日本に対しては言いたい放題、やりたい放題の韓国は、もしかすると日本が外国であることを理解していないのではないか。
「北東アジアの平和のためには、日本が正しい歴史認識を持たねばならない」
朴槿恵(パク・クネ)大統領は7日のオバマ米大統領との会談でこう述べたという。率直に言ってわけが分からない。
朴氏は、日本が歴史問題で全部譲れば北朝鮮は核・ミサイル開発をやめ、
韓国は竹島(島根県隠岐の島町)を返し、中国は尖閣諸島(沖縄県石垣市)奪取も海洋進出もあきらめるというのだろうか。
相手が日本なら、無理でもデタラメでも許されるというのは、幼児的で他者依存的な「甘えの構造」だ。
ところが、韓国はそんな自明の理にも気づかない。
それどころか、今月2日の米国務省の定例記者会見ではこんな場面もあった。
韓国人記者が繰り返し「日本の憲法改正に賛成か」と質問したのに対し、
ベントレル報道部長が「それは日本の内政問題だ」と2度、強調したのである。
米国は占領下の日本で、連合国最高司令官(SCAP)が新憲法を起草したことへの批判だけでなく、
起草に当たって果たした役割についての一切の言及すらも検閲で禁止したが、
今では「改憲は日本の内政問題」と言い切っている。一方で、当事者でもない韓国側がそれに不服顔をする。
つくづく不思議な構図だが、米国の威を借りて戦勝国・敗戦国の秩序固定化を図り、
日本の「戦後」を永続させようとする韓国の姿勢は、日本国内の護憲派のあり方とどこか似ている。
日本の手足を縛り、無力化するための占領政策の柱が現行憲法であるのは疑えない。 それゆえに、96条の改正要件を厳しく定めたわけだ。
そして今、護憲派は韓国メディアなどと声を合わせて、改憲派に対してこう扇情的に決め付ける。
「アメリカとともに世界で戦争をするために9条の改悪をしようとしている」(社民党の福島瑞穂党首)
根拠なく一方的に日本は右傾化、軍国主義化したとあおり、自分で勝手に憤激している韓国そっくりだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130508/plc13050822000025-n1.htm