事故の被害者です。カナダの加害者が保険に加入していない場合、損害賠償や慰謝料の差押えは裁判手続きを踏めば簡単にできますか？不動産だと事前に名義変更されていまう可能性もありますし。給与の場合、会社勤務ではなく知人の仕事を手伝う形などで、賃金を手渡しで受け取っている場合、裁判所が雇い主を押さえることのありですか？

弁護士さんに相談するのが一番ですが。

素人ですが、たぶん無理です。事故などで保険がカバーしてくれるものは、実際の被害の金額まで。カナダでは精神的苦痛に対する慰謝料、というのはとれないので、慰謝料、というのはないでしょう。そして、治療費もカナダは無料ですね。なので、被害者は金銭的には被害を被っていない。

たとえば事故のせいで、仕事ができなくなって収入が減った、なくなった、という場合は、そこの部分は請求することはできるでしょうが。

それでも、請求できたからといって、それを支払ってもらえるか、というのは別の問題。請求をのんでもらえなければ裁判。裁判で有利な判決がでたとしても、その裁判所の指示にしたがうか、というのは別問題。そして、給与の差し押さえですが、これも、本人の生活がおびやかされるような金額を差し押さえをすることはできませんから、ましてや給与の金額が一定でない、正社員でない人の給与は差し押さえようがないとおもいます。

州にもよりますが、裁判所が給与差し押さえできるのはチャイルドサポートくらい。
交通事故の場合は保険会社を通すことが法律で定められていて、それ以外で損害賠償を受けたければ民事訴訟を起こすしかありませんが、「保険会社を通せ」と却下されることになるでしょう。
どうしても、というのなら弁護士雇ってください。おそらく弁護士費用は自分もちになると思いますが。

まず、裁判や示談での正式な取り決めでいくら払うというような合意がないと、取り立てることはできません。
取り立てる手段も、弁護士からの手紙などで催促して取り立てるような形になります。
公的な機関で取立てをしてくれるようなところはありません。

州にも寄りますが、取立ててくれる機関があったところで、保険にも入っていないような人から差し押さえるようなものは何もないように思います。

裁判をして支払い命令が出たところで、ない袖は振れないわけだし、トピヌシさんが日本に帰ってしまっているなら、裁判自体も無理ではないかと思います。
こちらにいるうちに弁護士に相談して、何らかの手続きを始めればよかったと思います。

もし、働けない期間の補償というようなものが加算されるとしても、その事故当時から働けるビザがあって、毎週一定の時間数を働いていて、しかもその職にいずれ戻れるというような条件が揃っていなければ逸失利益として計算してもらえないです。
後遺症があって、障害者になってしまったような場合には、その補償が取れるかもしれないですが、とにかく相手に支払い能力がないことにはお話になりません。

もし、日本に一時帰国中で、カナダに戻ってから裁判をすすめるつもりなら、日本でも医者にかかって、現在の怪我や後遺症の状態を定期的に記録しておく必要があると思います。
もし、事故直後から継続する医者の記録がなければ、事故による怪我、その後遺症であるという証明ができないので裁判も無理です。

皆様、早々にご回答ありがとうございます。
自動車事故ではなくレジャーなのですが、以前カナダの弁護士に相談したところ、強制執行の手続きは可能とのことでした（判決後、新たな手続きとなりますが）。不動産の名義書換え等の際、給与を差し押さえることができるかまでは考えていなかったので、聞き漏らしてしてしまい、相談させていただきました。