jpcanada.comについて / 広告募集中 / jpcanada.com トップ

注意事項:当サイトのコンテンツをご利用いただく全ての方は、利用規約に同意したものとみなします。
このサイトの掲示板は情報交換やコミュニケーションが目的で設置されています。投稿内容の信憑性については、
各個人の責任においてご判断下さい。全ての投稿において、投稿者には法的な責任があることをご認識ください。
また、掲示板上で誹謗・中傷を受けた場合は、速やかにサイト管理者までご連絡をお願いいたします。→連絡先
お仲間発見!
お仲間を発見した時の感動は、何とも言えないものがある。
同じ趣味の人を見つけるなら、インターネットが一番ですよ!
恋人関連の募集は、「こいばな(恋話)」の掲示板でお願いいたします。
新規投稿される方は、こちらへ(アイコンの説明もあります)
No.2766
ピアノ ショパン
by 無回答 from バンクーバー 2006/05/09 12:05:42

別れの曲を弾きたくて楽譜を入手しました。
右手の動きの練習方法(エチュード?)を教えて下さい。

基本的な動きとしては、
1、2指が和音で3〜5がメロディといった理解でよろしいでしょうか?


Res.1 by from トロント 2006/05/09 19:05:44

とぴぬしさんの考えで間違いは無いのですが、右手と左手とを別々に考えてませんか? 基本的にこの手のロマン派の曲の多くは:1.めろでぃー部 2.ベースライン 3.ハーモニー(和声) で成り立っています。 ですから音質を3段階で分けていく必要があります。

1.めろでぃー部の音質ははっきりとしたラインで、且つ自然な抑揚や呼吸が自由に表現出来なければなりません。(この部分は例えればドラマの主役のようなものです。もしくは人物画を書く時、顔のラインをくっきり且つ柔軟に書くようなものでしょうか?)

2.ベースラインは独特な横の繋がりを持っています。 めろでいほどくっきりさせる必要はないけど、はっきりと耳で自然にラインを追っていける様でなくてはなりません。且つ全体の構成を導く役割を持っています:いわばはっきり画面には出てこないけど影で全体をまとめる映画の監督のようなものです。)

3.和声(補助)部は個々の音を単体として捕らえるのではなく全体が一つの”色”として聞こえてくるように、一つ一つがはっきりするのではなく溶け合って雰囲気をかもし出すものです。言ってみれば全体の雰囲気を生み出す背景です。この曲の出だしの場合、右も左も手の内側の部分です。

基本的に1はややシャープな音色だけれどもけっして無理に指に力をを入れたりしてはいけません。楽に指で腕立てをする感じのタッチと言ったトコでしょうか。指と鍵盤のコンタクトを指のアーチで意識すると言ったトコでしょうか。それでもって歌うように言葉の抑揚や母音・子音の微妙な差を耳で聞き分けていければオッケーです。

2.も同様に抑揚がありますが控えめです。また低音部は指に意識を向けるよりも耳に頼る事の方が大事です。どちらかと言うと柔らかいが中心部にはやや芯がある、言ってみれば、マリンバのバチに布を被せたのって見た事ありませんか?あんな感じです。

3.はペダルという水槽の中にインク(個々の音)をぽつぽつと落としていき混ぜ合わせると言った感じでしょうか。けっして個々の音が単体で主張してはいけません。好きな人に軽く優しく愛撫してあげるような感じで。

以上の事を楽に、出来れば無意識に出来る様にしましょう。絶対に無駄な力と無駄な努力は避けましょう。日常人間が行う動作のように(例えば歩く事)楽に必要な部分だけを必要なだけ使い、決して不必要な力は使わないよう心がけましょう。想像してみてください:もともと歩いた事が無い人が歩こうとすると、普段当たり前にみんながしている事がいかに複雑な筋肉の動作を伴っているかが解るでしょう。

あと弾いている最中に呼吸が楽に出来る様にしましょう:東洋人特有の変な”集中”をすると、よく呼吸が不自然になったり止まったりしている事に気が付くでしょう:それと同時に音楽の流れも同じ様に不自然になっているはずです。

そして何よりもそういう事務的な事は自然に出来る様にしといて実際に空気中に鳴っている音を楽しむようになり、且つそれを聞いて自由にアジャスト(調整)出来る様になたら、免許皆伝です。ピアノは絵を画く事や料理をする事とと何ら変りは無いのです。  
Res.2 by 無回答 from バンクーバー 2006/05/09 23:16:52

迅速かつ大変丁寧、分かりやすい説明大変に感謝しております。
このような価値ある返信があるとは思いもしてませんでした。
いさん。ありがとうございます。

>基本的にこの手のロマン派の曲の多くは:1.めろでぃー部 2.ベースライン 3.ハーモニー(和声) で成り立っています。 ですから音質を3段階で分けていく必要があります。

別れの曲をすぐに弾けるようにとは思っていませんでしたが、
こういった演奏技術を身につけたいと思っています。
エチュードとはいえ、難しいですね・・・。

フェイクブックから、3声のアドリブをするには当分先の話ですねー。
が、がんばりますよー。
淡々と流れる刻と、歌うメロディ、梅雨時期的な静かな魅力を感じますw


ご返信いただいた内容で演奏時の心構えや、
アンサンブル(3声のミキシング)のイメージがしやすくなりました。
また、メロディと呼吸の関係など、聞きやすさにつながる大切な要素ですね。
大変参考になりました。


ps
今後手にしようとしている演奏技術の段階(シラバス)が分かりません。
ピアノ学習者に適したHomePageの紹介など教えていただけたら幸いです。
 
Res.3 by from トロント 2006/05/10 21:51:46

え〜と。。。 あまりメソッドのようなものを信じない私としては学習者に適したページは思いつかないんですが。。。お役に立てなくてすみませぬ。

代わりに某著名な日本人ピアニスト、S.N.先生の匿名ページを紹介させて頂きます。(いいのかな〜勝手にこんなトコに貼りつけても…)。全国音楽相談室などとても参考になります(?…笑)。一流の演奏をするピアニストの頭の中は一体どうなってるんだろ〜という事がよく解ります。ちなみにかなり昔に書かれたページで、現在は全く更新されておりませんのであしからず。

http://members.aol.com/hanayagui/  
お仲間発見!トップ 新規投稿 jpcanada.com トップ
Supported by Spencer Network