この下院議員は、ミネソタ州選出のエイキン氏(65)。現在6期目で11月の選挙で上院選にくら替え出馬する予定。■写真あり■
エイキン氏はインタビューで、
「医師から聞いた話だと、本物のレイプなら女性の身体は妊娠しない仕組みになっている。だから暴行されても妊娠する恐れはない」
と述べ、人工中絶を全面的に禁じても問題はないとの認識を示した。
この発言に、オバマ大統領は即座に反発。
20日、大統領報道官の記者会見に予告なしで姿を見せ、「衝撃的な暴言。女性の自己決定権を認めるかどうかが共和党との決定的な違いだ」と述べ、エイキン氏のみならず、大統領選で戦うロムニー前マサチューセッツ州知事との違いを強調してみせた。
事態を重く見た共和党はエイキン氏に出馬辞退を勧告。
ロムニー陣営もかばいきれないとみて、「われわれはレイプなら中絶に反対しない」と声明を出した。
ロムニー氏は、マサチューセッツ州知事時代、人工中絶に賛成していたが、最近は方針を転換、反対に回っていた。あえて声明を出したのは、大統領選に影響が出るとみて、エイキン氏のような考えとは明確に一線を画す必要があると判断したようだ。
詳細と写真:
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120821/amr12082119230004-n1.htm