今日バスに乗っているときの出来事です。休日の課外学習か何かでしょうか、先生と思われる引率者と中学生くらいの生徒たち5〜7人が乗ってきました。最後の一人を乗せる前に運転手がドアを閉めて発車しようとしたので、その引率者の女性が ’Please stop!’と叫びました。するとバスの運転手が何と言ったと思いますか? ’Don’t take my job!’と言ったのです。その後いくつかのやりとりがあり、運転手はバスの電話でどこかに電話をかけ、次のバス停で止まりました。始めは何故バスがずっと止まっているか分からなかったのですが、どうやらそのことが原因のようです。私達のせいでバスを止めているのか?とその女性が聞いたら、運転手はぶっきらぼうにセキュリティーのためだとか訳のわからないことを言っていました。かなり主要路線でしたからたくさんの人が乗っていました。結局乗客全員が降りて次のバスを待つことになりました。当然その先生と生徒一行も降りました。そうこうしているうちにバス会社の監視車が到着し、事情徴収みたいなのが始まりました。
誰がどう見たって運転手がcrazyですよね?この程度のことで気を害して、乗客全員が足止めを食らったのです。運転手はいい歳のおじさんですよ?
家に帰ってそのことをホストマザーに話すと、まず第一声が「ドライバーは何人だったか、その女性は何人だったか」でした。ドライバーは白人で先生はインド系の女性、生徒はみんなインドもしくは黒人の子供達だったのですが、それを話すと「やっぱりそうだと思った」との反応。起こった出来事そのものもそうですが、原因がそれだと何のためらいもなく推測できるのと、よくあることよ、みたいな感じで(勿論そんなことは言いませんでしたが)それ以上特に興味を示さなかったことが悲しかったのです。それが本当だとしたらものすごい人種差別じゃないですか。
あの状況で’Don’t take my job’という発言はどういう意味なのでしょう。次々といろんな国から移民を受け入れ、数ある仕事をその人(非白人)たちに横取りされるという何か根本的な感情でもあるのでしょうか。たくさんの移民を受け入れるカナダはそういう意味でもっと先進国だと思っていました。ただこの運転手がおかしいだけだったのでしょうか。
あの、トピ主さんのお話しの中にある「Don’t take my job」って、運転手さんが、「止めるか止めないか決めるのは俺の仕事だからお前にとやかく言われる筋合いはない」と言う意味だと思います。すごくフレンドリーで目的地に着くまでおしゃべりが止まらない運転手さんもいれば、挨拶しても完全無視って人もいて、色々ですよね。
誰がどう悪いかは、「Please stop.」「Don’t take my job.」の後の会話の情報が不十分なので何とも言い難いです。
私自身、教育関係の仕事をしている立場からして その女性の引率の人が 最後の子供の後にバスに乗らずに (おそらく)その人が一番初めに乗った事が そもそも問題の始まりだと思います。