『台湾農業の父』と言われ、今もなお台湾の人々に尊敬されている日本人技師、八田興一氏である。
日本統治時代の台湾で、農業の発展に尽くし、「台湾の農業の父」と呼ばれた日本人技師、
『八田與一氏の没後70年を記念する慰霊祭』が5月8日、台湾で行われました。
日本統治時代の台湾に渡った石川県金沢市の出身の技師、八田與一氏は、
1920年から10年がかりで 不毛の大地といわれた“台湾南部の嘉南平野”に
当時『アジア最大級のダム』と言われた“烏山頭ダム”と、1万6000キロにおよぶ
『灌漑かんがい)用水路』を建設し、台湾に広大な穀倉地帯を作り上げました。
八田氏が亡くなってから、丁度70年目に当たる5月8日、
地元の台南市のダムのほとりでは『慰霊祭』が行われ、
八田氏の銅像のそばに、地元の人など700人が集まりました。
『八田氏の慰霊祭』では、台湾の蕭万長副総統が『八田技師は台湾農業と台湾の経済発展の礎を築き、
ダムや潅漑施設は、後世の人達に大きな恩恵をもたらしている」と述べて、その功績をたたえました。
また、参列した八田技師の孫の修一さんは、
東日本大震災のあと、“世界でも突出した額の義援金”が台湾から日本に贈られたことに触れ、
『祖父がダムを作ったのは、『台湾の農民を救いたい…』という気持ちからだったと思いますが、
去年の震災では、『困っている日本人を救おう!』という
台湾の人たちの熱い気持ちに 心を打たれました」と述べました。
八田與一氏の功績が縁となって、台南市と金沢市は、去年9月に『友好交流協定を締結』していて、
今後、 観光などの面で交流を深めていくことにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120508/k10014980701000.html
台湾、改めてありがとう! 謝謝台湾!!
戦後厳しい中、八田氏の銅像だけでなく、台湾に貢献した他の日本人達のお墓や銅像を
中国人達から必死で守ってくれたそうですね。本当に本当にありがとう。恩は忘れません!
『八田興一氏記念公園』
http://a-eda.net/blogasia/2011/05/15-123122.php