http://bbs.jpcanada.com/detail.php?bbs=6&msgid=8589
↑これですね。
BC州〜カリフォルニア北部の太平洋岸には大きなプレートがあって、何百年に一回は必ず、このプレートがずれ込んで、大地震が起こります。
断層は、重みによって、毎年何ミリかずつ内側に入り込んでいて(この数値もすでに計算されています)それがある一定のところまで来ると、重みに耐え切れななって、バシンと上に戻ります。それが大地震となります。
どこに断層があって、どんな風に重みがかかっているかというのは、ほとんど判っているので、大きな地震の起こる場所は大体特定できています。断層があって、毎年動いていることがわかっている場合、いつかはバシンと上に跳ね上がって地震が起こることは、100%確実なので、この辺りに大地震が来ることは確実です。太平洋岸に直に面したポートランド、シアトルは日本の時のような巨大津波が直撃し、太平洋に直接面していないバンクーバーも壊滅的になるという予測があり、ここ数年、ずっと言われ続けています。
ただ、それが「いつ来るか」は正確には予測できません。断層は、ずれこんでは戻り、ずれこんでは戻りを繰り返していて、このインターバルは、地質学的に400-500年ということもわかっています。
いったん戻ってしまえば、あと400-500年は大丈夫ということですが、逆に言えば、すでに400-500年経っている場合は、その戻りの時期を、今か今かと待つことになります。他の断層や地核の変動から、圧力のかかりかたは変わってきますので、毎回同じとは限りません。だから地震は、必ず来るのだけれど、いつというのは予測できないのです(日本でも関東大震災や南海大震災が必ず来るといつも言われているのと同じです。待っていれば必ず来ますが、それが明日なのか自分が生きている間には来ないのか誰も判らないのです)。
最後にこの地域で大地震が起こったのは1700年ですから、311年。そろそろ次の大地震があってもおかしくない周期に突入しています。ただそれが明日来るか、もしかしたらあと100年くらいは大丈夫なのか、それもわかりません。
ただ断層の動きというのは、地球レベルで起こるので、どこか別のところがズレると、そこがズレた圧力で、他の断層に別の力がかかるという連鎖になりますので、太平洋岸をぐるりと囲む地域については、オーストラリア、インドネシア、日本、そして最近のアラスカの動きから考えると、この断層が動いても全くおかしくないです。ただ、それは明日かもしれませんし50年後かもしれません。
いずれにせよ、日本での災害を身近に感じた私達、あの教訓と知識を生かして、もし大地震が来たとき、どうすればいいか、どうするべきかを、常に頭に入れて置いたほうがいいと思います。