる。本当に消去してるかどうか怪しいというところまで来るのであれば、コンピュータ化されてない図書館に行けばいい。そんなところ今はもうないけど。同じように、この法案がプロバイダのデータ保管の日数を決めていても、それを信用できない言論統制に発展する可能性があると思うのであれば、ネットを使わなければいいって話になるわけで。

一昔前と違って、ネット上の犯罪は無視できないほどの大きさになってるよね。
どこの誰かわからないだろう、いつでも逃げられると思って、悪いことをする人が山ほどいる。
それを、言論統制に発展する「可能性がある」から反対なんて、生ちょろい理想論だと思うよ。

言論統制に発展する可能性があることよりも（ネットはこれからますます全世界的なものに発展するので、日本が言論統制をするなんてほぼ不可能だと思うけど）今のネットの無法地帯化を取り締まってほしいほうだな。実世界と同じように、犯罪がどこで行われたかが、きちんと早く捜索できるような仕組みを作ってほしい。

政府が隠そうとしても、漏れる、漏れる。
国内からも海外からも、情報が早いし、多く、政府はうそがつけない。
もうこれは法律で禁止するしかない！

どのくらい恐ろしいことかもわかっていない。

その程度です。あの政府を見てたらわかります。
ここまでにほんの政治家が堕落しているとは思ってませんでした。

人命より金、保身。人の権利なんて何も考えてない証拠。

あ、でも管理しきれないと思うよ。一応法律はつくってもね。

遅いでしょ、何するのも。しかも誰も責任とりたがらないし。

内部告発は守られるようになるんでしょうかね。それができないなら、北朝鮮と同レベルということ。

管理しきれなくても、法律は作るべき。今のまんまじゃどうにもならない。