インフラが古くなっている、しかし企業は利益だけを追求し、整備、エンジニアのトレーニングを怠った。
設備が古く、それを安全に整備するお金と人間がいなくては事故が起きることは幹部にはわかっていた。
それを見過ごしていた政府にも責任がある。

あのね、川の下流に汚い水が流れて来たのを
中流の工場のせいにするのはいいですよ。
ただ源泉がもともと汚いという疑問には辿り着かないですね。

行政もこれに気が付いたところもある、四日市の石油コンビナートで新しい施設を建設すると市の固定資産税を５年間減額し新しい安全な工場に企業が投資しやすくしたそうだ。

　現場が何かに気づいても上層部や大手の会社ってのは何もしてくれないよ。
たとえば大手の若手でも5年もすれば洗脳される。ある研修で、危険な仕事は下請けがやるから俺たちはそこに立つ必要もないし、知る必要もない。ただ、知識としてここに研修に来てるだけと言い放った奴がいた。大手の人間が幾ら資格持っていても現場で通用しないし、認識のずれは現場じゃないというだけじゃなく、人生が違うってことだと思い知ったよ。今の日本は現場をバカにし過ぎ。

アメリカでは企業の背任行為、責任者は２０年の懲役、日本で銀行が背任行為してもすみませんでしたと頭を下げるだけ。
このあたりが原因か。