報告
☆ 世界のスポーツ界の壁は、今も厚くて高い
「 2011 WORLD MASTERS ATHLETICS CHAMPIONSHIPS Sacramento, California July 7 ー 17 」
豊かな緑と南北に街を流れるサクラメント河、今も古き伝統とモダンで、森に囲まれた美くしいSacramento、そこに浮かぶ開拓時代の香りを、今に伝える蒸気船!
今大会は、私にとり2度目のチャレンジだった。
スポーツの世界の壁は、今も厚くて高いとつくずく感じて来た!
今では、あらゆる面で人の肉体的、精神的限界をも遥かに超えているかに、これまで感じていた!
今夏の大会は世界中から約5000名参加し、遠くブラジル,フインランドなど約100ケ国が参加した。
彼らを迎え「 スポーツ大国の威信と誇りを掲げた」 かの、このUSAでの大会。
我々の種目は、世界100ケ国の内、投てきの伝統を誇る、スエーデン、ノールウエー、フインランドの強い選手それぞれ1名に、ポーランド、強豪のドイツから各2〜3名、
彼らを受けて立つ、最強のUSA選手が7名で、計30名。 ( アメリカは彼ら7名に2名のコーチの顔も見えた )
だが、世界基準と予選で、その内2/3の、20名が消え去って行った。
今回のファイナル10名で各国の威信を掛け、メダルを目指し競う事になる。
チャンスは3投、のみでで決まる。( 一瞬の一振りなのだ )
40〜45 メートル先の距離に、限られた角度内で、その延長上に円盤を投げ込まなくてはならない。
その20名内に落ちれば容赦なく、遠くブラジルからの選手も帰国につながる。( 数千ドルの費用が消える )
それら精神面の重圧は、肉体面以上に各選手の内面に反映するかの様だ!
最強陣と思えたUSの巨人達も殆ど消えていた。
私はかろうじてFinal10名の内に落ち着いた。
今年度世界最強の9名と肩を並ぶ事が出来た。
(今大会は日本国からのお呼びで、日本人選手として参加、初回の昨年はカナダ人 )
私の投法はこれまでの伝統を少し工夫し、大型選手の力の振り回しから、独自の体型を活かした、新しい投方でチャレンジした。
巨人達に混じり一際小型で、地下足袋姿の私は目立つ!
小型の体型を活かした早い回転で、地面に体重を沈めた中国伝統のカンフー技法で、地面から空中に円盤を引き出す。
足も、伝統のデイスカス専用の先が狭くて硬い靴でなく、ロッククライミング様の5本指の収まる地下足袋である。
回転が早い特長とは言え練習不足か、的から外れがちだった。( カナダの冬の練習期間は実に少ない )
だが、大型選手の投法に比較し、小型の回転なので見た目には素早い回転となる。
すなわち円盤の飛行距離は彼らと同じでも、その分空中に飛び出すスピードが際だつ。
新しい投法なのだ!
これら投擲種目は、これまでヨーロッパー系民族の歴史とも言え、今もアジアー系の選手は見られないスポーツ歴と言えよう。
日本選手も、ここ30〜40年皆無と聞いて居る。
♪ この際エピソードも1つ、お伝えしておこう。
理由は今も定かでないが、この投擲競技に約15名のオフィシャルのアメリカ人が担当していた。
だが、日本名の私には、実に友好的で、しかも終始穏やかに接してくれた印象が残っている。
彼らベテランのオフィシャル1人1人につけても、この場は世界選手権、実に緊張した折であり、厳しいルールで瞬時進行している。
余談だが、ここ1年間でドーピングのテストも2回の条件で、その費用も収めている。
辺は、各国のメデイーヤやカメラマンも1瞬の間も、目が選手の動き1点に注がれて居る。
私の出番には、珍しい日本名とは言え、MRを付けて呼んでいた。
3回共、辺の観衆に届く大きな声で、呼び出してくれた。
又、中には初めて向こうから話しかけて来るオフィシャルも、私の名に、さん(日本式)を付けていた。
今回も期待の記録に及ばず、メダルには届かなかったが、世界の舞台で暖かい友好を感じたのは、私のみではなかった様だ。
それでも、独自の新投法で、昨年初回の選手権より、Discus Throw で、1年間に5メート近く記録を伸びた事実が光る。
さらなる記録の伸びは、期待できそうだ!
もしかしたら、今年2011年の世界記録を塗り替える事も、視野に見えて来た感だ。!
♪ 環境を変えれば、人は無限に成長するかに導く、と〜♪
彼らヨーロッパー系民族の伝統を源流に、今又、新たなスポーツ界は 「 新たな限界を求めている 」 かに感じたのは、私だけだろうか!
又、「 MR の友好 」 エピソード に、何時の日か、沿いたいとも感じ始めた。
美しい森に囲まれたのサクラメントの街と、そこに活き付く、心暖かいアメリカ市民のさらなる躍進を期待してやまない。 Mike Miyoshi July/19/011
追伸 : これまで食事は1日6回で、この習慣の回数を落とすには時間がかかりそうだ!
追伸#2 :今思うに、ここサクラメント地方の隅々に、「戦後日系の人々の、美しい心が」 今も活きて居るかに感じてやまない。
2010年度のメモ、 「 一振りの技 」より
http://www.homes3000.ca/news_reports/mike_report19.html
July/19/2011 マイク 三好
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今回の優勝、日本選手におめでとうと伝えたい!
日本女性の新しい面に、世界はある種の驚きと、感動を蘇らせてかに感じています。
「 劣勢を耐えしのぎ〜 」 だがそこに、体力的、精神的、そして何よりも揺るぎない指導者と選手の信頼感!
これは日本の伝統文化であり、今又、日本精神の素晴らしさを世界に示した金字塔でなかっただろうか!
そう、スポーツの世界も、ただ勝利を目指すのみでなく、それへの思い、それへの熱い思いがより強烈にインパクトを呼び起こすかに!
マイク