韓国の20代女性が朝鮮族の男に拉致、強姦された上に殺害、バラバラにされた事件をめぐり、
警察のずさんな捜査が国民に大きな衝撃を与えている。
被害者女性が警察に緊急通報したにもかかわらず、
お粗末な対応のために“救出できなかった”ことに加え、
不祥事の隠蔽(いんぺい)を図ったことに非難が集中。
韓国警察庁長官が女性拉致強姦・バラバラ殺人事件で引責辞任を表明した。
事件発生は1日夜。ソウル近郊の水原市で、
帰宅途中の女性が40代の中国人の男(中国吉林省の朝鮮族)に拉致され、
男の自宅で暴行・強姦を受け、2日早朝に殺害された。
同日昼前に踏み込んだ警察が、女性の遺体を解体していた男を逮捕した。
韓国メディアによると、被害者は1日夜、男がトイレに行ったすきに、
112番(日本の110番に相当)に通報。「性的暴行を受けている」と訴え、
1分20秒の間に「拉致された現場」の説明を伝えたが、女性の通報を受けた警察官は、
「性的暴行の被害に遭っているんですね?」・「犯人は知っている人間ですか?」などと、
他人事のように尋ねる対応をしました。
容疑者の暴行によって女性の通報が不可能になった後も、
電話からは“6分20秒にわたって女性の悲鳴”が続いて、
約20人の担当者は、女性が性的暴行を受けている“壮絶な状況を把握”してい他にもかかわらず、
警察官たちは、「場所がはっきりしない」・「男の声が聞こえるが、夫婦げんかみたいだ」などと
言い放って、性的暴行の被害女性の、通報の内容をも否定する態度を取りました。
また現場警察官らは、公園や学校運動場など見当違いの場所を捜索。
「夜間の聞き込みは住民の迷惑になる」として十分な捜査を行わなかったとも指摘されている。
通報電話は7分半以上にわたり、男に殴られる女性の悲鳴などが続いたが、
「112申告センター」では「夫婦げんかのようだ」と深刻さを理解しない声も上がったという。
さらに、警察が「通報はわずか15秒」「通報内容に場所の情報がなかった」
などと虚偽の発表を行ったことも、世論の怒りの火に油を注いだ。
初動段階で出動した警察官は5〜6人、捜査員35人が投入されたのは“通報から4時間後”でした。
場所を特定していたのに、13時間も犯人を逮捕できなかった結果、
女性は殺害されて、“遺体がバラバラに切断された状態”で発見されました。
通報センターが推定した犯行現場の範囲は、実際の犯行現場を含めて65戸ほどの人家なので、
警察が動員した34人の捜査員が、それぞれ2世帯を捜索しただけでも、女性を救出できたことになります。
韓国メディアの取材に、犯行現場周辺の住民は、
「警察は事件当夜にはほとんど聞き込みを行わず、
聞き込みを始めたのは朝になってからだった」と話して、
女性の遺族も警察が捜査を怠ったことを批判しています。
女性の弟は警察に対して、「建物の中にいるのなら、住民たちを全員起こしてでも、
1軒1軒訪ねて捜し回るべきではないか!」と言うと、
警察官は「夜遅いため、1軒1軒捜し回るのは現実的に困難だ」と語っています。
女性の姉はパトカーの中で警察官2人が寝ていたので、
「ここで寝ていないで、妹を捜さなければ!」と言うと、
警察官は「今、外で一生懸命捜しているから心配するな」と答えて眠ってしまったと語っています。
女性が連れ去られる場面を目撃した住人は、
知人に「(女性)私が悪かった。助けてほしいと叫んでいたが、容疑者はそのまま連れていった。
よくある夫婦げんかに見えた。女性が不倫して夫に見つかったのだと思った」と話しています。
つまり韓国という国は、警察は拉致された女性が「性的暴行を受けている」と通報をしても、
「夫婦げんかのようだ」と十分な捜査を行わなかったことを隠蔽して、
目撃者も「よくある夫婦げんかに見えた」と話すような国だったのですね。
朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/04/07/2012040700512.html
時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120409-00000091-jij-int
殺害現場の部屋とトイレ
http://blogs.yahoo.co.jp/x1konno/36418465.html
★ 被害者の韓国女性に心からのご冥福をお祈りいたします。